出版事業の開始

中国のPEに関する本は、全体で7部構成(及び資料)であるが、第6部まで書き上げた。
第7部は日中租税条約と香港と中国本土の租税協定の、PE関連該当条項の違いの解説で、比較的短いので、その気になれば1日で書ける。
という事で、完成が見えてきた。
第1部 中国におけるPE課税
第2部 PE認定の影響とみなし課税方式適用
第3部 出張者(技術指導・経営指導)の派遣とPE認定の関係
第4部 機器販売+据付役務方式に関するPE認定と課税範囲
第5部 出向者の派遣によるPE認定
第6部 非居住者在庫オペレーションとPE認定の可能性
第7部 香港と中国本土の租税協定の注意点

とは言え、これから校正があり、資料準備があり、デザイン、製本作業がある。
更に、今回は、子会社のチェイスチャイナ最初の出版事業となるため、出版コード取得、流通経路の確定、その他の作業が待っているので、5~6月の出版になるのではないかと思う。
ただ、今まで一緒に仕事をしてきた会社(出版社、その他の提携先)の協力が得られそうなので、日本の書店、インターネット販売、香港・上海の書店に並べる事ができそうだ。

講演、出版、連載、TV等の活動を始めて11年。
色々な会社、機構が盛り立ててくれたので、順調に活動が続けられており、これは、今後も変わりなく継続していきたいと思っている。
ただ、その一方で、他社に頼まないと、講演、出版、情報配信ができない事に、フラストレーションがたまる事があり、自分の情報発信ツールがほしかった。
それが、情報配信会社であるチェイスを作った理由であり、その活動を、定期的な講演会主催、出版事業開拓と広げてきた。
10年間、ずっと思い続けたことが、徐々に形になっているのは嬉しい。
出版事業の開始は、僕の本からであるが、今後、チェイスの執筆陣の本を出していきたい。

チェイスが出す予定の本は、売れ筋の本ではない。
たとえ1,000冊しか売れなくても、求める人がいる本、地に足がついた本である。
出版事業に関しては、地道な活動を続けて、存在感を出していきたい。
まだ、最初の本も出ていないので、能書きはこの程度にして、作品の早期実現に努めよう。

広州市で挨拶まわり

3日前(2月9日)の事、広州で、広東省投資促進局、広東省対外経済貿易合作庁、広州市国際投資促進中心を訪問。
特段の用事がある訳ではないのだけれど、年数回の挨拶という感じ。

広州総経理の麦さんが、絶えず交流してくれている事もあり、久々に僕が訪問しても、「久しぶり」、とか、「初対面だけど、名前はよく知っているよ」と言ってもらえるのはありがたい。
何事も積み重ねだ。


昼食は、水野広州のスタッフと川国演義で四川料理。
僕が四川料理が好きだと聞きつけてアレンジしてくれた店。

写真を撮るのを忘れてしまったけれど、全体的においしい料理であった。
前日のラーメン餃子の失敗を回復して余りある感じ。

面談が終わると、夜7時香港着の電車で移動。
夜の宴席に参加。
盛りだくさんの1日であった。

寿司屋では寿司を食べるべきだ

一昨日の事、香港での仕事が終わると、夕方便で広州に移動。
市長大廈に宿泊。
久々に宿泊したら、スィートにランクアップしてくれたので喜ぶ。

疲れてぐったりしており、遠くに出かける気力がないので、ホテル付近の日本料理屋に行く。
寿司、焼き魚などが美味しい店で、何度か行ったことがあるのだが、ラーメン餃子が食べたくなり、味噌ラーメンと焼き餃子を頼む。

出てきたものは見事に外れだ。
寿司屋では寿司を食べるべきだった。
サービスもよいし、悪くはない店の筈であるが、僕の選択ミスだ。
ラーメン、焼き餃子、軟骨串焼き2本、牛タン2本、ヱビスビール1本、ウメサワ―1杯で270元程度。

後悔・・・

うさぎも暖房で目を細める

うさ丸を間接的に飼う事にした、と杉山君に言ったとき。「な~んだ、金出しただけじゃないですか」と身もふたもない事を言われたが、確かに、昨年の11月末に買って以来、ペットショップで選んだ時を含めて2回しか会っていないという状況を考えると、あながち否定できないものがある。
とは言え、送ってもらう写真を見ると、それはそれで可愛く感じるものである。
という事で、暖房の前で目を細めるうさ丸の写真。
やはり、暖かい場所はウサギも気持ち良いのであろうか。

温度差が辛い季節

数日前に上海に移動。
香港では20度近かった気温が、一気にマイナス1~2度だ。
こんな感じで温度差がある時期が一番体に堪える。

上海到着後、陸家嘴に直行し、丸紅時代の先輩の(元上司であり、先輩であり、友人である)高橋さんと会食。
高橋さんも、中国で働きたい気持を優先させて、丸紅を退職して今の会社の上海総経理になっている。
人間の生き方、縁というのは味わい深く面白い。
夜の11時までくつろいで会食。

僕よりちょっと上の世代の丸紅社員には、中国語能力が非常に高い人がいるのであるが、高橋さんもその一人。
発音、言い回しという表面的なものではなく、聞き取り、通じさせる力が僕よりはるかに上だ。
やはり、不便な時代(1980年代前半で、まだ、中国人スタッフが雇えなかった頃)に中国で駐在し、鍛えられているからであろう。
現場で鍛えられるというのは強い。

話変わって、この数日、中国PEの本を書いている。
丸ごと一冊、中国PE課税の本で、全体で7部構成。
3部まで書き終わり、4部も来週中には終わる予定。
2月末、最悪、3月末には書きあがる予定。

こんなマニアックな本を書いて楽しいと思っている自分は、人から見れば不思議かもしれないが、興が乗ってきたところで、一気に書き上げよう。

香港のオフィス移転完了

オフィスの入り口と会議室の窓からの景色

香港のオフィス移転が一応完了した。
一応、というのは、会議室の内装がまだ終わってないので、打ち合わせが新オフィスでできず、しばらくは、NACの会議室を使用させてもらっているため。
早く完成させねば。

場所はチムサッツイのハートアヴェニューというところで、パブが周りにたくさんあって誘惑が多い。
本当は、ホンハムにしたかったのだが、手ごろな面積の部屋に空きがなく、かといって、急いでオフィスを探さなければいけないので、急転直下で決まったのがこの場所だ。
水嶋さんが下見に行って、送ってくれた写真を見ただけで決めてしまった。

これで、香港、上海はオフィス移転完了。
広州は拡張完了。
横浜のオフィスも契約したのは昨年春なので、1年以内に4か所のオフィス契約をした事になる。
慌ただしい1年だった。

まあ、ニュースがあるのは良い事だ。
オフィス代稼ぎに引き続き邁進しよう。

努力は裏切らない

昨年末の講演会の成果で、いろいろな案件の引き合い、ご相談を頂いている。
やはり、大変でもやってよかったというのが今の正直な気持。
努力は裏切らない。
そして、怠ければすぐにつけが回ってくる。

昨年末、しばし講演会を休みたいという様な弱音を吐いた事を反省して、顧問企業数が300社になるまでは(年内に達成したい)馬車馬の様に働き講演会をしようと改めて心に誓ったこの一両日であった。加工貿易の最新事情 取りあえず現時点で決定している講演会は以下の通り。
今後、たくさん入れていく予定。

①2月21日(火)名古屋・東海日中貿易センター主催
加工貿易の最新事情(加工貿易制度の変遷、来料加工廠独資転換の現状と見通し、
加工貿易企業運営の注意点、契約締結時のポイント、加工貿易企業の移転価格上の注意点)
②2月24日(金)東京・企業研究会主催
製造、販売の中国シフトと日本への利益還元方法
詳細・お申し込みはこちらから
③3月15日(木)深圳・政策金融公庫(日程未確定)
④3月22日(木)広州・水野コンサルタンシー主催
加工貿易の現状と今後、流通税改革が広東省企業に与える影響と対策、
外貨管理規制の現状と今後の注意点 
⑤4月19日(木)大阪・皮革連合会(日程未確定)
⑥6月7日(木)東京・チェイスチャイナ
鈴木康伸会計士、江口拓哉弁護士との共同講演。
⑦6月19日(火)東京・みずほ総研
中国外貨管理と人民元対外決済。
⑧ 9月6日(木)東京・みずほ総研
中国での組織再編。