台風を越えて(?)日本到着

無事日本到着。
台風で飛行機に影響があるかと心配したが、飛行機はほぼ15分の遅れのみ。
飛行中も殆どゆれず、快適であった。

とりあえずホッとする。
台風とにらめっこしながらの日本開業記念講演会というのは、なにやら僕らしいが、ともあれ記念講演会に日本に到着できないではシャレにならない。
まずは一安心。
また、到着時、日本は雨も風もないので拍子抜けする。

機中では、腹痛が治まらないため、まず2時間睡眠。
その後、明日締め切りの時事通信の原稿を書く。
非法人形態の組織の特徴と注意点という内容で、常駐代表所、分公司(経営性・非経営性)、弁事処の特徴を解説した。
最近、国内拠点再構築の関係で、このようなご質問が多い。

さて、明日(21日)は日本開業記念講演会だ。

因みに、昨日は搭乗の3時間前に香港空港に到着して、ラウンジで仕事をして飛行機待ち。
その時食べたワンタンメン。

昨日の夜は

昨日は香港の禅八で会食だった。
店を決めた理由は、しゃぶしゃぶなら油も落ちるし、野菜も多くてヘルシー、というものであるが、店に行って、佐賀牛網焼きを食べたら大変おいしい。

美味しさに取りつかれて、佐賀牛ステーキを追加。
ご飯も二杯。
食欲に取りつかれた様な状態になってしまった。

今朝は腹痛。
正露丸が効いてくるのをひたすら待っている状況。
そんな訳で、ちょっと調子に乗りすぎた感じだが、肉とご飯を堪能した幸福な時間であった。

因みに、その後は、昔Yuzenにいた内田さんが開いたバー(BUTLER)に初めて行く。
Mody RoadにあるMODY HOUSEの6階だ。
九龍側にバーができたのは、大変うれしい。

同期と道門で会食

刺身盛り合わせとアナゴ白焼

丸紅時代の元同期が4月に上海に赴任したので、彼指定の道門で会食する。
中山公園は僕のテリトリーではないので、知らなかったが、インターネット検索すると評判が良い店だ。
赴任早々なのになかなか良い店を知っているものだ。

彼は丸紅香港時代に一緒に仕事をした仲なので、同じく香港時代の同僚谷垣君も同席。
香港駐在経験者3人での会食だ。
しかし、ここ数年、会社を問わず香港駐在経験者の上海異動が大変多い。

刺身が売りの店の様で、確かに鮮度が良く美味しい。
ただ、47歳二人と43歳一人で、刺身の好みもあっさりだ。
タコ、イカ、こはだ。
そして谷垣君が選んだアナゴの白焼。

ただ、揚げものもなかなかだ。
ライスコロッケは、チキンライスをコロッケにしたもので、泣かせる味だ。
これは次回も食べよう。

車エビのフライは、驚くほど大きかった。
コストパフォーマンスの良い一品。

最後の〆は僕だけそばを頼む。

しかし、会食した同期と会うのは3年ぶり。
かつてはイケイケだった人間が、すっかり良い人間になっていたのに驚く。

歳は良い様に人を変えるというのもあるものだ。
気心の知れた3人で、楽しい会食であった。
店も良かった。

3年前の今日は

思い起こせば、丸紅に辞表を出したのは3年前の今日だ。
当時のコンサルティング会社に出資していた部の部長、部門長席の連中の、陰湿な嫌がらせが腹にすえかねた。

辞表の提出自体は、標準様式に「自己都合」と書いて郵送しただけなので、一瞬で終わったが、それからが大変だった。
退職するまでの一ヶ月半は、彼らが、僕の退職に際して、「退職後はコンサルティングをしない。顧客・部下を勧誘しない」という誓約書を書かせようと社内根回ししたり、僕や当時の同僚は、それに憤ったり。
様々な思惑が混ざった濃密な時間であった。

(通常の社員は結ばされない)特別扱い?の誓約書は、結局、人事部から「法的に無効」と一蹴されたようだが、彼らも面子上取り下げられなかったようで、形式的な(骨抜きになった)誓約書に差し替えられた。
「拒否する事もできるよ」と人事部長席から言われたけれど、早く決着をつけたかったし、誓約書の件が決着するまで退職手続が始められないと、人事の担当者たちが嘆いていたので、8月20日前後に、サインする事を決めた。
人事の担当者からは、「ありがとう!」と真剣に感謝された。


退職の日(最後の出社日)。
既に返却不要という全社決定が出ていた過去の僕の書籍の印税を、夕方17時半(終業時刻)の時点で、出資部の連中はまだ、「返せ」とごねていた。

退職後、僕なしで運営できると思ったコンサルティング会社の運営が立ち行かなくなったので、今度は僕と顧問契約を結んで相談事項を全て僕に投げるようになった。
旧コンサルティング会社のお客様には、「水野が従来通り対応するので、今までと何も変わらない」と告知した。
顧問契約の内容とは違うのだが・・・

僕の退職後、9ヶ月後に旧コンサルティング会社が立ち行かなくなり解散が決定したら、それまで殆ど交流が無かった銀行のアドヴァイザリー部門に、顧客を移管しようとしたが失敗したらしい。
僕の会社に流れるのが我慢できなかったようだ。

そこまで躍起になって僕をつぶそうとしたのに、社内の賛同も顧客の支援も全く得られず自滅した。
はた迷惑だったが、ある意味、可哀そうな連中とも言える。

そんな風に思えるのは、3年の月日が経過して、その後の双方の明暗が分かれたからであろう。
今では良い思い出になってしまった。
怒りはないなぁ。

あんなに大変だった出来事でも、その後の推移が順調ならば、良い思い出に姿を変える。
目の前の状況に打ち勝つ事。
その努力をして成功すれば、殆どの事は、良い思い出に姿を変えるものだ。

彩寿司で会食

上海で、万科広場の彩寿司で会食した。
僕は細巻きが好きだ。
握りを食べずに細巻きで終わらすのが普通。
筋子、いくらなどを細巻きにしてもらうと幸せだ。

そんな感じで幸せな〆だった。

知人が訪ねてくると

知人が旅行・出張で訪ねて来ると、何時もはない様な事が起きたりする。

数年前、上海に両親が訪ねてきた時、住居の下で中国人の男性二人が口論していたが、途中で殴り合いになってしまった。
中国に累計16年暮らしているが、人が殴り合いをするのを見たのは初めてか2回目だ。

また、1988年に台湾留学している事、祖母と母親が台湾訪問。
当時、マナーが悪かった台湾のタクシーの運転手(今とは大きな違いだ)が、道路を高速ですっとばすので親が悲鳴をあげたら、運転手が更に調子にのって、「大丈夫大丈夫」と後ろを振り返りながら運転した事がある。
当時台湾で1年暮らしたが、後ろを向いて運転する運転手はその時が最初で最後だ。
まあ、これは、親が悲鳴を上げるので、運転手が面白がって、かえってそういう反応に繋がったのであろうが。

更に、亀一と広州以外でタクシーに乗ると、何故か、何時もは遭遇しない様な変な運転手に出くわす。

そんな感じで、めったにない事ではあるが、たまの旅行でそういう場面に遭遇すると、上海は怖いとか、台湾でタクシーに乗ってはいけないとか、そういう印象が植えつけられるものだ。
これは困った事だが、何故、こういう事が起きるのか、ちょっと不思議な気もする。

中国国内販売への転換

昨日上海で知人と雑談をしていたら、「中国国内販売を始めたら、売れすぎて忙しくてかなわない」と嬉しい悲鳴を上げていた。

彼の会社(貿易会社)は、靴、衣服、玩具等、色々なものを取り扱っているのだけれど、日本向けの靴の輸出が人民元コストの上昇で採算が合わず。
日本向け輸出を断念せざるを得ない状況になってきたところ、知人の勧めでTVショッピングによる国内販売を始めたとの由。

日本での販売価格が定価7,000円(実際販売価格は5,800円程度)。
上海での販売価格は318元(4,500元程度)。

TVでの放映は一週間一回3分間。
生産の関係で5,000足/月しかTVショップ用に回せないけれど(完売する)、作ればいくらでも売れる勢いと言う事だ。
「中国国内マーケットの凄さを実感した」というのが彼の意見。

最近、輸出型販売の国内転換、という相談をよく受ける。
部材の場合は、なかなか斬新な販路開拓は難しいのかもしれないが、靴の様な消費者に直接提供される製品の場合、TVショッピング、インターネット販売など、中国国内販売方法も多様になってきている。

時代は変わっているな、と実感、

ティーチャーズ

香港空港で見つけたティーチャーズ

昨日の事。
香港で打合せを終わらすと、午後5時半の飛行機で上海に移動した。
前日飛行機を降りたのが夜7時だったので、24時間足らずでまた飛行機だ。
移動が多い・・・

空港の免税ショップで酒を買おうとしていると、ティチャーズというウィスキーがあった。
これは懐かしいウィスキーだ。

丸紅が昔日本で取り扱っていたので、会社での宴会で出されるウィスキーは、全てティーチャーズだ。
当時、輸入ウィスキーがまだ希少価値があった時代(サントリーオールドが一本2,800円の時に、ホワイトホースが4,300円だった気がする)。
輸入もののウィスキーが飲めるというだけで、内定時代の僕たちは、「商社に決まって良かったぁ」と大喜びであった(単純な学生たちだ)。
人事部の人たちも、「このウィスキーは英国で一番売れてるんですよ」とか言うので、内定学生たちは更に大喜びであったが、外で飲もうとすると、なかなか売っていない。

新入社員の時の課の課長代理は、「金は使わないが気は遣う」というのを信条にしていた人間で、部下の結婚式は、当然の様に、ビールはサッポロ、ウィスキーはティーチャーズで統一する事を命令していた。
当時結婚式を挙げた社員は、「サッポロビールは問題ないけど、ティーチャーズ披露宴に置いてもらうの大変なんだよ・・・」と嘆いていた。

入社から半年たつと、新入社員達も世の中が分かってきて、「どうも、ティーチャーズってのは、日本でいうところのトリスとか、サントリー赤ラベル(良くて白ラベル)の位置付けらしいぞ」とささやき出す。
まあ、現実は分からずじまいであったが。

それから二十数年が経過して、空港で偶然ティーチャーズを見つけたので思わず写真を撮ってしまった。
一本HK$ 120(1,250円程度)。

あんなに感動して飲んでいた当時の自分たちが、妙にかわいらしく思えたものであった。