年末年始は半生記

今日は上海で仕事納め。
明日からまた、経営のプレッシャーが押し寄せてくるので(僕個人の精神的な問題)、つかの間、のんびりできる午後を過ごしている。

昨年、深圳に財務管理公司(記帳代行、申告代理の営業許可がある会社)を設立したが、現在、上海に新しい財務管理公司を設立中。
水野財務諮詢(上海)有限公司で、既に、社名登記、資本金口座開設は完了。
来年早々の営業開始を目指しているところ。

クライアント企業様の回答は基本的には終わらせたし、連載原稿、書籍の原稿も執筆したので、年末年始は半生記の第2弾を執筆する予定。
現在、1.5万字程度なので、4分の1程度の仕上がり。
これは、自分の満足のために書いているので、公開するか、書籍化するかは未定。
1冊目は、僕が20~30代の事を書いたので、のんきで明るいトーンだが、2作目は40才以降の話なので、ビジネスの話に終始してしまい、他の方が読んでもあまり面白くないのでは、と考えて思案しているもの。
ただ、海外で新規事業を開始する事、大企業の中の意思決定プロセス、退職・独立起業というエッセンスが入っており、経験談としては参考になるのではないかな、と考えている。
何しろ、誰でもやる事ではないので、一度やれば経験者だ。
新規事業開始マニュアル、起業マニュアルのような感じに仕上げる方向で書き続けていこうと思う。

尚、執筆の関係で、昔(2004年以降)のブログを読み直しているが懐かしい。
ブログ開始前は、日記も書いた事が無かった僕だが、こうして記録ができているというのは便利なものだな、と改めて思う。

年末

引き続き、寒い上海で仕事。
週末に帰国した日本人が多い様で、日本料理屋も空いている。
日系企業も先週末まで、若しくは、今日までのところが多いので、クライアントの方々からの質問も少なく、しばしのんびりできるであろう。
今年は大変な年であったが、何とか目標も達成した。
その反動で、9~11月は、若干のスランプで、執筆・講演が辛く思う時期が続いたが、11月中盤から執筆意欲、講演意欲がわいてきた。

あと2日すると新年。
1からスタートする気分でちょっと辛いが、今の調子を持続して飛ばしていこう。
1月は、北京と東京で講演会だ。

上海でもリラックマを目にする

上海で寒さに震えながら、年末の追い込み仕事。
一昨日(金)は、面談2件、ミニ講習会、接待というスケジュールであった。
街を移動していると、いたるところでリラックマを目にする。
オフィスのエレベーターにも、リラックマを使用した午後の紅茶の広告が。
上海の街中でもリラックマを目にする機会が増えたというのは、リラックマ好きの僕としては喜ばしい事である。

因みに、金曜の昼食は、オフィス近くの毘沙門天でラーメンと半炒飯。
なかなか満足。

食事の話を書かないと

数日前に、杉山君から、先日のアセアン関連の3回のブログは分かりやすくて良かったですと肯定的なコメントをもらったが、そのあとの会話。

アクセス良かったですか?

全然ダメ。
あの話書いている時は、130とか150とか。
そのあと、麻婆麺食べたとか、どうでもいいこと書くと倍近く。
どうも、読者の方々は、僕の事をコンサルタントではなく、食いしん坊万歳だと思ってるんではなかろうか。

という会話をした。
という訳で、食事の話。

昨日は、16時半浦東着。
JALは今月、サファイアのステータスを獲得した。
それまでは、マルコポーロ(キャセイ)のゴールド(年間40回搭乗)ステイタスだけだったが、年間50~60回乗っても全くアップグレードしてくれない。
マルコポーロはシルバーに降格してでも、JALのステイタスを取った方がよいのではないか、と考えたもの。
そんな絡みもあるのか、ビジネスにアップグレードしてもらい、ゆったりと到着。

到着すると、最近よく行く「いり」に直行。
一人鍋で塩ちゃんこ。
そして、牛タンの炭火焼き。
いつものメニューでくつろぐ。

クリスマスのみなとみらいは

昨日は、都内で2件面談を終わらしてから横浜のオフィスで夜7時まで仕事。
外に出たら、クリスマスでもあり、恋人同士で夜景を楽しむ若者たちでいっぱいだった。
平和だなあ、という実感。

僕が幼い時(まだ幼稚園にも行っていない頃か?)、戦争を知らない子供たちという歌がはやっていた。
あの頃は、終戦20年以上経っているとはいえ、戦争がまだ人々の意識の中で後遺症の様に残っていたのであろう。
僕が社会に出て25年経ったのだから、20年前なんて今から思えば歴史ではなく体験だ。
僕の親の世代の方々にとっては、戦争とは、確かに、命を懸けて過ごした人生の記憶だ。

最近の若者は平和ボケしていると言われる。
平和の有りがたさを認識するのは大切な事だが、平和ボケにさせたのは、政治家の勲章ではないか。
平和は絶対的な善だ。
これを守るために、命を削った人たちがいる。
まずは、これを守るために、全力を尽くすべきではないか。
平和というのは楽な事じゃない。
命を懸ける努力で、はじめて得られるものだ。
そんな思いがあるので、どこの国であろうが、戦争を挑発するような政治家の言動や、国を守るという大義名分で国民を駆り立てる言動は、僕個人としては絶対に許せない。


そんな事を思いながら、上海に移動。
いまJALラウンジで、ボウモアを頼んだところ。
5日ぶりの酒なので美味しい。

これから年末のひと働きだ!

日本で今年最後の業務日

明日上海移動。
今日は、今年日本で最後の執務日なので、バタバタだ。
1ケ月8日間を目標に禁酒をしようと考えて、現在努力中であるが、3日連続で酒を飲んでない事もあってか、寝つきがあまり良くない。
睡眠不足気味の中、今日は朝7時に家を出て、都内で面談2件と会食。
横浜オフィスでミニ講習会を開いて、そのあと会議。
移動中もNNAの連載書きだ(12月30日&1月6日の分を書上げる)。
国貿促から依頼されたハンドブック執筆も、一昨日に終わらせたので、年末年始はつかの間ゆったりできると思う。

今日も禁酒なので4日連続。
明日は成田のラウンジで、スパークリングワインでも飲んで、ゆったり上海に移動しよう。
数日間でも禁酒をすると、酒を飲むのが楽しみになる。
この点は、ちょっと得した気分だ。

22年ぶりのイヴ麻婆ラーメン

上が20代のころ住んでいた場所。下が、中華料理屋に変わった元ラーメン屋。

午前中、仕事の関係で高田馬場近くに行った。
そこで、1991年のクリスマスイブを思い出した。
当時、一応、バブルは終焉していたとはいえ(日経平均株価は25千円程度)、その余韻を人々は忘れられず、イヴと言えば、用事が無くても無理やり作って残業せずに帰っていたものだ。
ところが、僕は全く用事が無く、夜11時まで残業していた。
その頃早稲田に住んでいたので、夏目坂の途中にあったスーパーサントクで、弁当・お惣菜を買って帰ろうとしたら、総菜コーナーにあるのはパーティーセット(陽気な盛り付けのチキンバスケット、ウィンナー、ポテト等)の売れ残りだけ。
弁当類は一切なく、空しくなって、住居の裏に有ったラーメン屋(客観的に見れば、当時の住居の方が裏側という感じだったが)に行く事に。
そこで麻婆ラーメンを食べていたら、親父さんに、「ダメだよ、こんな日にラーメン食ってちゃ!」ととどめを刺され、そこはかとなく寂しかった記憶が、突然、昨日の事の様に思い出された。
場所も時間も良いので、昔の住居に行ってみようと思い立つ。

25~28才の時に住んでいた建物がまだあった。
当時は、これで8万円くらいの家賃だった記憶がある。

そこから歩いて、当時のラーメン屋を探したが、ちょっとしゃれた中華料理屋になっていた。
ラーメン屋で22年ぶりのイヴ麻婆麺というのが、心の中で既定路線になっていたので、ここに入るのはやめておく。

麻婆麺を探して歩いていると、夏目坂の大衆料理屋に麻婆麺のサンプルが。
全部で10個くらいの陳列しかないのに、麻婆麺があるというのは大変珍しい。
何やら運命的なものを感じて入る。
家族でやっている様なこじんまりした店で感じよい。
昔懐かしいな、という感じ。
本格的ではないが、この如何にもラーメン屋の麻婆麺というのが、今日の気分にぴったりだ。

そんな感じで、22年ぶりに、クリスマスイヴに麻婆麺を食べた。
改めて、バブル直後、若い時代の自分を思い出した。
たまには、こんなつかの間のノスタルジーが心地よい。

中国アセアンのビジネス選択2

3回連続の最後。

この数字から、世界における中国の存在感と日本経済の中国依存度を、改めて実感させられるため、為政者としては、国家としてのリスク管理の観点より、アセアンシフトに誘導(リスク分散)したい気持ちは理解できる。僕が同じ立場でもそうするのではないか。
そして、中長期的に見れば、これは徐々に進むのであろう。
ただ、企業側として忘れてはならないのは、今、生き残らねばならない、という事であり、それには、企業利益の確保が大前提という事である。
もっとアセアンシフトが進めば違ってくるのであろうが、少なくとも現段階では、輸出主体の労働集約産業でない限り、産業集積とインフラ整備が進んだ中国が、高い効率性を維持できるのは確か。
どれだけ煽っても、政治や報道は企業を助けてくれないので、自力で安定稼働と利益を掴まざるを得ない。
その上で、中国一国集中が怖いのは確かで(これはどこ国に拠点を出す場合でも同じだが)、多国展開できる体力がある企業なら、リスク分散は海外ビジネスの基本だ。
その結果として行きつくところが、中国プラスワンという事である。
僕が、前々回のブログで、「計数を見て、改めて中国プラスワンという言葉を実感した」というのは、こういう意味だ。

尚、蛇足になるかもしれないが、机上論では忘れられがちになる事が多々ある。
例えば言語。
中国では日本語が話せる人材の雇用は容易であり、英語にまで範囲を広げれば、採用は極めて楽である。
中国は、日本人が、外国語ができなくても業務遂行できるという意味で、恵まれた環境である事を忘れてはならない。
また、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど、外国企業の進出に歴史が有る国であれは、人材面での不安は少ないし、サポート体制がしっかりした工業団地もある。
これらの地域でも、駐在員は、最低英語が話せれば業務遂行できよう。

ただ、これらは、一定のコストがかかる事が大前提だ。
安さを求めるのであれば、更に人件費が安い地域を選定する事もできるが、そこでは、英語人材でも確保が難しかろうし、インフラも不完全だ。
駐在員のビジネス英語が問題なかったとしても、業務遂行ができない危険性もある。
その様な場所を選定するのであれば、十分な現地視察の上で判断すべきであろう。
また、表面的なコストが安くても、物流コスト、リードタイム等、各種の間接要素により、却ってコスト増になる可能性もあるため、これも踏まえた試算が必要である。

最後になるが、僕が中国で最初に悪戦苦闘したのは25年前。
当時の中国の住環境は悪かったが(比較すれば、今の中国は便利すぎて外国の様だ)、改革開放から10年程度経過し、生活環境がよくなり始めた時期なのでまだ楽だった。
僕より10年以上前からビジネスを開拓してきた諸先輩は大変だったであろう。
また、僕が初めて訪問したベトナム(20年前)もひどかった。
1989年の福建省で1年生活した僕が、たかだか一週間のベトナム出張が耐え難かった。
ただ、やはりそこで日本企業のビジネス基盤を作ってきた方々がいるので今が有る。
ミャンマー、ラオス、カンボジアなどでも、そういった先駆者がいて、日本企業の未来が作られていくのだろうと思う。
ただ、それは覚悟と苦痛が伴う道のりである点、新興市場に乗り出す企業は認識しなければならない。

中国・アセアンのビジネス選択

前回の計数を見て考えた事。その1.

最近は、幾分おさまった感があるが、昨年9月以降の報道を見ていると、理論性を欠いた論調が少なからずみられた。
これは、昨年9月の中国の反日活動の反動という面が多分にあり、心情的には理解できるが、海外拠点の構築・ビジネス展開は、企業の命運をかけた選択。
企業としては、合理的な分析と判断に基づくべきである。

企業の選択としては、海外進出地の選定に際して、海外で何をやるのかを明確にすべきである。ごく当たり前の話だが、この点からして、あやふやなケースがある。
つまり、その国に対して売るのか(その国の市場をターゲット)、その国で作るのか(製造目的)、その双方を行うのかの何れを目的とするかで、候補地も違うし、進出形態も変わってくる。

① 市場としての中国
その国の市場を目的とするのであれば、購買力がポイントとなり、経済規模が重要になる。
上記名目GDPを見てみると、中国の大きさが改めて認識できる。
2012年には、既に日本の1.4倍。
タイの22.5倍、インドネシアの9.4倍、ベトナムの59.6倍、ミャンマーの154倍という規模である。
中国に拠点を作るかどうかはさておいて(海外拠点を作らずに、日本やその他の国から売っていく、という方法も有り得るので)、この数字を見ると、中国の市場としての存在感を再認識させられる。
これからは中国はやめてミャンマー(カンボジア)だ、という様な報道も見られたが、これは、「製造拠点」と「市場」の位置付けの混同と、20年前の中国のイメージで報道をしている(事実誤認)ものと思われる。
GDP規模で言えば、ミャンマーと同水準にあるのは、クロアチア・ウズベキスタン。
カンボジアと同水準にあるのはボツワナ・モザンビーク・セネガル。
GDPが1位である米国と中国には、まだ倍近い差があるが、この点の計数の不正確さを承知で言えば、市場を目的とした場合、中国を捨ててミャンマーかカンボジアを選ぶ、というのは、感覚的には、米国を捨ててボツワナ、セネガルに選択集中する、というニュアンスである。
これは、イメージを掴みやすくするための断定であり、いささか乱暴な発言であるのだが。
ただ、少なくとも(製造拠点ではなく)市場としてとらえるのであれば、極めて小規模の専門商社であれば、この選択はあり得るが(そこに特化しており、強みが発揮できる市場であるので、数名の社員を賄う収入が得られる、という規模感)、一定規模の企業にとっては、この様な選択はできなかろう。

② 製造拠点としての各地の位置付け
一方、製造拠点と位置付けた場合はどうであろうか。
2007年頃から、中国が輸出奨励から輸入奨励という言葉を使い出した記憶がある。
これは、中国の輸出依存度が極めて高かった事からその修正の意味と、国民に財を行き渡らせることの重要性が認識された事だ。
更には、経済成長に伴い、人件費も向上、労働者保護の傾向が顕著になってきた。
この為、コストの上昇を販売価格に転嫁しにくい加工貿易企業(輸出型企業)は、採算が苦しくなるケースが多く、特に付加価値が低い企業は、カンボジアなど、人件費の安い国に移転する事例が出てきた。
これは、やむを得ないトレンドである。
一方、モノづくりは、人件費、家賃だけでは語れない。
部材調達が出来なければ物が作れないし、それを効率的に輸送するインフラが無ければコストがかさむ。
部材調達の産業集積面では、日系現地法人数が一つの目安になる。
中国本土に現地法人を開設する日本企業は、約5千社であり、タイの3.4倍。ベトナムの11.4倍。日系企業に部材を提供している中国企業の存在を考えれば、部材調達の効率性は、中国が他国を大きく上回る。
タイ、インドネシア、マレーシアなど、ある意味、日本企業進出の歴史が有る国であれば、一定の産業集積が進められているが、ミャンマーを例にとると、日系の生産型企業は殆ど進出しておらず、また、日系企業に部材を調達できる現地企業の存在は極めて疑問である。
よって、現時点では、完全加工貿易モデル(部材を日本などから輸送し、加工後の製品を日本など再輸出する)以外は選択肢にならないと思う。
つまり、その工場1社で製造を完結できる事が進出の前提。
更に、(販売市場も調達市場も無い以上)調達・販売の為に必ず発生する多額の物流コストは、採算に織り込まねばならない。

尚、上記不動産データでは、ヤンゴン(ミャンマー)の家賃が、上海の倍以上となっているが、これは、外資誘致を始めた途上国にみられる供給不足に伴う特殊要因であろうし、オフィス物件であるが故であろう(常識的に、工場部件ならもっと安い筈)。

また、人件費では、ベトナムが思っていたより低くて目を引いた。
2012年の賃金水準(月次)は、US$145となっており、中国本土の半額弱だ。
僕の中では、中国の7掛けというイメージだったので、それを考慮すれば安い。
(タイが中国より若干高く、インドネシアが中国の7掛けというのは、だいたいイメージ通り)。
ただ、ベトナム・インドネシアの賃金上昇率が、17~17.5%と高いのが気になる(中国は9.4%)。
結局、現時点では安いと思っても、数年後にはすっかり変わっていた、というのは、発展途上の国では十分あり得る問題だし、人口が少ない国に、進出が集中すれば、人件費増に拍車をかける。
この点は、近い将来必ず起こる話として、意思決定時に織り込んでおかなければならない。
コスト増を販売価格に転嫁できない加工貿易モデル、特に、労働集約産業は、一定期間ごとに、インフラの悪い場所に移転せざるを得ない、という宿命を負っている(先進国の物価水準が上がらない限り)。
業態によっては、既に、カンボジアでも高い、と言い始めている場合もある。

何れにしても、コスト(調達・配送のための物流コストを考慮した上でのコスト)、効率性(調達・販売の迅速性とインフラ)を考慮した上で、製造拠点を選定していく必要がある。
これは、計数面の分析と実地調査で、把握できる筈だ。

計数から分析する中国・アセアンビジネス

昨日、横浜で、チェイスチャイナ主催のインドネシア講演会を開催。
講師は、NACジャカルタ事務所より大久保税理士をお招きした。
僕も、応援講演という事で、1時間ではあるが、地域統括会社の機能に付いて講演。

その際に、NAC Globalが公開情報(IMF,JETRO,経済産業省等)から編集した資料がうまくまとまっており興味深く思ったので、その中のいくつかの数字(僕が興味をひかれた数字)を抜き出しておく。
この数字を見て、僕が何を考えたのかを書いていきたい。
一言でいうと、言い古されて「何をいまさら」という気分さえする、中国プラスワンというのが、計数を見ると、改めて納得性のある言葉だと思えるのである。
僕自身、一か国集中はリスクが高すぎる故、リスク分散の意味での中国プラスワンは賛成という発言を前からしていたのであるが、それとは若干ニュアンスが異なる。
つまり、中国を捨ててアセアンに絞るというのは、現状として選択肢にはまずならない。
好む好まざるに拘らず、日本人が中国と関わらざるを得ない実態を再認識した、という意味である。

1.名目GDP(2012年IMF Data)
カッコ内は2012年の伸び率。
中国 US$ 82,270億(7.8%) 日本(US$ 59.602億)の約1.4倍
インド    US$ 18,248億(4.0%)
シンガポール US$ 2,765億(1.3%)
香港  US$ 2,630億(1.4%)
タイ     US$ 3,655億(6.4%)
インドネシア US$ 8,781億(6.2%)
ベトナム   US$ 1,380億(5.0%)
ミャンマー  US$ 531億(6.3%)
カンボジア  US$ 142億(6.5%)

2.人件費
① 法定最低賃金(2012年JETRO Data)
上海 US$ 231 バンコク US$ 197 ホーチミン US$ 113 ジャカルタ US$ 226

② 製造業作業員の賃金(月次)水準(2012年JETRO Data)
香港 US$ 1,619 シンガポール US$ 1,230 タイ US$ 345 中国 US$ 328
インド US$ 290 インドネシア US$ 229 ベトナム US$ 145
カンボジア US$ 74 ミャンマー US$ 53

③ 賃金上昇率(2013年JETRO Data)
ベトナム 17.5% インドネシア 17% ミャンマー 11.4% インド 11.8%
中国 9.4% タイ 6.5% カンボジア 5.9% 香港 3.8% シンガポール 3.4%

3.不動産
① 事務所家賃1㎡/月あたりの賃料(2013年1月時点 JETRO Data)
香港 US$ 157
ヤンゴン(ミャンマー) US$ 95
シンガポール US$ 80
上海 US$ 45
ホーチミン(ベトナム) US$ 35
ニューデリー(インド) US$ 29
プノンペン(カンボジア) US$ 24
ジャカルタ(インドネシア) US$ 23
バンコク(タイ) US$ 21

② 上海を100とした場合の他地域の指数(2013年1月時点 JETRO Data)
香港 348 ヤンゴン 211 シンガポール 178 ホーチミン 78 (横浜も78)
ニューデリー 65 プノンペン 53 ジャカルタ 50 バンコク 47 マニラ 44

4.地域別日系現地法人数(2011年 経済産業省Data)
中国本土 4,908(香港を含むと5,878)
タイ 1,443
シンガポール 866
インドネシア 628
ベトナム 432
印度 333
アジア合計 12,089(世界合計 19,250)

では、この数字を見て、僕が具体的にどう考えたのか、という点は、あと2~3回に分けて書いてみる。