今週中にはQ&A改定作業完成

今日は朝から一日中Q&Aの改定作業。

思った以上に進んだ。
2007年版のQが、全部で56個。
今回は、増値税輸出還付制度変更の経緯を削除(すでに、輸出還付制度が定着している中で、1994年からの推移を紹介する事に、あまり意義がなくなったと判断したため)、マカオの投資制度を削除。

全部で54個のQにする予定。
本日で52個完成。

残るは、香港経由の中国ビジネスと、配当金課税制度の二つ。
今週中には完成できるであろう。

今日の作業は、あとで記載するので、Q&A改定のカテゴリーを参照願いたいのであるが、ともあれ、全文修正したQがすごく多い。
感触で言うと、全体の70%位を書きなおしたのではあるまいか。


会計、企業所得税が変わり、増値税法改定の影響で、免税輸入制度・国産設備の増値税免除制度も変わった。

加工貿易保証金制度も変わった。

保税開発区はどんどんできた。

香港との租税協定も全面改訂された。

移転価格の制度は変わり(特別納税調整実施弁法が施行)、非居住者課税の制度も変わった。

保税区貿易会社等と言う制度(正規の販売権が無い販売会社)は、既に過去の遺物になりかけていて、今では、保税区の販売会社は、大部分が国内流通権・貿易権を持っている。

この3年弱の変化は、本当にすさまじい。

早く改訂版を出さなくては!という感じ。

ただ、今日は、筆が順調に進んだので気持ちいい。

もう一息だ!

新聞記事にかつての恩人をしのぶ

前々回のブログで、M&C設立時(2006年)に、幾つかの新聞で紹介して頂いた、という話をしたが、それに当たっては、当時の丸紅の広報部副部長のご協力を頂いた。
この方は、昨年、若くして他界されたのだが。

丸紅で勤務していた時、広報面では、この方に随分お世話になった。
M&C立ち上げの時も、取材の段取りをつけて頂くと共に、「現地で取材を受けた方がいい。その方が大きく取り上げられるから」とのアドバイスを頂いた。
更に、「水野は自由に話して構わない。新聞社の方には、僕の話した事は、全て丸紅広報部の確認済です、と言っていい」と言って頂いた。

その一言で、「この人には絶対迷惑をかけられない」と強く思った。
亡くなるまでの数年間、この方に頂いた助言・サポートには、いまでも感謝している。
懐が大きな方であった。

人は、人から信頼されて、初めて人に尽くそうと思うものだ。

ただ、部下を信じられない上司もいる。
リスク管理は必要であるが、全ての根底には、信頼がなければいけない。
これができずに、社内で魔女狩りの様な事をやっている人間も少なくない。
心が無い厳しさは上司の怠慢であり、品格の欠如だ。
リスク管理と聞こえの良いセリフを吐いているが、単に、人を信じる器、活かす器がないだけだ。

人としてどう生きるか、上司としてどう生きるか。
それは自ずと問われるものだし、その人間の品格として表れる。


結局、そんな事が起きて、僕が丸紅を辞める事になったのだが、外れくじを一個ひくまでの間、何人も、懐の深い上司、同僚に出会えた。
これだけ、良い上司に何人も出会えたのは、やはり感謝すべき事だろう。
そして、そんな方々に対しては、その信頼に答えようと頑張ったつもりだ。

権力には立ち向かうが、人の信頼には全力で応えたいと思う。
長いものに巻かれる事ができない僕の性格は、損でもあるし、賛否両論生むだろう。
それでも、沢山の方々が、理解してくれた。
他界された広報部長もその一人。

何もお礼が言えないままになってしまったが、一緒に仕事ができた事に、この場を借りて、改めてお礼がしたい。

有難うございました。