毎週土曜日の執筆義務

今日(26日・土曜日)は1日眠かった。
何となく頭がぼんやりし、仕事に集中できない状況。
途中で昼寝をしたがまだ眠い。

その中、なんとか仕事をこなし(今日は週末休みなので若干ペースを緩めながら)、東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んだら夜の10時だ。
明日(27日)の飛行機で香港に移動するので、今日中のNNA連載原稿執筆完了は必至だ。
数日前に時事通信の原稿を仕上げたと思ったら、また締切だ。
毎週の事とはいえつらい。

最初は、今年4月に公布された、「企業所得税課税所得額に関する若干の処理問題の公告(国家税務総局公告2012年15号)」に付いて書こうと思ったら、この内容だと、500~600字程度にしかならない事が分かり、頭を抱える。
結局、貿易取引におけるクレーム金決済に関して原稿を書いた。
制度上、輸入代金決済に関しては、匯発[2010]57号により、個別核銷は不要となっているため、通関単あたりUS$ 5,000超の差額があっても消込ができる(貨物代金との相殺方式でクレーム処理ができる)筈であるが、実際には、57号通知が運用されていない。
よって、クレーム対応は、従来通り、保守的な方法が採用されている。
但し、2011年12月から、一部地域で試行措置が行われている、「貨物貿易外貨管理制度の改革の試行措置の公告(国家外貨管理局令[2011]第2号)」は、一部地域では実際に採用されているので、これが全国適用される段階で、クレーム決済に関する管理は大きく変わるであろう、という内容。
これを、1,700字ほどで執筆。

これで、安心して香港に移動できる。

台北遠東百貨の会を企画しようと盛り上がる

一昨日(24日)は、日本香港協会主催の講演会。
講演会というよりは、日本香港教会枠内の懇話会で、30人の小規模なもの。
協会からの依頼も香港の現状であったので、日本や中国との関係から見た香港の機能を、税制、人民元マーケット、CEPA、中国とASEANのFTA等の側面から分析して解説した。
それだけだとマニアックになってしまうので、最初の40分くらいは自社の展開を例にとって解説し、そこから各論に掘り下げていった。
努めて平易に解説したので、聴講者の方にはそれなりに満足して頂けたようだ。

昨日(25日)は、午前にフジサンケイビジネスアイの取材を受け、午後は中小企業基盤整備機構で3時間程度の相談会。
そのあと四谷で、曾我法律事務所と会食。
曾我法律事務所との会食も2回目なので、砕けた感じで、業界の内輪話的な事や、プライベートの話を交えて大いに盛り上がる。

今井弁護士(元伊藤忠)も、以前台湾研修生で(僕とは10年近く時期がずれているが)、仁愛路x敦化南路にある、旧遠東百貨ビルの上に住んでいた事が判明。
僕が1214号室(有名な足マッサージ屋の向かって左隣)。
今井さんがおそらく1314号室(13階がなくて、1414号室という表示だったかもしれない)で、真上の部屋だった可能性が高いと盛り上がる。

そんな訳で、一度、遠東百貨の会(台北の遠東百貨ビルに住んだ経験がある人を募っての飲み会)を開こうと約束して帰宅。
遠東百貨ビルには、当時、企業派遣の語学研修性がたくさん住んでいた。
当時、B1がスーパーマーケット、1~2階が百貨店。
3~4階が中華レストラン。
その上にオフィスビルがあって、更に上が住居。
住居スペースには、語学学校が有ったり、足マッサージ屋があったりと、完全な雑居ビル状態なので、便利この上ないが、セキュリティはほぼゼロ(誰でも入れる)。
泥棒に入られた研修生もいた。
僕は建物内で一度引っ越したが、最初に住んだ部屋の前住人が同性愛者だったようで、化粧をした男性の訪問を受けたり、電話が深夜に何本もかかってきて困った事もあった。


また、百貨店・スーパーの品ぞろえは必ずしも良いとは言えなかったので、知り合いになった研修生の部屋に遊びに行くと、枕やベッドカバーがみんな同じ柄だったり、水割りに使う固まった氷(スーパーで買える袋詰めの氷はすぐ固まる)を、他の人も床で肉たたきで砕いていたりとか、図らずしも生活パターンまで似通ってしまっていた。

とは言え、20代の頃で、そんな事も、今となれば懐かしい思い出だ。
また、当時家賃が6万円程度だったと記憶しているが、当時24歳の僕にとっては、こんなに良い所に住めるのか、と大喜びであった。

そんなこんなで懐かしい遠東百貨ビル。
色々な時代に住まれた方と、思い出を交換してみたいものだ。