亀一改め杉山氏

日本所長の杉山君は、僕と10年間一緒に働いている。
最初は、亀一と呼んでいたが(竜一の竜の字が中国になく、亀一と間違えられたという逸話からあだ名が出来た。本名が杉山亀一だと思っている人もいる様だがそうではない)、2年ほど前から、杉山所長とブログに書いているので、「どうしてですか」とたまに聞かれる。
亀一と書き始めたのは、彼が20代の頃だったが、いまでは当社の日本所長でもあるので、さすがに亀一では会社の信用にもよくなかろうと思って、記載を変えたものだ。
ただ、ブログで亀一と書き始めたら、随分、彼の認知度が上がったので、それなりに効果はあったと思うのだが、彼曰く、「亀一は、水野さんが作り出した架空人格で、僕ではありません」という事らしい。
彼は、仕事では僕に随分気を遣っているが、仕事を離れると結構つっこみを入れてくる。
たとえば、半年ほど前、独立起業時の事を雑談していた時。
「あの上司(退職時に対立した上司)はひどかったよね」というと、「そうですね。でも、僕が水野さんくらい自由に本書いたりTV出たり講演したりしたら、水野さんも僕の事生意気だと思うでしょ」とさらっと返したりする。
とは言え、腹が立たないのが彼のキャラと言うべきか、長年一緒に仕事をしているからか。
まあ、僕の会社の中で、一番長く一緒に働いているのは、広州総経理の麦さんで16年半。
次が杉山さんの10年で、その次が、上海総経理の胡さんの7年半。
長ければよいというものでもないけれど、長い事で、仕事がやり易くなるのも確かである。
僕は、最低でもあと20年は仕事をするつもりだが(会社はそれ以上存続させるつもりだ)、その時になっても、総経理クラスのみならず、今いる社員全員と一緒に仕事ができていたらよいなと思う。
会社規模を大きくしていかないと(収入を拡大していかないと)、平均年齢が上がってしまうので、その意味でも努力が必要だが。

蛇足ながら、検索していたら、2007年の頃の杉山君の写真が
今と随分違う。
僕も違うが。

減量を忘れた1日(〆は一蘭)

5月より体重管理を行っており、ジリジリと体重を落としている。
その時、ずっと考えていたのが、「カツカレーが食べたい」という事だ。
なにしろ、一食1,300カロリーあるので、ダイエット時に食べてよいものではない。
ただ、前夜は豆腐鍋だけでお腹が空いていたので、昼は10か月ぶりくらいにカツカレーを食べる(虹橋空港のシャロン)。

香港に到着すると、会食が決まったので、まずは味十味(ワインで焼き鳥を食べる店?)。
次に、B.A.Rで日本の果物を使ったカクテルを飲む。
それからSEED。
実は、メンタルが若干落ちていたが、夜の会食で、心から楽しめたので元気になった。

この時点で、深夜1時45分。
タクシー乗り場で周りを見渡すと、一蘭に行列が無い。
「これは、今食べないと、何時食べられるか分かりませんな(行列するのは嫌い)」と、連れと意思確認し、早速一蘭訪問。
ほぼ満員ではあるが、幸い2席開いていたので、そこに座る。
確かにおいしい。

店内は日本と同じつくり。
ただ、(日本で一蘭に行ったのは、10年近く前の事なので、記憶が定かではないのだが)日本の方が隔離感が強かったような気が。
隣との仕切りはあるが、ちょっと椅子を引けば、当たり前の様に隣の人と話ができるので、皆話に夢中になっていた。
ここら辺は、香港文化を考えたアレンジという事か。

そんな感じの1日で、今朝体重を量ると、ちょうど1Kg増加。
想定の範囲内なので、今日、食事量を抑えれば、明日には元に戻るであろう。

虹橋空港での出来事

本日午後のドラゴンエアで虹橋空港から香港に移動。
チェックイン時に鞄の託送をお願いしたのだが、その後、空港内のシャロンで食事をしている時に、貴重品を1点、託送鞄に入れっぱなしなのを思い出す。
もう15分移動経過しているのでだめだろうなぁ、と観念したが、念のためと思い、急いでカツカレーを食べ終えて、キャセイ・ドラゴンエアのカウンターに行く。
非常に親切な対応で、10分ほどで鞄を回収でき貴重品を取り出せ、数人の担当者から笑顔で見送ってもらう。
担当者の人達に手間をかけさせた、自分の粗忽さに腹が立つばかり。
同時に、男女問わず、親切な対応を頂いた担当者(カウンターの女性数名と、保管場所から取り出してきてくれたおじさん)に感謝。

僕が初めて中国に駐在した1989年だったら、そんな事をお願いしても、「不行(ダメ)」と一言で済まされるか、返事もしてもらえなかったであろう。
20数年で、中国にサービス業が根付いてきた事を、こんな折に実感する。


冬は鍋だ

昨夜は上海で、元同僚の谷垣君と会食であった。
寒くなってきたので、この数日、鍋が食べたくて仕方がない。
一昨日も鍋気分だったが、その日は、入った日本食屋に鍋が無かった。
それもあり、昨夜は何度か行った事のある「いり(栄華東路x古北路)」に直行。
最近、ここの塩味ちゃんこが気に入っている。

2人で焼酎を一本飲んで、焼肉とちゃんこ鍋。
昔の職場の話をしながら3時間ほどよもやま話。
その際感じたのは、起業独立して5年経過すると、組織の軋轢とか、出世競争とか、そういう事に対する感覚が薄くなってくる、という事。
例えば、山崎豊子の「不毛地帯」を読んだのは、前職退職後間が無い時だったが、そこで、米国出張中に心臓病で倒れた副社長が、社長昇進に支障が出る事を恐れ、命の危険を冒してアメリカから飛行機を乗り継ぎ、社長に挨拶に行く(体調に問題ない事を訴えに行く)くだり等、会社員時代は、その心情が、非常によく理解できたし、自分もそうするのではないかと思った。
ただ、最近、同じ個所を読み直したが、自分の感覚がまったく異なってきているので驚いた。
会社員と起業者は、どちらもプレッシャーがあるが、その内容が異なっている。
僕は、独立起業した事を後悔した事は、一度たりとも無いし、谷垣君は、会社に残っている事に誇りを感じている。
それは、良し悪しの問題ではなく、人によって、目指す方向性、人生の目標は当然違う訳だから、各自、信じる道を行けばよいという事だ。
どの方向に行ったとしても、楽して金を稼げないのは確かであるが。

尚、かなり満腹になるまで食べたが、今日体重計に乗ってみると、0.4Kg痩せていた。
やはり、鍋物はダイエットの味方だ。

鎌倉ビールで満足する

昨夜上海に移動。
今回の日本は4泊の滞在だったが、それでも0.5Kg程度体重が増えた。
食事が美味いので致し方ない。
ここ半年強、主食を減らす事でダイエットをしていたが、日本は米が美味しいので、どうしても食べてしまう。
まあ、メリハリをつければよいだけの話なので、しばらくは食事を減らそう。

今回の日本滞在中、土曜日に実家滞在したので、鎌倉の山を1.5時間程度歩いた。
ここしばらく、移動続きに加え、若干風邪気味で運動できていなかったので、久々の運動が心地よかった。
瑞泉寺付近で山から下りて、鎌倉宮の休憩所で休憩。
これは、いつものコースだが、そこで飲んだ鎌倉ビールがしみじみと美味しかった。
小瓶が750円と高いのが難点だが(普通の缶ビールは300円で販売)、山歩き後の鎌倉ビールは何とも幸せを感じる組み合わせだ。

短い日本滞在で寒さに震える

今回の日本滞在は4泊。
休日と移動日を考えると、実労は2日間なので非効率的といえば非効率的な出張だが、JALカードのランクアップのために、こんな形の予定を組んでしまったもの。
日本は上海と同じ程度の気候だが、今回は香港から移動したので温度差10度。
この程度であれば慣れっことは言え、寒さが苦手な僕には、日本の寒さが堪える。
2日間で面談6件とミニ講習会1回。
明日は成田から上海移動。

この2か月間、ちょっとペースダウンした生活だったけど、執筆依頼、講演依頼を多々頂いているので、12月はちょっと忙しくなりそう。


組織変更マニュアルの作成中

2005年に明日香出版から、「中国ビジネス組織変更・撤退完全マニュアル」という本を出したが、時期的に早すぎた感あり、売れ行き不調のまま法制度がどんどん変わり、実用に向かないものになってしまった。
とは言え、撤退はさておき、組織変更を主眼とした中国ビジネス書はほとんど出ていない筈で、個人的には思い入れがある本だ。
また、現在は、組織再編(合併、外資企業の拠点開設や再投資、来料独資転換など)事例が非常に多く、ご質問も多いので、現在の法制度を反映させて改定したいと思っていたのだが、あまり売れなかった本、という記録が残っている明日香出版に改定依頼ができない。
あれこれ考え、最初は、(図書コードも取り、書店流通対応も可能になった)チェイスチャイナで出版しようと思い、明日香出版の了解は取ったのだが、考えを変えて、PDF形式で販売する事にした。
半年前にも、PDF形式の商品を販売した事があるが、この形式だと、随時改定する事ができるし、製作費がかからないので利益率が高い。
制作は最終段階に来ているので、今月末には販売できる予定。

以前は、本を出すという事に金銭以上の価値観を感じていたので、この様な決断をする事はまずなかったが、既に25冊程度本を出したので、実を取るという決定ができる様になった。
とは言え、初めて本を出した時(2002年)には、カバーができただけでも嬉しくてドキドキしたものだが、最近では、新しい本が届いても開きもしなくなってしまった訳で、感動が薄れるというのは悲しいものだという気持ちはある。
ただ、1年に2~3冊程度は本を出さないと忘れられてしまいそうで怖いので、次の本の企画は練る必要がある。
さて、何にしようか。

ちなみに、今年2月に出版された、「シンガポールと香港のことがマンガで3時間でわかる本(明日香出版)」が増刷になるとの連絡が出版社からあった。
共著というのは愛着がわかないので、売れ行きも気にしていなかった(本屋で見かけても立ち止まりもしなかった)のだが、それでも増刷になったというのは良い事だ。
四分の一の印税しか入らないので、金銭的には雀の涙だが、増刷、という事自体に意義はある。
今年は、NNAから出版した外貨管理マニュアルとこの本の2冊が増刷(外貨管理マニュアルは改定・増刷)になったので、良い年であったと言えようか。
チェイスチャイナから出版した、「中国におけるPE課税の理論と実務」は、マニアックすぎて、さっぱり売れないのは悲しいが。

過去のブログを読んでみると

このブログを始めたのは2004年11月1日の事なので、9年間継続している事になる。
今まで日記を付けたのは、子供の頃の夏休み程度で、それ以外は書こうと思った事も無かったので、よく継続できているものである。
一定期間経過した写真は落とされてしまっているが、5年くらい前でも今と比べれば若い。
ブログに時の経過を感じる。

以前のブログをパラパラと読んでみると、比較的書きたいように書いていた。
5年前(独立後半年程度)の頃でも、結構、自由に書いている。
それと比べると、ここ1~2年は書く内容を随分自制している。
例えば、忙しい状況を書くとクライアントの方が、仕事を依頼するのをためらってしまうのではないだろうか、とか考えるし、風邪をひいたという内容でも、健康面で不安を持たれるのではないか、と考え、一度書いた原稿を破棄してしまう。
体調だけでなく、ともあれ色々な事を考えてしまうので、10回に一回くらいは、書いた原稿をボツにしている。
考え過ぎといえば考え過ぎであるが、これも年齢か。
若しくは、僕の会社も7拠点、社員も25人となった事で、企業の存続と成長を一義的に考えてしまうからか。
面白味がなくなったといえば言えるが、年齢なりの成長(?)とも言えよう。

一週間ぶりに復帰

一週間バタバタしており、ブログ更新が途絶えていました。
通常のスケジュールに戻りましたので、今日から更新できる予定です。

さて、この一週間は、連日会食が入っていたので、さすがに少々飲み過ぎ。
昨日は、10年来の知人と会食(以前の香港駐在の方で、数か月ぶりの出張)ながら、その方も疲労困憊で、食事・酒と共にほとんど口にできず。
僕も、少しだけ酒を飲んで、2時間で散会となった。
社会人生活、ストレスがつきものだ。
僕よりも出張者の方の方がやつれていたので、少々心配。
取りあえず、僕個人は、今日は酒抜きの予定。

今日はクライアント様向け研修会で、明後日に日本移動。
実は、10年間使用しておらず、存在すら忘れていた銀行口座にお金が振り込まれてしまい、少々慌てた事が数日前にあった。
これの手続をしにいかねばならない。
かなり心配したが、香港の部屋の中を探してみると、カード、通帳共に有ったので、何とかなりそうだ。
物が捨てられない性格も、たまには役に立つ。

上海自由貿易区訪問

「昨日、杉山君と一緒に上海に移動。
上海に到着すると16度。香港とは10度以上の差があり寒い。
同じ便に乗っていた、Tシャツ・サンダルの西洋人が、機外に出た途端、寒さのあまりシャウトしていた(東方航空格安便にて、こんな服装の西洋人が多い)。

今日は、自由貿易区で会議。
会議の前後、杉山君の希望でいくつか写真撮影。
上海自由貿易区は、既存の保税区域4ケ所がランクアップした形なので、既にインフラは整っている。表示が外高橋保税区から自由貿易区に変わったという事なので、視覚的なインパクトには欠けるのは否めない。
とは言え、できて間が無い自由貿易区に足を運ぶ機会があり良かった。