海辺の散歩と生ビール

今日は午後にオフィスに行って休日出勤しようと思ったが、ともあれ疲れた。
体力的なもの、気苦労、仕事や原稿の度重なる締め切りなどなどいろいろ有って、ちょっとぐったりという感じ。
そんな訳で、起き上がれず、午後4時までごろごろ読書。
「黄色い目の魚」という本を読む。
期待しなかったけど、なかなかよい本で満足した。
高校時代の自分を、よい意味でも悪い意味でも思い出した感じ。
午後4時半に何とか起き上がり散歩に行く。
最近運動不足なので、その解消。

海辺の公園を、てくてく歩くこと合計1時間40分。
単なる散歩なので、疲れもしないし海風がなかなか爽快。
今の悩みも、前向きに捉えられる気がしてきた。

「これだけ歩いたから、ビール一杯くらい飲んでもいいよな」と自分に言い聞かせ、パブで一杯生ビールを飲む事にする。
物価の高い香港だけど、英国領だった頃の名残で、パブは安くて美味しい。
色々なパブがあるけれど、きめが細かい泡で、適度に冷えたドラフトビールを出す店が多く、これは(最近料理の質が高くなっている)上海でも飲むのが難しい。
十分に上海のパブを知っているわけではないけれど。

そういえば、大学の頃に、法学の先生に、「昼に酒を飲まないのが酒飲みのマナーです」と授業で言われたのが妙に頭に残って、24才くらいまでは、本当に酒を飲まなかった。
泥酔中の犯罪は罪に問われるか、という内容の講義の際に出てきた言葉だと思う。

それでも、昼の酒(今日は夕方だけど)は美味しいものだ。
結局、美味しいドラフトビールを2杯飲んで90香港ドル(1500円程度)。
香港にしては安くてよい娯楽。