講演会で嬉しかった事

昨日(返還記念祝日)は、結局、午後6時まで仕事をしていた。
予定していた休暇は、実質的には取れなかったが、終日家にいたため、風邪は8割方回復した。
現在、朝9時半の電車で広州に移動中。
午後に面談2件。

昨日のブログで書いた通り、講演会続きで体力的にはしんどかったが、成果は有った。
特に、NNAの講演会(3連続)は、懇親会付だったので、飲みながらざっくばらんな声が聴けたのは有益だった。
「中国の面倒な法律・運用を、あれだけ明瞭に解説してくれる人がいるのは驚きだ」と言ってくれた方が数名いらしたし、総じて、分かりやすいという評価を頂いた。
僕が講演会で話す素材(法制度と実務運用)は、確かに面倒な内容ではあるが、できる限り咀嚼し、分かりやすく解説する事を心掛けているので、そういって頂けるのは、素直に嬉しい。

昨年9月の日中関係の悪化から、エキセントリック、若しくは、一時の風潮に流されたような講演会が随分開催され、主流を占めていた感がある。
そうなると、しっかりした分析や法律・実務の理解が軽視され、感情論が先行する。
その風潮下、真面目な法律解釈、実務解説を行う事に、無力感を感じていた時期があるが、そんな中でも、真面目に、そして実直に業務を遂行している方々と出会え、声が聴けた事で、僕自身も力をもらった気がする。

今月は、講演会4回とクライアント様向け講習会が4回。
まずはレジュメ作りに追われるが、講演会で、どんな方々と出会えるかが楽しみでもある。