加工貿易セミナー開催

深セン加工貿易セミナー無事終了。
ご参加頂いた、200名の方々、有難うございました。

実は、華南(香港・広東省)で講演会を開くのは、今年初めて。
最近は、講演会の主流が日本(その次は上海)に移っていたので、華南で講演する機会がなかった。
久しぶりなので少々緊張。
気合を入れるために(!?)前日に髪を黒く染め戻して、当日に備える。

一時期は、まっ茶色であった髪も、4~5年がかりで普通の色に落ち着いた。
茶色は飽きたし、あと、そろそろ落ち着いたイメージを定着させる頃だし。


講演会には、税関総署広東分局、提携企業のEHグループ(同社が運営する北京の対外経済大学関務センターの教授)も参加。

加工貿易制限分類の規制強化の概要と今後の展望。
更には、来料から独資へのスムーズな(生産を止めない)組織変更の方法等に関して、発表、ディスカッションが行なわれた。

税関より、「近い将来、香港一日遊の禁止(輸出産品の免税再輸入の禁止)が行なわれる可能性があり、その対応として、広東省は保税物流中心B型の増加を推奨している」という発言があり、本件の火種はまだ消えていない事が伺えた。
また、一応、物流園区・保税物流中心B型であれば、規制の対象外である可能性が高いようだが、ともあれ、この点はまだ余談を許さない。

あと、深セン税関の内部には、来料から独資(進料)転換に当たって、生産を止めない方法を認める内規が有るようだ。
基本的には、来料閉鎖後3ヶ月間、手冊・税関番号を有効とし、この期間に消し込み照合・その他の手続を終わらせる方法との事。

この方法を、深セン外にも広めていきたいとの広東税関の発言であったので、これについてはM&Cとしても、具体的な方法をスタディしていきたい。

講演会終了は午後6時。
それから、内輪(会場運営を手伝って頂いたNNAさんを含め)で、酒菜屋で打ち上げ。
講演会が成功に終わったので、楽しく打ち上げができた。

それから、香港に戻るのがちょっと面倒なのだけど・・・