風邪をひいたが食欲に火がつきラーメンとカレーを食べる

午後6時半発便で上海から香港に移動。
昨日の宴会のあと、部屋の冷房を強にしたまま倒れ込むようにして寝たので、風邪をひいたらしい。若干微熱があるし、のども痛い。
まあ、軽症なので週末のんびりすれば治るであろう。
体調の悪い中。面談3件こなしたので、ちょっときつかった。

空港では、いつもの癖で、出国審査後、シャロンに直行し食事をする。
いつもは、カツカレーか、てんぷらうどんのどちらかを食べるのであるが、新メニューに眼が留まる。
キムチ焼肉ラーメン(という感じの名前)。
好奇心に勝てずに注文するが大外し。
スープはともあれ、麺がぐだぐだ。
注文してから直ぐに出てきた事を考えると、既に、過分にゆでて(麺がどろどろだった)どんぶりに入れたままになっているのではないか(注文を受けたらスープを注ぐだけ)。
もう少し、試行錯誤を重ねてもらって、品質が向上してから食べた方がよいな。

とは言え、今日はなぜか食欲に火がついてしまっている。
どろどろ麺のキムチラーメンを全部食べて上で、ビーフカレーも頼んでしまう。
たくさん酒を飲んだ翌日は、なぜかおなかが空いて仕方がない。

食べながら、昨夜の飲み会(悪女飲み会第2弾)を、メンバー拡大して、「悪人クラブ」と名をつけ、定期開催してみたらどうだろうと考える。
カモフラージュで善人も入れよう。
上海きまぐれ狂想曲の横路さんは喜んで入会しそうだ。
NNAの三井さんも入れよう。
一般公募もしようかな。
ちょっと検討する価値がありそうだ。


因みに、昨日の悪女トークは、危なくて紹介できない内容が多いのだけど、比較的まとも(!?)なのが、「私は友人の男性を高速道路のサービスエリアに置き去りにして鍛えるのが好き」という逸話である。

彼女は内向的な男性を見ると、無性に腹が立って「鍛えなくては!」と意気に燃えるらしい。
そんな感じで、何人かの友人男性を、高速のサービスエリアに置き去りにしてしまったようである。
(トイレ行ってる間に車出されたら終わりだよなぁ~と怖くなる)。

そのうち一人は、立ち食い蕎麦屋のおばさんに泣き付き、おばさんの仕事終了を3時間待って、(おばさんの車で)一般道まで送ってもらい、そこからバスと電車を乗り継いで、とてつもない時間をかけて家にたどり着いたようである。

悪女いわく、「家に着いたら、嬉々として電話をかけてきました!苦労して家にたどり着いたのを話したくて仕方がなかったみたいです。彼の精神修行にもなったし、私って良い事してますよね!」。

う~ん、悪女と言うかSというか、特殊な嗜好の有る人たちのような気もするが・・・
ともあれ、気の弱い、内向的な人間が悪女に近づく際は要注意だ。

悪女飲み会が実施されるがアイスバーには行けず

宴会の状況

先月に企画した悪女飲み会を実施した。
面子は、悪女1名、善人系女性1名、騙され不幸系キャラ女性1名、歯医者さん2名、オリジナルメンバーS君に僕。

本来の趣旨は、アイスバーに行って、毛皮を着込みながら酒を飲む、という事だったのだけど、先ず食事(且つ、あっさり系)をしなければいけない。
家に寄る必要があったので、衡山路にあるアイヌランドを会場に決定。
スタートは夜8時。
11時まで食事をしてから、アイスバーに移動した。
食事に3時間もかかったのは、僕が25分遅刻してしまったのと、悪女トークでかなり盛り上がってしまった為。
悪女のネタは今日は割愛するけど、なるほど悪い。
良識ある参加者から、悪女⇒外道に改名しようという提案が出たほどだ。


ところで、ちょっと前に、アイスバーは氷が解けて改装中という噂を聞いたので、不安になった僕は、幹事を引き受けてくれたS君に状況確認を依頼した。
S君は、アイスバーの住所と電話番号を返信してくれ、また、「コートは貸してくれるので大丈夫です」というコメントをくれ、僕の不安をふっ飛ばしてくれた。
「よもや店がやってないという事はないだろう」と安心しきった僕達は、匯川路99号に到着。
ところが、どう探しても店がない。
携帯を握り締めるS君は、「電話が繋がりません。悪い予感がします!」と顔を曇らせている。

毛皮を貸してくれるというのは、知り合いに聞いただけか!
と分かった時は既に遅し。
人に聞いたら、「閉門了!」とあっさり言われる。
うわぁ~ショックだ!
呆然として、夜の11時過ぎに、市内をうろうろ歩く酔っ払い7人。


いち早く体制を立て直したS君が、「シャンティに行きましょう!」と提案。
行くのは初めてだけど、名前は知っている店なので、提案を受け入れ直ぐに移動。
そこから、2時間ほど更に騒ぐ。

ただ、もともと今日の飲み会の場がたったのは、悪女が、「私は4年間男と付き合ってませんが、最近、ちょっといい感じと思う人がいます」という発言をしたのが発端。
では、その歯医者さんとS君が知り合いという事で、「じゃあ引き合わせよう!」と盛り上がったというのが経緯。
ところが、宴会に入ると、毒を振りまきまくる悪女。
あっけに取られる歯医者さん。
一応、シャンティで軌道修正しようと、趣旨説明をする僕。
それでも場の流れは変わらない。

そんな感じで、会の趣旨とは完全にかけ離れてしまったけれど、盛り上がって楽しい飲み会ではあった。


因みに、参加者の方から、「水野さんのブログは、始まった頃と随分変ってしまいましたね。前は、政策の解説や実務上の問題を分析したりしていたのに」といわれてしまう。
「しょうがないではないですか。サザエさんだって、1巻と60巻では随分違ってるでしょ」と苦しい返答をする。

NNA三井さんは良い人だ(深夜呼び出されてすっぽかされたけど

昨日は、八海山純米吟醸、久保田などを飲ませていただく。
また、非常にディープなプロレスネタで盛り上がり、たいそう深酒をしてしまった。
という訳で、朝から二日酔い。

辛いので外出したいと思い立ち、NNAの三井さんに電話をかけ、明日の面談予定を今日に変更してもらった。
三井さんも今日は激しく二日酔いらしい。

昼食を取りながら打ち合わせという約束にして、カフェで待ち合わせ。
二人で頭を抱えながら、インドネシア・チャーハンを食べる。

前回の深夜すっぽかし事件のお詫びという事で、「中国ビジネスコンサルタントができるまで」を5冊買って頂き、昼食もおごってもらう。
前回の日本出張の時にはウィスキーも買ってきてくれたようだ(今度、持ってきてくれるらしい)。
なんてよい人だ!
これ程、いろいろ気を使ってくれるのなら、たびたび深夜に呼びだされてすっぽかされてもいいや!とか現金に考える。
得したな。

二日酔いで気持ち悪かったけれど、いろいろ話ができてよかった。

因みに、明日は悪女を含めて6人で会食。
結果は明後日にアップ予定!

来料加工工場は、加工委託企業のP/Eとなるか

久々にビジネスネタを・・・
テーマは、来料加工工場は、加工委託をする香港企業のP/Eになるか。

2007年4月4日に、国家税務総局より「内地と香港特別行政区の所得に対する二重課税防止、徴税漏れを防止する事に関する取り扱い規定に関する条文解釈と執行問題についての通知(国税函[2007]403号)、以下、通達」が公布された。
これは、昨年8月21日に香港で調印された、新しい租税協定(本土では2007年1月1日より発効)の実務運用に関係するガイドラインを、結構、細かい点で取り決めたもの。
その中で、興味を引かれたのが、来料加工のP/E認定と言う部分。


この通達では、来料加工のP/E認定に付いて、以下の通り規定している。
● 内地企業が、香港企業から来料加工業務を請け負い、香港企業が内地で生産、監督、管理、若しくは販売に参画する場合、恒久的施設(P/E)に該当するものと見做し、当該P/Eに帰属する利益に対して納税を行なわなくてはならない。

では、全ての来料加工に関して、内地の来料加工工場が外国(香港)企業のP/Eとして認定されるのか、という疑問が生じると思うけどそうではない。
その理由は、租税協定第5条では、「香港企業が、中国内地で加工を行なう目的のためのみに、香港企業に所有権が帰属する商品を中国に保有する場合は、P/Eには該当しない」と規定している為。
つまり、単純に加工委託をしているだけ(加工のために、商品を預けている場合)は、P/Eには該当しないから、通常の来料加工、つまり、独立した中国内地企業に、通常の来料加工を委託する場合は、P/E認定は受けないと判断してよいであろう。
勿論、人材を派遣して、生産管理、品質管理、etc.をする場合は解釈の問題が生じると思うが。

ここで想定されている(上記の規定に該当する)のは、珠江デルタ式来料加工と見てよいのではないか。珠江デルタ式来料加工は、実質的には、香港企業が、内地の来料工場の管理運営を行っているので。
この通達よって、免罪符を受けたような感じになるので、今後、珠江デルタ式来料加工でP/E認定の問題が頻発するような予感がする。


では、P/Eに該当するとどうなるかという点であるが・・・
簡単にいうと、企業所得税が課税される。
そういうと、「数年前から、見なし利益方式で徴税されてる!」という声が上がるかもしれないが、これは、来料加工工場自体に対する課税であり、P/E認定とはなんら関係がない。
内地の来料加工工場が香港企業のP/Eとして認定された場合は、「この様な来料工場自体に対する課税は継続された上で、更に、香港企業に対しても、来料加工から生じた所得に対して、内地で納税義務が発生する」事になる。
通達に、「この規定(香港企業にも内地で納税義務が発生するという内容)により、現在、内地企業が取得する加工賃収入に対して企業所得税を徴収している事に関する取り扱いが変更される訳ではない」という記載があるのは、この理由。


ただ、P/E認定を受けた場合、どの様な算式で課税所得を算定するかと言うのは協議・交渉の余地が大きく、現時点では良く分からない。
対象となる所得が加工賃収入だけであれば、あまり影響を受けるとも考えられないし、中国からの輸出が除外されるのであれば、これまた、(来料加工は、原則として全量が輸出されるので)影響ない。
「来料加工は無償形態」、「来料加工は原則として全数量が輸出」という特殊性から、P/E認定された場合の実額としての影響が読みにくい。
通達で明らかにされているのは、「(P/E認定を受けた場合)当該来料加工に帰属する所得が課税対象となる事」、「所得の算定に当たっては、関連する販管費(内地で発生したものに限定されない)の控除が認められる事」、「状況に応じて、総利潤の割合に基づく計算などの簡便方法の採用が認められる事」、「課税所得算定方式は、継続使用が認められる事」という程度。
何れにしても、今後、華南では何らかの動きが予想されよう。

新しいオフィスは禅の修行のような環境だ

今週(いや、もう先週だ)は、本土が労働節休みだったので、珍しく1週間香港で執務をした。
先日のイースター休みを利用して、香港のオフィスの引越しがあった。
引越しとは言っても、同じフロア内の移動で、個室に移っただけであるが、ともあれ、スペースが狭い。
会議室は共用のものを使えるので業務に支障はないが、執務室自体は6人入ると空きスペースがない感じ。
更に、6人が業務時間中、基本的には一言も口をきかずに眉間にしわを寄せてPCに向かっているので、光景としてはかなり怖い。
ストレスがたまるぞ。
社長の僕がこれだけ窮屈に思うんだから、部下の人間はさぞかし大変だろう。
出張に行きたがるのももっともだ。
生活も、空間も、余裕が必要というのがよく分かる。

因みに、一時心配された、水本君の耳鳴りは納まったようだ。
なにより。

昨日はジムに行って、7Km走って、サンドバッグを叩いた。
久々のサンドバッグだったけど、遠くからのジャブがスパーンときまるのが、なんとも言えず快感である。
久々にくたくたになって心地よかった。


大笑いしながら理想の軍隊チゲを食べた

日本、中国本土が休みなので、まずまず余裕がある。
こういう時に、連載原稿を書き溜めておかねばいかんと、一番プレッシャーのきついNNAのビジネス講座の連載を書こうと考えた。
僕が持っている7つの連載の中で毎週連載は二つ。
その一つがNNAのビジネス講座であるが、これが一番書くのがきつい。
2002年1月に開始した頃は、一般知識の中で書いていたのだが、その後、徐々にビジネス最新動向を書くようになったので、四六時中新しい法律をチェックして、内容確認して解説を書かなくてはならない。
午後から始めて2回分書いたら、しんどくて機嫌が悪くなってきた。
いらいらいらいらしながら、更に1回分。
3回分書き終えたらすっかり不機嫌になっていた。
書いたのは、蘇州総合保税区、個人の外貨管理、不動産に関わる外貨管理の規定。
週末にあと1回分書いたら、1ヶ月はのんびりできる。
「香港・中国本土の租税協定の実務解釈」に関する通知が出て、来料加工がP/Eになるかなど、いくつか面白いガイドラインが規定されているのでこれを書こう。
来週早々には、NNA担当者に送る予定。
因みに、NNAの連載の担当者が交代したが、彼は、僕の連載のタイトルを「中国法律講座」と間違えているようだ。あれは曾我さんの連載なのに。
最近、NNAが荒っぽい!?


仕事が終わったら金鐘の秘苑(韓国料理)で宴席。
軽く焼肉を食べて、その後、軍隊チゲを食べる。
僕が軍隊チゲが好きといっても、それ程、いろんな場所で食べたわけではない。
食べるのも、年に数回。
それでも、ここの軍隊チゲは僕の理想に近いもの。
ポイントは、「よけいなものがあまり入っていない事」と、「中に入れる麺が即席麺である事」。
やはり、辛いスープにソーセージをごたごた入れ、即席麺を入れ、それをご飯にかけて食べるチープ感が軍隊チゲの醍醐味であろう。
だから、生麺使用は僕的にはダメ。
ここで、僕的にはほぼ完璧(あと韓国もちが入っていれば完璧)なチゲを味わって、例の如く仕事の話抜きで(酒を飲んでいる時、仕事の話をされるのは大嫌い)、大声でわはは!と笑い、ワインもガブガブ飲んで、10時半まで楽しく話した。
原稿書きの不機嫌さが吹っ飛んだ、よい宴会だった。

アメックスカードに踊らされることしきり

HSBCのビザカードが更新になった。
その時、キャッシュクーポンがたくさん送ってきたので、ちょっと喜んだが、使いそうに無い店のものばかり。
CSLの200香港ドル券は使えそうだ!と一瞬喜んだが、よく説明を読むと、CSLの専門店で、正規料金で2000香港ドル以上の携帯電話を買ったら使えますと書いてある。
買うか!という感じ。
結局、使えないキャッシュクーポンばかりであった。


話は変わるが、昨年末に、アメックスのプラチナカードがいきなり届いた。
元々、UNYとアメックスの提携カード(普通の緑カード)を使っていたが、急に提携中止になり使用できなくなったので、「変更手続が面倒だし不便だし・・・」とぶつぶつ言っていたら、このカードが自動的に送られてきた。
初年度会費免除と書いてある。
迷惑料代わりという事だろう。

このカードを受け取ったときに、昔の知り合いを思い出した。
僕が新入社員の頃、アメックスは高級ブランド戦略を取っていたような記憶がある。
その為、同じ新入社員の中には、普通の緑カードでも、得意顔で提示する人間がいたくらいだ。
そんな時代に、僕の知人がアメックスのゴールドカードを持っていた。
勿論、彼の父親が作ったファミリーカードだが、彼はこれが自慢で仕方がなく、酒を飲と、誰にでも見せ付けていた。
新入社員のある日、彼と六本木で飲んでいると、二次会に某有名クラブに行こうと言い出した。
「そこは会員制クラブだろ」というと、「大丈夫、入れるカードを持っているから」と自信満々。
「まさか、アメックスカードを出すわけではなかろうな」と、一抹の不安は感じたが、さすがにそこまで阿呆じゃなかろうと信じて僕はついていった。
そこで会員証の提示を求められた彼が、大威張りで提示したのは、やはりアメックスのゴールドカード。
「それがどうしたのですか?」という視線と共に、店から追い出されるまでに10秒しかかからなかった。


そんな記憶が有るので、緑から、ゴールドを飛び越してプラチナカードが来たのは感慨深かった。心の中で、「見たか、阿呆な元知人!」と叫ぶ事しきり。

ところが、上海・浦東空港のアメックスラウンジに入ろうとすると、「カードの種類が違うので、使えません」とあっけなく断られた。
どうやら、本当のプラチナカードと、お情けプラチナカードでは、カードの種類が違うようだ。「またしても、けしからん!」と憤る事しきり。

そこで、アメックスに文句を言いにいったら、「では、正規のプラチナカードにしてあげましょう」と言う。
ところが、条件を聞いてみると、お情けカードの年会費1600香港ドルに比して、正規のカードの会費は5500香港ドル。約10万円の会費であまりに高い。
勧誘員は、「でも、数年間使うとブラックになります」というが、そこでまたすごい会費を取るのではないか。
う~ん、浦東空港で追っ払われたリベンジは果たしたいが、それだけのために年間10万円は高すぎる。

返す返す、アメックスの戦略に踊らされる今日この頃だ。

何も無い・・・

引き続きスランプで、執筆意欲が全くわかない。
まあ、調子の波には慣れているので、体調・メンタルの回復を待とう。

最近のトピックスと言えば、蘇州シンガポール工業園区、保税物流中心(総合保税区と改称)と共同のセミナーを、6月末に開催する事がほぼ決まった事。
2月に開催した、外高橋保税区との共同セミナーと似たような企画になる予定。
蘇州の保税物流中心は、外高橋物流園区と類似の機能を持つ場所(蘇州も物流園区と誤解されている方がすごく多いのだけど、根拠規定が異なる別種の開発区)で、特に、蘇州・昆山等で加工貿易を行なっている企業が、香港代替として活用したいと言う希望が多い。
その実務面の対応可能性・活用方法を、Q&A形式で解説する予定。

今の時期は、日本・中国本土が休日なので、ゆとりの有る仕事ぶり。
追いかけてくる業務を恐れなくてもいい、一年でも数少ない時期。



因みに、先週大薗社長と会食。
その時に、「水野さんは、6年間、うちの社名を間違い続けてますね。上海エクスプローラー(サイト上は上海エクスプロア)が正しいです。水野さんがブログに上海エクスプロラと書き続けているので、略してるんかなと思ってましたが、最近出した本(中国ビジネスコンサルタントができるまで)でも間違ってたので、本当に間違ってるのが分かりました」と指摘された。
そうかぁ。間違いだったのか。