休肝日に自炊をしようと思い、ジム帰りに階下のスーパーで、しゃぶしゃぶ用の豪州和牛を購入。店員さんが2個目は半額だと教えてくれたので、もう一つ追加購入。その晩は、1パック使ってシンプルな火鍋。翌日の昼食は焼肉丼を作ってみた。
自分で言うのもなんだが結構美味い。そして、この黒竜江省産の米も美味い。
当地では、日本米の輸入は数量制限が実施されていることから、日本からの輸入米がともあれ高い(新潟産コシヒカリ2Kgで3,500円程度)。この前別の種類のもの(2,000円程度)を買ったら不味くて食えなかった。薬品(防腐剤?)のせいか米が古いせいか?
そう言えば、20年以上前の香港のスーパー(高級食材を扱うシティスーパー)で日本酒を買うと、日本で飲むのに比べると格段に味が落ちた。おまけに、数本に一本はとてもじゃないけど飲めない味のものが混ざっていた。今はその様な事は無いが、当時は、出荷者の防腐剤処理技術が劣っていたのだろうなと推測している。輸入米も似たような理由だろうか(調べたことが無いので、良く分からないが)。
中国産がこの品質でこの価格だったら(これは高級米だが、日本から輸入した米の三分の一の値段)、輸入米は売れないだろうなと思う。日本にいる時は、日本の米は美味しいから売れるはずと単純に思っていたが、現地に来ると色々な事が分かってくる。
因みに、米に対する思い出は、1989年の中国研修生時代(福建省福州市)のものが鮮烈だ。
福州到着初日、自由市場(今では死語だが)に米を買いに行ったが、小石や何やらが混ざっており、また米を研ごうとすると、何十回研いでも水の色は白ペンキの様な状態。数分経過して冷めるとがちがちに固まるので、食堂ではブロック状に切り分けてあり、トングでつまんで取ってくれる(ご飯をよそうではなく、ご飯をつまむというのは、この時初めて体験)。それまでは、米なんで少しくらい安いやつでもなんでも食べられると思っていたが、世の中には、とてもじゃないが喜んでは食べられない米があるのだと思い知った。
そんなある日、厦門に出張した折、免税ショップで日本種米を発見(今でも香港のスーパーで見かけるこの米)。喜び勇んで買って帰ったが嬉しかった。今となってみれば、さほど美味しいコメでもないのだが、あの当時は嬉しくて、厦門出張が楽しみで仕方がなかったのを思い出す。時代は変わる。
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前川寿司で食事する
前川寿司で食事をした。この店は、2006年に雑誌に「僕が上海で一番好きな寿司屋」という紹介文を書いたことが有る。
誤算だったのはクリスマスでお任せオンリーだったこと。一人1,300元(2.2万円)というお任せ価格は、上海の相場と出てくる料理を考えれば良心的と言えるが、何時も単品で注文し、酒を入れて一人1,000元ちょっとで済ませているので、ちょっと懐にきついなという感は有る。あと、お任せは量が多くて、全部は食べきれない上に、数日間は食事管理が必要になる。
とはいえ、食べるからには純粋に楽しむ。まず出てきた、ローストビーフに海胆とキャビアを乗せた鮨が旨い。
鰹、金目、赤貝。鮮度が良い。
これは鰻のパイ皮包み。なかなか面白い趣向だ。普通にウナギの寿司、若しくは、白焼きを食べた方が旨いかもしれないが、パイ皮の歯ごたえが良く、これはこれで良かった。
ふぐのから揚げに、ふぐの肝を掛けたもの。
蟹のお吸い物になるのかな?
次は、のどぐろ白子のトリュフ乗せであったが、僕は白子が食べられないので焼き魚に変えてもらった。
中トロ、カンパチ、白エビ、イカ。
赤身、白エビ、北寄貝。
ここまでくると苦しいが、海胆は食べねば。北海道産の海胆で美味しかった。そして、最後のアナゴはさすがに量的にギブアップしかかったが、ご飯を残して食べきる。
という訳で、懐にはそれなりに響いたが、料理は全面的に満足で、楽しく会食を終える。店は満席だが、他に日本人はおらず、全員、裕福そうな中国人。香港の高級店(寿司、天ぷら、割烹)でも状況はほぼ同じ。
こうした光景を見ると、日本が世界的な物価水準から取り残されているのを実感し、今後、好きなものが食べられなくなるのではないかという危機感を感じる。経済合理性から言うと、物は高い方に集まる。かつての中国がそうであったように、国内生産されたものも、外国がより高く買ってくれるなら、そこに出ていくもので、今後、日本がそうならない保証はない。それを考えれば、安定的な物価の上昇は必須であるし、それを実現するには、より良い将来が感じられる雇用・労働環境を作る事であろう。
クリスマスイブ
12月24日は在宅勤務であった。朝11時から有料動画を3本収録。
昼食はデリバリーで頼んだシュウマイ弁当。今回収録した動画は比較的長かったので(短めの個人の外貨管理が1本と、長めの増値税25年間の経緯、外貨管理25年間の経緯を2本収録)、2時間弱の収録時間を要した。弁当が届いて、食べられるまでに1.5時間近くかかったので、杉山氏が「弁当が冷めてすいません」という。「いや、弁当が冷めているのは気にならない、というか冷えている方が美味しいとすら思う(日本米に限るが)」と返答すると驚かれる。更に、ジャーで保温したご飯が嫌いないので、小学校以来保温したご飯は食べていない(それなら冷えたご飯の方が良い)というと盛んに不思議がられたが、そんなに不思議な事か?
その後も、あたふたと仕事をすると、夜7時前に行きつけの店に出かける。料理人がイタリア料理をやっていたことが有るので、生ハムとピザを出してもらう。なかなか良かった。日本料理にピザがあるというのは、ワンポイントで良いね。
金虹橋の蘭州ラーメン
今年最後の割烹Makinoの翌日、朝から満腹感に苦しめられる。会食後、蒸気海鮮店で食事をしたためである。という事で、朝食抜き。昼食は15時近くとなった。
買い物の必要もあるので金虹橋のアピタに行き、そこにある蘭州ラーメン屋に寄ろうと思い立った。
この店は清潔なので良い(蘭州ラーメン店は、衛生面でちょっとためらわれる店がある)。
麺は5種類に分けて打ち分けてくれる。前回、細めの麺を選んだ結果歯ごたえに欠けたので、3番目の麺を選択。丁度よかった。4番目になるとうどんの様な太さ。5番目は、ビャンビャン麺の様な太さになる。
年内最後の割烹Makino
先日割烹Makinoに行った折、「年内にもう一度来て下さい。店が終わってから打ち上げましょう!」と言われたので再訪。年内最後の訪問になるな。
夜7時半まで仕事をしていたので、店到着は8時になった。
大将より、「水野さんが久々の香港という事で、香港をイメージした料理を作りました」と言われ、最初はふかひれ。次はナマコ。この日本風のナマコの調理方法が、コリコリしていて美味しい。盛り付けも、ちとクリスマス的か。
そしてお吸い物とふぐ刺し。ふぐ刺しも、バルサミコ酢をベースにしたソースを作ってくれたが、なかなか深くて良い味わい。
あん肝と野菜の薫物。
「お互い今年も無事に年が越せますね」と言いながら食事。大将とは2006年からの付き合いなので、何度同じ会話をしたことか。ただ、人生には波がある。順調な時ばかりではなく、本当に苦しい時も有る。そんな経験をしてきたからこそ、こういった一言に深い思いが加わるのであろう。ともあれ、束の間の安堵感。
最後はざるそばで〆る。そして一緒に打ち上げに繰り出すこととなった。
ベトナムビジネスガイド完成
新著完成しました!水野コンサルタンシーグループ著(主著は水野ベトナム執行役員の安藤崇)。
この書籍は、ベトナムビジネスの基本を分かりやすく網羅しているだけでなく、中国の制度と比較して解説をしているので、特に、中国ビジネス経験者(中国からベトナムに担当国が変わったような方)には、理解しやすい本だと思います。他には無い切り口の本ですので、ご興味のある方は是非。ご注文はこちらからお願い致します。
また、今月早々に出版した「中国外貨管理マニュアルQ&A(2022年版)」も好調です。これは僕の自信作。複雑な中国の外貨管理を、一瞬で理解できるようQ&A形式にし、根拠法も明記してあります。
ご注文はこちらです。宜しくお願い致します。
年内最後の講演会⇒中国語教室⇒海胆を食べる
12月21日(火)は、2021年最後の講演会であった。増値税を2時間で説明。
今年の講演会が全て無事に終わった!と思うと、疲れがどっと出て、しばしソファに横たわる。自分で気づかないだけで、やはりプレッシャーを感じているものだ。講演会をやるのはしんどい。ただ、自分のビジネスを続けるためには、一定のクオリティが保証できる講演をやり続ける必要がある。今後は、自分の年齢(58才。60才の足音が聞こえてくる感じ)も考慮して、マネジメントしていきたいと思う。
その意味で、来年から、講演数は減らしていく。自社主催のものや、主催者の趣旨・姿勢に賛同できるものはお受けするが、そうでないもの(単なるお付き合い的なもの)は、辞退させて頂く。その上で、一回一回の講演のクオリティを高めていきたい。
18時15分に居酒屋艾美到着。18時半から第3回目の中国語授業開始。人数も徐々に増えてきたし、1回目、2回目聴講頂いた方からも分かりやすいと言っていただく。無償奉仕なので、こんな反応が支えになる。講演会は仕事。これは趣味。
この日は、友人の送別会も有ったので(同じ場所)、ジョニーウォーカーのゴールドを持ち込む(持込料は当然支払う)。そして、大連産の海胆を注文。送別会、中国語授業後の懇親会を合わせて楽しく飲む。
香港経由日本に
入国管理状況がちょくちょく変わるので、現段階で断言はできないのですが、Retuen2HK(香港居民に対する隔離免除の入国プログラム)の申請が通ったので、1月早々香港移動。そして、1月下旬に日本移動し、2月下旬まで日本滞在です。
香港では隔離免除の代わりに3日毎にPCR検査を受けなくてはならないので、これから1か月で9回PCR検査を受けるという、とんだPCR検査フェチ的な状況ですが、ともあれ皆様との再会を期待しています。
日本では2週間隔離。2月下旬に中国に戻れば、また3週間の隔離。移動が難儀な世の中になりましたなあ。
本場茶餐庁風出前一丁が食べたくなる
先日、陳浩基の小説を読んで出前一丁を食べたくなった話を書いたが、数日後に、もう少し本格的に香港の茶餐庁の出前一丁を再現したくなった。という事で、近所の香港料理屋からカレーフィッシュボールと香港風のチャーシューをデリバリー。
最近、香港料理(茶餐庁やら飲茶屋やら)が人気の様で、付近で徐々に増えている。その内、最近できて、よく行列ができている南豊城の九龍冰室からデリバリー。
そして香港製造出前一丁。出前一丁は香港で、本当に浸透している。このブランドを知らない香港人は、おそらく一人もいなかろう。以前、どこかの雑誌で、香港日清の方のインタビューを読んだが、「香港人は即席麺を茹でずにお湯をかけるだけなので、そんな方法でも食べられる麺を開発するのに苦労した」という趣旨のことが書いてあった。所変わればやり方変わる。確かに、香港のオフィス下の茶餐庁で食べる出前一丁も、プラスティック容器に入れてお湯をかけて蓋をするだけなので硬かった。それでも一応は食べられた(当然、茹でた方が旨い)。
という事で前回よりは完成度が高い茶餐庁風の出前一丁完成。ただ、感動は無い。確かに、香港で食べていた時も、それなりに旨いと思ったが、特別な感動は無かったな。それでもたまに食べたくなるのがソウルフードというやつか。
休肝日の夕食
週2回の休肝日を設定している。かつては毎月10日間だったが、3年ほど前に、内視鏡検査でピロリ菌が発見され、それを駆除するために2週間投薬治療をしたら(その間禁酒が必須)、禁酒明けの反動で毎日飲む生活に戻ってしまった。
ただ、やはり休肝日を作らない生活は体に負担がかかる。という事で、今春から毎週2日という決まりで休肝日を創り出した。かつては月単位だったが、週単位で管理した方がはるかにやりやすい。月単位だと、月末に付けが回るような結果になって、アップアップする。
この日は、夕方からジムに行き、その後、地下のラーメン屋で夕食を取った。数日前の宴席で、相手の方が「ここのラーメンは旨い」と力説されていたので、ちょっと興味が湧いたもの。
豚骨ラーメン系はあまり好きではないので、次回は鶏ガラスープにしよう。店員さんも親切だし、なかなか頑張っている印象。