住所移転手続のため深圳に

一昨日、日帰りで深圳に。
深圳会社の住所移転と一回目のクロスボーダー人民元決済時に、法定代表人である僕のパスポートが必要となったため。
パスポート原本があれば良いので、僕自身が行かなくてもよいと言えばよいのだが、政府機関での手続時に自分で足を運ぶと、新しい発見をする事が有る。
何事も、犬も歩けば棒にあたるだ。

住所移転に関しては、最初は羅湖区に会社登記をしたが、活動実態のある南山区に登記移転する事にしたもの。
税務所管が異なるので、通常区を跨ぐ移転は難しいが、まだほとんど活動を開始していなかった事が幸いし、問題なく手続ができそう。

手続が終わると、いつもながらの酒菜屋で会食。
ワンカップ大関が有ったので、興味を惹かれて飲んでみる。
庶民的な酒だが、場合によっては、缶入りの菊水辛口やワンカップ大関が飲みたくなる事がある。

ブルーチーズのメイプルシロップ

昨日は、18時で仕事を終わらす。
このまま帰るのも侘しい(2日連続冷凍食品になる)。
銅鑼湾に行くのは体力使う。
さて、どうしようかと数分間考えた上で、一昨日行ったばかりだが、オフィスの向かいにあるクマールの店に行く。
肉味噌レタス巻を食べたあと、何を追加しようかと考えていたら、黒板にブルーチーズのメイプルシロップ掛けというのが目に留まり、「チーズとシロップ。いったい合うのだろうか」と首をかしげながらも注文してみた。
合うとも言えず合わないとも言えず。
チーズとシロップ自体は良いし、パンも良い感じに温められているので、ブルーチーズとシロップを別々に出してくれたら、楽しみ方の幅が広がるのではないかという感想。

食べ終えると21時前。
「イオンが開いている内に、生卵を買って帰ろう」と早めに帰宅。
随分生活感あふれてますねえ。と笑われながら店を出た。


香港の住居・上海の住居

香港住居の窓からの景色

先月、香港の部屋を引っ越した。
前の部屋より若干広くなり、眺めも若干良くなったので(両方、若干だが)、まずまず快適だ。
本当は、オーシャンフロントの部屋にしたかったが、そうなると家賃が1.5倍程度になる。オーシャンビューの部屋で妥協したが、思ったよりも眺めが良い。
僕の生活は、香港、上海、日本を毎月10日づつというものなので、3ヶ所に住居が必要となり、コスト的には無駄が多い。
香港の家賃は日本円換算で26万円程度。上海は15万円程度だが、各々10日間の滞在費用と考えると、これ以上高い部屋には住みにくい。
服を置いておきたいという理由で、香港にも上海にも部屋を借りているのだが、上海に付いては、電気・インターネット・ガスなどのトラブルが多く、部屋を借りておくことに限界を感じてきた。
サービスアパートメントだと予算に合わなくなるので、ホテル宿泊に変えるかもしれない。
ともあれ、移動続きで、体に負担がかかってきているので、僕自身の生活(特に、飛行機搭乗回数)は、そろそろ見直す時期かもしれないと、考え始めた今日この頃。

どうしたことだろう

ただいま香港。
今日、ブログをアップしようと思ったが、PCからいっこうにアクセスできず。
サーバー故障かと思っていたら、PCを変えたらつながった。
これはPCの問題か(ブログ以外は繋がるのだが)。
また、上海にいる時は、会社のオフィスからは、無線でも有線でも僕のブログにアクセス出来ない。
これは1~2年前からの状態で社員も同じ。
部屋から一歩出ると、(無線を使えば)繋がるようになる。
ブログは極力気持ちを抑えて書いているので、平和なブログであるのだが。

昨日は、午後便で上海から香港に移動。
飛行機自体が2時間ディレイ。
搭乗してから1時間弱ディレイ。
到着がずいぶん遅れてしまった。
最近、過労の反動でメンタルが落ち気味なので、家に直接帰らず、クマールの店で酒を飲む。
周りの人と話が弾み、楽しい時間であった。

人生孤独感と限界感との戦いだ

昨日の記事に関連した話だが・・・

コンサルティング、執筆、メディアでの発信等を行い10数年が経過した。
これにより、知名度やネットワークは10数年前よりも確実に向上した筈だが、ここ数年間、孤独感・限界感を感じる事が多くなっている。
孤独感に付いては、原因が分からない不安で困ったものである。
限界感というのは、10数年間で、色々な事にチャレンジした過程において、自分に何ができる。何ができない。という点が分かるようになってきたからとも言えるのであるが、自分で壁を作ってしまっている点が多分にあるのかもしれない。
10数年前にコンサルティングを始めた時は、会社員の立場以外は、何も失うものはなかったが、頑張れば、何でもできる様に感じていた。
それが、徐々に、現実的になってきている気がするが、これは、自分の意識が作り上げた壁の中の現実なのかもしれない。

昨日の記事で紹介した若者たちの活動に感動したのは、社会的地位や発言力が無くても、自分たちにできる事から始めようと、限界を恐れずに走り出した姿勢である。
事を始めれば、反対もあるし、揶揄や批判をする人間も出てくる。
それでも、走り出す純粋な気持ちが、ニュースを読んだ時にまぶしく感じたし、却って彼らから教えられた(忘れていたものを気付かされた)気がした。

年齢的にも、モチベーションを持って走り続ける事が、少しずつ難しくなってきている。
これは、年齢と共に、社会的な立場を身に着けて来た事の裏返しかもしれない。
ただ、この程度で限界を感じてはいけないのも確か。
それを強く自分自身に言い聞かせた。

僕らの日中友好

蝶理の井上中国総代表より、北京便りを頂いた。
そこで、日中友好を願う若者との交流に付いて触れられており、感銘を受けた。
悪いニュースや人の悪意を垣間見る事が多い中、次の時代を担う世代に、両国とも素直でひたむきな感情と、行動力を持つ人物がいる事を知ったのは、一筋の光を見る思いである。

活動の内容(フリーハグ)は、以下参照。
■「僕らの日中友好@北京・我们的中日友好@北京」https://www.flickr.com/photos/109475294@N02/sets/
http://mainichi.jp/feature/news/20140414mog00m030011000c.html

井上総代表の「北京便り」より、会合の様子を引用させて頂きたい。

<引用>
「言い出しっぺ、そして(だから?)代表の渡辺です。仲間が3人になり、24人の運営委員、そして150人まで膨らみました。最年少の自分をリーダーとして盛り立ててくれて有難う」という仲間への感謝の言葉が印象的でした。
途中、感極まることも何度かありましたが、外国語学院の女子学生がとても冷静に自己制御しながら、抒情的な日本語を母国語にしていきました。
女子学生ご本人も泣きたい気持ち(自らの感動と三人の日本人男性の翻訳しにくい情的表現)だったようですが、要点は外さず会場の流れも考慮して簡潔明瞭に役目を果たしていました。
清華大学でのスピーチコンテストに続いて、今回も女子学生の目立たずとも大切な実務的貢献によって会の感動が深まりました。

隗より始めよ(先従隗始)」。
本来の『戦国策』での郭隗さんの昭王への建策(就職活動?)の意味とは、異なった用法が一般化しています。曰く、大事業を起こすには、身近なところから着手するべし。
言い出しっぺから動きなさい。

渡辺さんが、両国の関係はこのままではいけないと考えたこと(0→1)
身近な仲間が話を聴いてくれたこと(1→3)
3人が動き出し、賛同者が増えて、分業が進んだこと(3→24)
更に賛同者が増え続けていったこと(24→150)

このプロセスはどれも重要ですが、やはり(0→1)に無限の可能性を感じます。
<引用終わり>

一人の純粋な気持と行動力が、無限の可能性を生み出す事を信じたい。
そして、まだ会った事が無い彼ら全員から、力をもらった気がする。
若者たちが、できるところから頑張ろうとしている。
僕もまだまだ頑張らねばいけないという気にさせられた。


オイスターバーにて

水野Tシャツを着ての記念撮影

昨日は、3名の弁護士の方と、花園飯店近くのオイスターバーで会食。
思えば、僕が最初に中国に来た頃(1980年代)は、中国でコーヒーやサラダを口にする事も難しかった。
その時の事を考えれば、中国で生ガキが食べられるとは、夢のようだ。

シャンパン⇒白ワイン⇒赤ワインと飲みながら会話が弾み、気づけば4時間半も笑いながら話していた。
楽しい会食であった。

一昨日は税理士の方との会食。昨日は弁護士の方々。
一回り年下の専門家の方々との交流が増えているが、僕の経験・知識が役に立つ、と言って頂けるのは、まだ前線で頑張ろうというモチベーションになる。

本日は

本日は、会議2件、会食2件。
ロスタイムが多く、仕事がはかどらない。
その中、最近ご質問が多い、上海自由貿易試験区について、規制緩和状況を書く予定であったが、(早めに到着した)レストランで無線インターネットが繋がらず。
携帯でアップすることに限界を感じ、今日は断念。
とりあえず、週末のアップということで。

中国投資をどう考えるか

中国の第一四半期のGDP伸び率が7.4%との発表があった事で、報道では、「1年半ぶりの低い伸び」、「景気減速が鮮明に」という文字が躍っており、随分、誘導的・扇情的な記載だな、と思って眺めていた。
7.4%(年間目標値7.5%とのかい離0.1%)という数字が目に入った時の、僕の直観的な印象は、「高いな」というものであったが、それは、(2013年の数字だが)日本(1%台)、香港・韓国・台湾・豪州(2%台)、ベトナム・インドネシア(5%台)と比較したもの。
世界2位の規模のGDPを持つ国が、7%代の伸びを維持しているという事の意義は大きい。
勿論、それ故に、世界経済に与える影響も大きく、景気の減退には神経質にならざるを得ないのは確かであるが。

ともあれ、市場選定を行う際には、市場の成長性は大きなポイントになるため、報道の誘導的な記載は参考程度にとどめ、数字をしっかりと把握する必要がある。
因みに、最近、中国・ASEAN投資環境に関する文章を書く機会が多くなり、JETROのHPをよく参照する。
JETROを持ち上げる訳ではないが、以下のレポートには、知りたい数字が非常によくまとめられており、こんな情報を無料で提供するのは、たいしたものだと感心する。
アジア・オセアニア・欧州の主要都市における投資コスト比較

また、6月9日に、JETROが香港で、中国の日系企業実態調査(2013年)に関する講演を開くのだが、それに際して、僕にも簡単なスピーチをしてほしいという依頼が有ったので、レポート(中国の日系企業実態調査・2013年))を眺めていた。
これも、価値のある調査報告である。
これによると、調査企業1,411社(有効回答940社)の数字は以下の通りの様である。

① 黒字企業
大企業67.7%(均衡を加えれば80.1%)
中小企業48%(均衡を加えれば74.9%)
つまり、赤字企業は、大企業19.9%・中小企業25.1%

尚、製造業と非製造業別では、業種によってばらつきはあるものの、全体を纏めてみれば、黒字・赤字比率に大きな違い無し(製造業の赤字比率21.1%・非製造業の赤字比率22.9%)

② 今後の事業展開
今後、1~2年の事業展開方針に付いては、拡大する(54.2%)、現状維持(39.5%)、縮小(5.0%)、第三国への移転・撤退(1.2%)となっている。

以上の通り、拡大方針が最も多く、現状維持を加えると93.7%
縮小・撤退・第三国への移転方針の合計は、前年度比0.5%の増加。
縮小・撤退方針の理由のトップは、コストの上昇。

この数字を見た印象は、やはり報道とはずいぶん違う。
黒字比率が80.1%(大企業・均衡を加えた数字)であり、今後、1~2年での拡大方針が54.2%(現状維持を加えると93.7%)という数字は、ここ1~2年の報道とは真逆の印象を与える。
一言でいうと、かなり良い数字である。

企業運営には、リスクヘッジは必要であるし、また、中国にポリティカルリスク(日中関係を始めとして)が存在する事は確かであるため、リスク分散の形で中国プラスワンというのは、極めて妥当な判断だと思う。
また、限りのある資金、社内の人的資源の配分を考えると、伸びしろのある地域(新興国等)に振り分けるのも妥当である。
ただ、企業利益の確保の為に、適切な現状認識は必要であり、方針決定のためには、計数に基づいた実態把握が、極めて重要である。


日本国内訪問(沖縄、四国、北海道・・・)

今年の社員旅行は沖縄に決定。
沖縄とバンコクという二つの候補が有ったが、圧倒多数で沖縄に決まった。
因みに、今回から、社員旅行の場所は社員の投票(投票者氏名非公開)で決める事にした。
また、昨年から、一回だけ食事を全員でする以外は完全自由行動。ホテルも各自が好きな場所を予約(会社はホテル代を補助するのみ)。家族、両親、恋人、友人の帯同自由という自由な形式を取っている。今後もこれは継続予定。
日頃、全員、遅くまで仕事をしてくれているので、1年に一回は、この程度の事をしてあげても良いかな、というわずかばかりのお礼の気持だ。

僕自身、沖縄に行くのは初めて。
前から興味が有ったが、仕事がなく、行く機会が無かった。
唯一、1997年に搭乗機が香港に着陸できず、沖縄に避難した事が有ったが、この時は、機内から一歩も外に出られなかったので、カウントからは外れるであろう。

思い起こせば、コンサルティングを開始するまで、日本国内出張の機会は皆無であった。
財務・経理畑を歩いてきたが、本社勤めの際の所属は、輸出為替課と海外経理のみ。
海外出張の機会はあったが、日本出張の機会は全くなく、機会の有る同期がうらやましかった。
また、旅行もあまりしないので、日本に限定して言えば、2004年まで本州を出たことが無かった。
初の本州外訪問は、2004年の九州(香港貿易発展局主催講演会)。
次に、2010年の北海道出張。2012年の四国(香川県自治体主催講演会)と、徐々に機会が生まれ、今回は社員旅行で初の沖縄。
こんな感じで、徐々に、日本構内の訪問場所を増やしていく事が楽しい。
来年の社員旅行は、四国に決まるといいのだが・・・
高知に行って、刺身と日本酒を楽しみたい。
ただ、社員投票で決めると明言した以上、社長の一存では決められない。