バーでの会話

顧問の斉藤さんと香港で会食したのち、最近よく行くMoon Stoneというバーに。
今回、斉藤さんにPCを修理してもらったので、その受け渡しもかねての会食だ。
しかし、機械音痴の僕からすれば、自分でPCを修理するというのは、魔術の様に思えるのだが。
その折の会話で、次の様なものがあった。

斉藤さん;
先日、杉山さんが決めた300万円くらいの契約ですが、杉山さんと雑談した時、「小さい契約でいい気になるなと水野さんからガツンと言われました」と言ってましたよ。

水野:
うそ!褒めたのに。
だって、その時の会話って、こんな感じだよ。

(当時の会話)
水:
こんな感じでいいんだ。
ホームランじゃなくてもいいから、バントヒットをつなげていく事が大切なんだよ。
引き続き頑張れ。

杉:
えっ!
自分ではホームランのつもりだったんですが・・・

水:
う~ん、じゃあ、二塁打くらいにしといてあげるよ。
(当時の会話終わり)

水野:
でしょ。褒めてるでしょ

斉藤さん:
う~ん、そうですねえ。褒めてる様に聞こえますねえ。

という様な会話があった。

しかし、歳を取るに付け、言った言葉のニュアンスが広がったり、言葉が一人歩きしたり、いろいろな事が起こるものだ。
歳を取るにつけ、言葉は控えめにした方がよいのかな、とも思う今日この頃。

そんな話をしながら、疲れがたまったので椅子で休憩。
いつもは頼まないトロピカルカクテルなど作ってもらった。

うさ丸

うさ丸

ストレスあふれる生活は小動物に癒しを求めたりする。
そんな訳で、Youtubeでピグミーマーモセットの動画を見てみたり、子猫の動画を見てみたりしていたが、縁あって、ウサギを共同購入する事と相成った。

移動の多い生活で、飼育する事ができないため、これは願ったりかなったりだ。
という事で、「うさ丸」と名付ける。
後でメスだと分かったのだが、まあいいか。

うさ丸。
大変かわいい。
写真を見ていても和む。

資金調達再規制と中国経済

資本金として払い込まれた外貨の人民元換金、及び、外国からの株主ローンの拠出を制限する通知(匯発[2011]45号)が外貨管理局より公布されたので、NNAの連載に執筆した。
資本金の人民元換金は、匯綜発[2011]88号で規制強化されたばかりだが、短い期間での再強化だ。

資本金で自己使用以外の国内不動産を購入する事は、かねてより禁止されているが、その管理が厳格化されたし、払い込まれた外貨資本金を保証金支払い用に人民元換金する事も禁止された(外貨のまま払わなくてはならない)。
更に、海外からの短期借入をロールオーバーした場合は、中長期借入金として扱わなくてはならない(返済しても残高が復活しない)事も規定された。

ここ数年、中国政府が投機資金の流入や、外貨の人民元換金に神経質になっており、また、投機目的の不動産購入を警戒してきたが、その流れがまだ続いている事が分る。

中国の不動産バブル崩壊を警戒する報道が多いし、実際、その懸念がある事は否定しないが、「かつての日本と同じような事が起こる、と決めつけるのはどうかな」と、個人的には思う。
僕は中国の不動産と現在の資金供給を、マクロ的なアプローチで研究した訳ではないので、感覚的な発言になるのを容赦頂きたいのであるが、日本のバブルの要因は、プラザ合意による円高不況の結果生じた財政緩和と投機の過熱が要因となっている。
不動産価格に付いて言えば、平均年収に比して価格が極めて高額になっている事や、値上がり期待で不動産が購入されている点は、状況が類似している。

一方、現在の中国は、かつての日本とは異なり、ここ数年、ある意味企業の健全な活動に支障をきたすような状況も見られるほど、意図的に資金供給を調整している。
銀行融資だけでなく、輸入ユーザンス形式での資金調達、資本金として払い込まれた外貨の元転、株主ローンなど、あらゆる形での資金調達が制限の対象となっている。
また、先物市場は制限されているし、不動産の購入も管理されている。
非居住者(外国企業・外国人)の中国内の不動産購入は、2006年から禁止されているし、中国居住者も、購入可能な物件数が制限されている。
つまり、買いたいし、購入可能な資金はあるが、制度的に買えないという状況が、まだ多数存在している。

これは、中国が、過去の日本の失敗(プラザ合意⇒バブルの過程)を意識して、その対応をかねてより取っている事によるものであろう。
この様な点を踏まえれば、景気調整が生じたとしても、理屈としては、かつての日本より軽微なものになるはずであるが、この点、どうであろうか。
自分で一度研究してみたい気がする。

寿司とくで生だこを堪能

生だこ

数日前の事、香港で急に寿司が食べたくなり寿司とく(チムサッツイ・Cameron Road)にいった。
この店に行くのは2回目だけど、ネタもいいし、値付けも良心的だし大変良い店だ。

メニューに生だこがあったので早速頼む。
美味しかったのでさらに追加。
前に書いたかもしれないが、僕は生だこが大好きで、トロやウニよりも好きだが海外ではなかなか食べられない。
これが食べられるのはうれしい。

ふぐ刺しと巻物

そして、ふぐ刺しと海鮮納豆巻き。
他にも色々と食べたけれど、酒を控えたせいで安く上がった。

この時点では、翌日の昼、夜に寿司を招待頂くとは予想もできなかったが・・・
結局、3食連続寿司という、最近では珍しい出来事があった今週であった。

それはよかったのだが、ここしばらく続いたオーバーワークで、木曜日の午前は寝込んでしまう。
その状態での上海移動(夜)はきつかった。
久々のビジネスクラスへのアップグレードが、心底嬉しかった。
講演会のレジュメチェックをしなくてはいけなかったので、十分休めなかったのだが。

11月30日・12月2日の講演会が終われば一息つけるはずなので、来週の日本出張は歯を食いしばって乗り越えて、ちょっとのんびりしよう。
今週末は、12月2日のレジュメ作成、NNAの連載原稿、三井住友銀行の月報の原稿、三井住友コンサルティングの月報の原稿、当社のメルマガの原稿の作成が必須業務だ。
ともあれ、目先の仕事をさばかねば。
何やら、ビジネス奮闘記の様な終わり方になってしまったが。。。
ともあれひと頑張りだ。

スターフルーツとカツカレー

久々にスターフルーツを見た。
スターフルーツを初めて見たのは台湾で、語学研修のために台北に到着した初日、飲み屋で出されたフループプレートに乗っていたのが印象深い。
台湾に到着して、一番、外国に来た、というのを意識した瞬間だった。

同時に、昨日までは、飲むといえば神田の居酒屋だったのが、こんなフルーツが出てくる店に来るようになったなんて、一夜で金持ちになった気分だ、とか、変なことを考えていた。
その後台湾ではよく食べた。

あまりおいしくはないけれど、形状が面白いのでついつい手を伸ばしてしまう。

これは、昼に吉で食べたカツカレー。
これにうどんをつけたので、ちょっと食べ過ぎであった。

12月の講演会

11月30日の日経新聞主催セミナーは、お陰様をもちまして満席(キャンセル待ちでの受付)となりました。お申し込みを頂いた方、有難うございました。
必ずご満足頂けるよう、準備を整え臨みます。

さて、次の告知なのですが、ちょっと趣向を変えた講演を12月に2回開催します。
業務パートナーであり、友人でもある劉新宇弁護士、鈴木康伸会計士と、パネルディスカッションを交えた講演を以下の通り行います。

■12月2日 「中国企業との提携におけるリスク管理と問題解決方法」
本セミナーでは、“中国企業との提携”にスポットを当て、中外合弁会社設立から運営・撤退に至るまでの適切なリスク管理とトラブル回避の方法、更に、トラブルが発生した場合の対応について、日本人コンサルタントと中国人弁護士という異なる立場の二人が、ディスカッションを交えて解説します。

開催日時:12月2日(金)14:00~17:30
会場:T’s渋谷フラッグ8階 ROOM8H (東京都渋谷区宇田川町33番6号  TEL:03-5457-7881)
講演者:水野真澄(水野コンサルタンシー代表)
     劉新宇(King & Wood法律事務所・パートナー弁護士)
参加費(税込): 5,000円/1名
定員:50名
詳細・お申し込みはこちら

セミナー内容
第一部:中外合弁会社の設立・運営・撤退
1.合弁会社の設立、運営、撤退
第二部:中国企業、現地法人・事業会社に対する技術供与
1.技術供与の注意点(知的所有権保護等)
2.無形資産供与の形式と利益の回収
第三部:紛争発生時の対応
1.紛争発生時における交渉の注意点
2.示談・調停・訴訟上の和解
3.仲裁、訴訟

■12月19日 「税務・外貨管理・通関手続から検証する中国ビジネスモデル(加工貿易活用・保税区域活用・中国国内販売等)」
加工貿易、中国国内販売、保税開発区を使ったオペレーションに関する価格設定、外貨送金、通関管理、会計税務上の注意点を、中国移転価格税制の第一人者である、上海ユナイテッドアチーブメントコンサルティング執行董事鈴木康伸会計士を招いて、ディスカッションを交えて具体的に解説します。
また、移転価格税制、貨物代金決済改革、増値税と営業税の統合等のトピックスに付いても、その意義と注意点を取り上げます。

開催日時:12月19日(月)13:30~17:00
会場:産経新聞本社ビル7階A会議室 (東京都千代田区大手町1丁目7番2号)
水野真澄(水野コンサルタンシー代表)
鈴木康伸(上海ユナイテッドアチーブメントコンサルティング執行董事・会計士)
参加費(税込):一般8,000円/1名  (MCH、UA)会員価格5,000円/1名
定員:50名
詳細・お申し込みはこちら

第Ⅰ部 加工貿易(進料加工転換後のビジネスモデルと取引価格設定上の注意点)
第Ⅱ部 保税区活用(非居住者在庫オペレーション)の税関管手続と税務上の注意点
第Ⅲ部 中国国内販売のオペレーションと税務上の注意点
第Ⅳ部 その他のビジネストピックス
1.増値税と営業税の統合
2.移転価格をめぐる最近の状況
3.貨物代金決済の改革
4.香港経由の出資のメリット・デメリット

強くなければ守れない

前にも書いたが、僕の最初の社長就任は、丸紅厦門現法と福州常駐代表処(駐在員事務所)の所長の兼務だ。
厦門現法を常駐代表処に組織変更し、福州常駐代表処を閉鎖するというのが、僕に与えられたミッションなので、社長というのは、実態からすると語弊があるかもしれないが。

ただ、福州常駐代表処を閉鎖する関係で、3名の社員を解雇しなければいけないのは、30代の僕にとっては辛かった。
丸紅の営業各部にお願いして、事務所の閉鎖前に3名の再就職先が確保できたのは幸いだったが、初めての経験だけにナーバスになり、「自分が強くならなければ、部下を守れない」とずっと考えていた。

後日談だが、1名は引き取り先をすぐに解雇されてしまったので(柔軟性という面では問題があった部下なのは確かであるが)、その後4年程、翻訳等の仕事を回してサポートする事になったのだが。

ただ、会社の経営者、上司はみんな同じだ。
自分が強くならなければ、会社も組織も部下も守れない。
上に立つにはそれなりの覚悟が必要だ。
そんな現実を、誰しもどこかで学ぶものだが、僕の場合は、38才の初主管者時代であった。
部下の人数が少なく、まずは乗り越えやすい小さい試練だったのは、感謝すべきだろうなと今は思う。

仕事に対するモチベーション

柔道の鬼と呼ばれた木村政彦の伝記(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか)を読んでいる。
つくづく思うのであるが、この練習量、意志の強さは逆立ちしてもまねできない。
人間の種類が違うのだろうなと思う。
ただ、木村政彦だけでなく、高専柔道の練習のくだりを読んで、当時の柔道部員が軒並みすさまじい意志で練習をしている。
また、昔の武道家は、真剣を使って、死と隣り合わせの練習をしている訳だから、確かに強くなるはずだ。
僕も大学時代は、大学の練習以外に町道場二つとジムに通っており、多いときには1日7時間くらい練習したが、密度が全く違う。
当時の僕の7時間の練習は、昔の武道家の30分程度の密度しかなかったのではないか。
また、戦後の日本経済の成長を支えたビジネスマンたちも、昔の武道家と同じ気概と覚悟で仕事をした故に、日本は短期間で驚異の復興を果たしたのではないかと思う。

僕が大学を卒業して会社に入った時、大学時代の合気道の練習で、努力していると(自分では)言いながら、無意識に自分を甘やかし、結果として強くなりきれなかった事を、非常に強く自覚していた。
だから、社会人になったら、大学時代の失敗を繰り返さぬよう、嫌だと思う事を自分に課して、実力を付けたいと考えていた。

新入社員研修時に提出した配属希望には、「中国関連で、忙しい部署を希望する」と書いたし、実際に配属されたのは、終電帰宅、週末出勤は当たり前というところだった。
それだけでなく、自分自身も通勤電車では英語教材のテープを聞き、寮では仕事関連の本を読み、職場では人が持っている手作りの業務マニュアルを盗み読みして仕事を憶えた。
少なくとも、入社数年は、寝ているとき以外は、仕事の事ばかり考えていた。
更に、新人時代の部署は、失敗すると坊主頭にさせられるような厳しいところで(さすがに、今そんな部署はない筈なので安心されたい)、かなり厳しく鍛えられたのが、今の自分の肥やしになっている。

そんな感じで育ってきた僕ではあるが、では、それと同じことを部下に課すかと言えば、それはしない。
時代が違うと言えばそうだし、正しい方法で興味を持たせれば、人は自発的に努力するはずだという期待もある。
社長になって(前の会社の時を含めれば)、既に5年以上。
部下との関係に付いては、試行錯誤を繰り返してきたが、今では、かなり部下を信頼して、必要以上に口を出さない社長であると思う。
それに部下も応えてくれているし。

強制的に仕事をさせられ力を発揮する人間もいるかもしれないが、大部分の人間は、そうされれば心に何らかの傷を残す。
やはり、モチベーションを持って仕事に臨むのが基本だ。
そして、仕事に対してモチベーションを持つかは自分次第であり、上司は強制する事はできないのではないかなと思う。
であれば、誘導すべきというのが、現時点での僕の結論である。

香港空港で食事

夜9時半に香港空港到着。
空港で食事をして帰宅する。

食事をしたのは、いつもの翡翠酒店で、辛い物が食べたかったので、担担麺と宮保鶏丁を頼む。
担担麺はいつもの通りで美味しかった。
宮保鶏丁を頼んでから、口水鶏がメニューにあるのに気づき、しまった!と思ったが、これが意外においしかった。

帰宅すると、先日日本で試に買ってみたドリエルを飲んで就寝。

機内で、11月30日のセミナーのレジュメを仮完成させたので、安眠できた。

12月2日に、金杜弁法律事務所(King & Wood法律事務所)の劉パートナー弁護士と、12月19日に、鈴木康伸会計士と共同講演会があるので、このレジュメ作りを始めなくてはいけないのだが。
考え始めるとまた眠れなくなるので、気を楽に持とう・・・

増値税と営業税の統合

昨日(土曜日)は、11月30日の日経新聞セミナーのレジュメを夕方まで作ったら力尽きた。
金曜から掛かりっきりになっているのだけれど、6時間の講演会だし、3万円以上の聴講料も頂くので、レジュメもそれなりに充実させねばならない。
50~60ページのレジュメになりそうで、作成するのもなかなか大変だ。
僕には珍しい初心者用講座なのだけれど、日本企業が中国でビジネスする際のモデルをパターン化して図を付けて分類したり、冒頭部分(個別議論に入る前)に全体の総括的な説明をしたり、復習様に昨年末に発売したEラーニング教材のIDを贈呈したりなど、今までにない試みをしている。
ご興味のある方は、こちらからお申込み下さい
水野コンサルタンシーの会員割引もあります。
因みに、僕はIT技術に疎いので、図を作るのは部下である(これがIT技術と言うほどのものか!と言われるとその通りだが)。

そんな感じで、NNAの原稿を書く前に力尽きてしまったので、今日は朝からネタ探し。
そして、12時過ぎに原稿を(ギリギリで)送付した。
書いたのは、上海市で実施される、増値税と営業税統合の試験措置に付いて。
11月16日に通知(財税[2011]110・111号)が公布されたので、朝から大急ぎで条文を読み、簡単に取りまとめた。

言えるのは、貨運代理会社とリース会社に関しては、確実に追い風だろう。
更に、コンサルティング会社でNVOCCを取って活動している様な変則形態もしかり。
今まで、運輸発票が発行できない事で、物流会社に対して負っていたディスアドバンテージが解消される。
リース会社は、2009年の増値税暫定条例改定(自己使用資産購入時の増値税の控除が認められた)以降、営業税の納税義務者である事で、割賦販売ができる販売会社に比べて不利な状況となっていたが、やっと同じ土俵で戦える様になる、

コンサルティングに付いては、最初、ビザ諮詢と書いてあったので、うちの会社は関係ないのかな(ビザ関連のコンサルティングだけかな)と思っていたが、財税[2011]111号の定義を読んでみると、ビザ&コンサルティングの様で、会計、税務、法務、経営コンサルティングなども対象に含まれている。
とすれば、当社も関連しそうな気がするので、所管税務局に確認しなければならない。

対象となった場合、営業税だった頃より税率が1%上がる(5⇒6%)代わりに、外注費に関する税額の控除ができたり、固定資産(PCなど)を購入した際の増値税の控除ができるようになるので得になる。
更に、サービスの輸出に付いては、免税、若しくは、ゼロ税率と書いてあるので、この定義を確認しなければならない。
日本企業からコンサルティングフィーをもらう場合、免税が適用されるのであれば随分得になる。

「流通税が増値税と営業税の二種類に分かれていたり、営業税が控除を認めない事で、二重課税が生じ、中国の競争力を削いでいるから改善すべき」というのは、何年も前から中国内の税務学者等が指摘していた事である。
とは言え、「現実問題として税収減は厳しい」という理由で先延ばしにされていたが、鶴の一声で実現する。
最初は上海限定だが、試験期間後は全国に拡大するのであろうから、これが実れば有意義な改革だ。

貨物代金決済の改革も予定されているし、財務経理面も(良い点で)慌ただしい状況になってきた。
しばらくは、原稿書きのネタに苦しまなくて良さそうなのは朗報だ。