ブログについてつれつれ思う

久々に上海エクスプロアブログのコーナーを見てみると、何やら様変わりしている。
人気ブログランキングのコーナーができていたり、更新回数のランキングがあったり。

ヒット数だけでなく、色々な角度からのアプローチをするのは企業努力というものだな。
と、ちょっと感心する。
ついでに大薗さんのブログに「月曜更新」と銘打たれているのを見て、開き直ったか!と、これまた感心する。

人気ブログというのは、どうやら参加の意思表示をしないとダメなようだ。
週間 in, outという意味はどうもわからないが・・・
数年前なら参加しようと思ったのであろうが、最近、仕事に追われて更新が遅れがちだし、気疲れしているのでブログくらい気楽に書きたいし・・・
そんな思いが先にたったので、参加するのはやめにする。

しかしながら、ブログを始めたのが2004年の11月からだから、既に4年半続いている。
いままで日記も書いたことがない人間が、よくぞここまで続けたものだ。
記事も、最初の頃はずい分肩に力が入っていた様な気がする。ちょっととんがった感じ。
一時は、かなり受けに走ったり。
今は、気楽に書いている。

この1年間は、精神的にも体力的にも大変だったけど、お客様、元同僚、はたまた両親など、ブログを読んで連絡をくれたりするので、それが嬉しい。

仕事もほぼひと段落しかかっているので、あと1~2か月したら、執筆活動も本格的に再開できるはず。

このブログも、色々な方との重要なコミュニケーションの場なので、一息ついたら、また頑張って書き始めよう。


意外に親切・香港の人

会社設立から7ヶ月。
随分収入面でも安定してきたが、浪費は禁物だ。

そんな思いもあって、近場の荷物の運搬は自分でもやった。
何分、書類は重いので、DHLに頼んだら、近場の運搬でもひと箱HK$500する様だ。

という訳で、HK$100のカートを買って運搬。
知っている人に出会うと、「水野さんがなんでそんな事を!?」とか聞かれるのであるが、会社が大きくなるまでは、なりふり構っていられない。

運搬経路に一か所、短い階段がある。
ここが鬼門だ。

ただ、一人でカートと悪戦苦闘していると、必ず誰かが手伝ってくれる。
スーツを着た人だったり、それこそ配送の制服を着た人だったりするのだが、当り前の様に一緒に運んでくれる。

困っていると、結構親切だ。
香港の人。

今まで、香港の人は、エスカレーターに乗ったら直ぐに閉めるを押して、人が入れないようにする、とか、いろいろマイナスイメージを持っていたが、申し訳ない。

親切な人が沢山いる事がよく分った。

体を動かす事で、分かることがあるのも確かなようだ。


全然関係ないけど、3月30日の日刊工業新聞で、写真付きで大きくとりあげて頂いた。
有難うございました。

プロのカメラマンがとってくれたので、さすがに写真写りも良いけれど、ダイエットした方がいいな・・・
というのもよく分った。

重慶飯店で麻婆豆腐を食べて出発

3泊の日本滞在予定が4泊に延びた。
結果として、前日の鎌倉散策ができたので、何とも幸せな事ではあったが。

最終日は、横浜中華街で会食して成田に。
さすがに日曜日の中華街は大賑わいだ。

目指した店が入れなかったので、ここは規模の大きい店に行こうと、重慶飯店に矛先を転換。
辛い料理も食べたかったので、ちょうどよかったか。

思い起こせば、僕が小学生の頃、四川料理はほとんどなかった記憶が。
重慶飯店くらいしかなかったのでは?

あと、休日は麺、ご飯ものをださない店が多かった。
その後、(僕が大学生くらい?には)出す店が増えてきたが、日曜日は作り置きの炒飯でまずかった記憶も。

今はそんな事はない(と思う)。
中華料理の種類も増えたし、そんな手抜きもなくなってきた様だ。
中華街も、ずい分変わってきている。

麻婆豆腐が美味しかった

重慶飯店に来たからには麻婆豆腐を食べねば。

日本の四川料理は辛さが大変ソフトなので、注文の時に「辛くしてください」とお願いする。
出てきたものは、なかなか満足のいく麻婆豆腐。
僕としては、もう少し辛くてもよいが、日本で食べる麻婆豆腐としてはかなりいい。

あと、前菜は、アワビに蒸し鳥にクラゲ。
2人前なので、量は控え目(写真をとった時にはアワビをふた切れ食べてしまっていたので、本当は写真よりも多いです・・・)。

海老いためとチャーハンは日本風?

あと、五目炒飯にエビ炒め。

これは、日本風、というか、横浜中華街風のものであった。
美味しいけど、本場とはちょっと違うな。

そんな感じで料理を食べて、ビールを飲んで、紹興酒も少し。
中華街の老舗で昼から食べて、飲んでいると、老舗の蕎麦屋で昼から酒を飲むのに似た風情を感じる。
幸せだ。

中華街からycat(横浜シティエアターミナル)に移動すると、成田まで移動。
出発したてのバスから、ランドマーク、ベイブリッジ、そして横浜の海を眺めて成功イメージを頭に描く。
つもりだったが、すぐに熟睡。

成田到着はあっというまであった。

思わぬ休息(身体を休めた1日)

大通りの桜と瑞泉寺

ひょんな事からスケジュールが空いた。
今日はのんびりする事にして、実家からちょっと足を伸ばして鎌倉へ。

鎌倉は、実家の裏山から歩いて1時間くらいで行けるので、高校時代には、毎週のように一人で行ったものだ。
懐かしい。

思えば、去年の2月から8月までは精神がぼろぼろ。
9月からは、働きすぎで身体がぼろぼろ。

こんな感じののんびりした環境に包まれると、反動で身体がふらつく感じ。

ただ、自然の中を、花を愛で、昔を思い出し、てくてく歩いていると、徐々に癒されてくるのがわかる。

贈り物の様な1日だ。
あと数日間こんな感じの休息が欲しい。

気力を元に戻したい。
この1年は戦いに明け暮れた(僕の希望とは別に、明け暮れさせられた)。
殆ど休日は無かった。
1日17時間働く日々も続いた。

数日休息すれば、気力はまた充実しそうだ。

部下も揃ったし、これで本の執筆も開始できる。

良い1日だった。

靴磨きを試してみる

朝は日吉。

慶応の入学式の様で、大量の学生の渦に驚く。
いやぁ、若い若い。
いいもんだ。

その後は虎ノ門で、2件コンサルティング。
面談が連続してもらったので、お昼休みは20分。
持ち帰り弁当をかっこむ。

次は竹橋で打ち合わせ。
ちょっと時間が余ったので、虎ノ門の駅前にいた靴磨きのおじさんに靴を磨いてもらう。

実は靴磨きは始めて。
一度、のどかに椅子に座って磨いてもらいたかったのだ。

上海で靴が埃まみれになっていたので、丁度よい。
綺麗に磨いてもらった。

ただ、靴だけがぴかぴかで浮き上っているようだ。
500円の贅沢。

ちょっと嬉しい。

竹橋で2件面談。

午後5時に終わったので、今日は仕事仕舞い。

家に帰る前に、レーベンブロイの生ビールを一杯。

幸せ幸せ。

そんな感じの1日であった。

すごくささやかだけれども、充実した気分の中のささやかな幸せは大切だ。

black berryが活躍している

4月1日~4日までは日本。

午前3時近くまで仕事をしての午前便なので、大変眠い。
機内で寝ようと思ったが、K-20(怪人20面相)を2時間以上見てしまい、殆ど眠れなくなる。

成田到着してリムジンで実家に移動。
実家までの2時間は、ずっとBlack BerryでE-mail処理。
その前に、香港空港までの移動時間(エアポートエクスプレスの中)や香港空港でも、ずっとE-mailがさばけていたので、これを持ってなかった時の様な不安感(どんなメールが入ってるだろう、という)が無くて気持ちが穏やかだ。

実家に到着すると夜7時。
食事をすると、睡眠不足の反動で目が開けられなくなり就寝。

Black Berryが有ってよかった。
これがなかったら、夕食が終わってからE-mail処理で数時間業務に追われるところだ。

もう手放せないな。

感慨にひたってビールを飲む

この半年間、ともあれよく働いた。
半生で一番働いた。

なんとか忙しさはピークを越したという感じ。

M&Cのコンサルタントが、本日を以て僕の会社に移籍完了する。
その内二人は、10年以上僕と一緒に働いている人間だ。
亀一だって、もう5年近く一緒に働いている。

晴れて、気心知れた部下たちと、普通に一緒に仕事ができる状況になった。

色々な事が書けるまで、まだちょっと時間がかかりそうだけど、取りあえずは感慨に浸ってビール。

今日は良い日だ。

悲観論ばかりで語れる訳ではない

朝一番で香港で会議。
日本人&西洋人という会議だったので、1時間、英語でのコンサルティングとなった。
英語でのコンサルティング依頼はたまにあるので、転廠、核銷、進料、来料等のテクニカルタームも一応支障なく話せるようになっている。
驚いた事に、西洋人の方が、僕の言う事に完全に付いてくる。
転廠、増値税計算、輸出還付の制限等など、かなり難易度の高い内容だったが、勉強家の人もいるものだ。
西洋人が中国語の法規を調べるのは、日本人以上に難しいと思うのだが・・・
ともあれ、クライアントの方には満足してもらって、そのまま空港直行。
上海に移動。


今回の面談もそうだったが、取引内容や会社組織の見直し・変更で、オペレーションコストを如何に合理化するか。中国ビジネスでのビジネスを、如何に効率的にするか(時間的にも、コスト的にも、作業的にも)、というご相談が、昨年末頃より増えている。
(世界的に)不況で需要が絞られるなかで、国際的な製造拠点・オペレーションの見直しと効率化を進め、生き残りを賭けようという企業努力である。
米国の金融危機早々は撤退・縮小のご相談が殆どであったが、数か月を経過して、前向きなご相談が徐々に増えている。
この為、僕の元にも新規の契約が順調に入っている。

企業も人も生きていかなくてはならない。
その為に、生き残る努力をしている。
苦しくても、前に向かって走っていかなくてはならない。

中国からの撤退だけではない。
却って生産拠点を中国にシフトする動きもある。
勿論、(業種・商品によっては)もっとコストの安い国に移す場合もあるが。

ただ、一連の報道を見てみると、企業は不調で喘いでいる、中国も企業の倒産・夜逃げ続きで危機的状況になる、という通り一辺倒な内容が目立つ。
進出ブームの時もそうだったが(良い部分ばかりが語られたが)、今はその逆だ。
ただ、事実はそれほど単純ではない。


悲観論だけでは、今の中国は語れない。
日本企業も語れない。

報道の方には、日本企業の行動、中国で活動する企業の実態、中国でおきている事を、多角的な角度から公正に伝えて頂きたい。
日本企業も、中国も、中国で働く日本人も頑張っているのだから。

Black Berryを購入する

購入したBlack Berry

先々週が香港にいながらして、ほぼ毎日(週5営業日の内4日)日帰り広東省出張だった。

となると、香港で家に戻るのが夜の8~9時。
そこからメールの対応をするので、終了するのが午前2~3時。
睡眠不足の連続で、頭が重い状態の夜に、E-mailを開けると100件以上の未開封のメールが有る時の、重い気持ちは今でもぞっとする。
毎日の睡眠が3~4時間という日が一週間続いたので、とうとう根を上げた。
そんな訳で、Black Berry購入。

NCネットワークの井上総経理が、「これは良いです!」とバーで力説してくれたので、早速購入する事にしたもの。

日本、広東省で移動中、E-mailチェックができるというのが大きい。
これで睡眠時間が2~3時間は増やせるのではないか。

仕事もお陰様で順調に入っているし、如何に有効に時間を使うかがポイントになってきた。


話変わって、先日SPA!の取材を突然受けた。
SPAといえば、ダメンズウォーカーくらいしか知らないので、僕には一番縁遠そうな雑誌だと思っていたが、いろんな機会があるものだ。

記事は、結果ありきの書き方になるので、インタビュー時に言った事と基本的には同じだが、ニュアンスが変わってしまうのは、ある意味致し方ないことであるが・・・


羽田空港に到着したら

先日(16日)羽田空港到着したら、自動販売機が目にとまった。
肉まん・シューマイ、チャーシューおにぎり&から揚げなど、なかなか心を引く内容だ。
食事制限中なので、そう思うのかもしれないが・・・

昼はスープと決めているので、我慢して自動販売機の前を立ち去る。

それからモノレールで移動。

約1年前に、上海から羽田に到着した時の事を思い出した。
あの時は、出資部門よりコンサルティング撤退の基本方針を言い渡され、会社を辞めようかどうしようか、暗い気持ちで窓の外の景色を眺めていたな。
とか思いだした。

あの時見た水鳥が、今でも随分印象に残っている。

今回は、全く迷いも憂いもない心で外の景色を眺めた。

1年経過。
自分の決断は間違っていなかった。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ