mizuno のすべての投稿

加工貿易品の香港経由再輸入が年内に禁止される?

朝、上海を出発して車で蘇州に。
来週の蘇州総合保税区セミナーの打ち合わせに、蘇州シンガポール工業園区、総合保税区を訪問した。
3時間ほどのミーティングであったが、その中で、「税関総局が、現在、加工貿易製品の香港経由再輸入の禁止を検討中で、年内にこのオペレーションが禁止される。但し、物流園区、総合保税区、保税物流中心B型の場合は、引き続き対応可能」という発言があった。
これは、香港に拘らず、一旦、外国に輸出したものを再輸入する事を禁止するもので、輸入時に原産地証明の提示を求め、中国製品の輸入を認めないようにしようという動き。
物流園区、保税物流中心等は中国内であるため、この規制対象から外れるという説明であった。
今年、1月の税関総署のセミナーでも、「保税品流通の全般的な規制変更(転廠を含む)を年内に予定している」という趣旨の発表があったが、これもその一環であろうか。

加工貿易製品の香港経由再輸入は、以前より、変則性が指摘されていたし、また、輸出・再輸入のオペレーションは、脱税に繋がる(高額輸出で増値税還付を受け、低価格で再輸入する方法)事から、何らかの規制が必要と言われていたが、その一環であろう。

現時点では真偽が判断できないが、実現するとすれば、大きな影響が生じる動きであり、対策を前広にとっておく必要がある。

午後に上海に戻り、面談をこなしてから、夜の8時半発便で香港に移動。
どっぷり疲れる。

上海でフィットネスに入会(がんばって痩せよう)

上海で、花園飯店のフィットネスジムに入会した。
この3週間で急に太ったと、皆から言われるためである。

理由は明確。
● 3週間前に、利休で食事をした時に、久々に鯛めしを食べたけれど、あまりに美味しかったので、われを忘れて、一人で大きな土鍋に入った鯛めしを四分の三食べてしまった。
勿論、その前に、あわび、トロ、などなどをたくさん食べている。
● その翌日に、食事をしてから2次会にシャンティに行ったが、「うちは結構食事も自信あるんです」といわれ、ラーメン雑炊(ラーメンのスープにご飯が入っているやつで美味しい)、その他を食べてしまった事。
● 更に、その翌日から日本に1週間行き、食事をたくさんしてしまったこと。
そんな2週間を過したためである。

とは言え、もう食事を減らすダイエットは辛い。
ひたすら体を動かしてやせようと思うのであるが、週末香港で走るだけでは足りない。
何しろ、1週間に4日は上海にいる訳である。
上海でフィットネスを探していたら、オフィスのある花園飯店でジムがあるのが分かり、早速入会したものである。

これで、週に4日は走れる。

がんばって痩せよう!


週末は走った

週末はストレス解消のため、とことん体を動かしてみる事にした。
まあ、急に極端な事をやると、かえってストレスになるかもしれないが・・・
2日続けて9Km/日走り、サンドバッグを20~30分叩く。
酒も抜いたし、気分は良かった。

前向きな気分になったので頑張ろう!

因みに、週末はごろごろしながら本を4冊読んだ。
その内の1冊に、極小のちわわ2匹を飼っている人の話が出てきた。
その話を読んでいたら、今まで室内犬にはまったく興味がなかったのに、急にちわわが飼いたくなって、ちわわの事ばかり考えるようになった。
う~ん、チワワ飼いたい。
でも、諸般の事情より無理だけど。

円形脱毛を発見してショックだ!

円形脱毛を発見。
これはストレスだなぁ。
公私共に悩みが多いし・・・

円形脱毛になるのは10年ぶり。
1997年に香港に赴任したての時になって以来。
まあ、経験上、放っておけば治るのが分かっているので、あまり動揺は無いけれど、やっぱ、悩みやストレスは体に現れるなと実感。

しかし、香港赴任当時は、せっかちな上司(当時の財形部長)に踊らされに踊らされて、徹夜や休日出勤は繰り返したものの、いまから思えばたいしたストレスは無かった気がする。
それから徐々にストレスは増した訳だけど(特に、ここ数年のストレスはひどい)、これで2回目というのは、精神も体もタフになったという事だろう。

勿論、赴任当時のせっかちな上司は、根っから自分の事を「気遣いと善意の人」と信じきっていて、それが、はた迷惑なことを矢継ぎ早にお願いしてくるので難儀と言えば難儀だったが・・・

例えば、10年前の金曜日の夕方6時半。
(当時の上司の発言)
水野君、僕は帰るけど、この仕事やっといてね。
いや、急がなくて良いから。ゆっくりやってくれればいいから。
月曜日の朝8時までに、会議出席者の部数分コピーセットして、僕の机の上に置いておいてくれればいいから。
(その後、自分って気遣いの人だなぁ、という満面の笑みをたたえて帰宅)。

土・日の休日出勤でやれというのは良いんだけど、気遣ってあげてるだろ!と自信たっぷりに言わないでくれよなぁ、という感じ。
悪い人ではなかったけれど。

当時は、こういった指示の連続が僕の(当時の)円形脱毛につながった訳だが、この上司自身の思い込みの強さは、ある意味たいしたものだった。
あれだけ思い込みが強ければ、人生幸せだろうし、円形脱毛にはならないだろう。
ちょっと見習おうかな!?

意気盛んな亀一が現れ広告写真を撮る

亀一がひょっこり出張に現れた。
現在、M&Cでは、ホームページの大改定と、中国情報SNSの開発をしているので、その打ち合わせの為である。
亀一は、ZA Shanghai、時事通信のリレー執筆に加えて、香港ポストの連載も決まった(「中国ビジネス塞翁が亀」というタイトルで、もうすぐ始まる模様)様で、意気盛んに、のしのし歩いてオフィスに入ってきた。

男3人で撮った広告写真はあっさり没になる

打ち合わせの途中で、「M&Cの広告枠をWheneverさんから貰いましたので、写真を撮りましょう」とカメラを取り出す。
では!とジャケットを着ると、「ひゃひゃひゃ!水野さん、新地にいるような人って感じですね。かたぎには見えないですよ」と笑っている。
シャツのせいだな。
写真撮ると分かってりゃあ、もう少し地味なものを着てくるものを!

いいから撮るぞ!と号令をかけ、その場にいた水本君も合わせて3人で写真をとるが、どうにもコンサルティング会社の写真には見えない。
水野、水本、亀一の取り合わせがどうにも一体感をかもし出さない。

領家さんを入れて何とか完成(コンサルティング会社っぽくないと言う点はあまり改善されていない)

「これは、女性も入れた方が良いぞ」という話になり、急遽領家さんを呼び寄せ4人で撮影。
写真を撮っている堀江さんが、何度も噴出し(何故だ!?)かなり時間がかかったが、一応、無事撮影終了。
堀江さんが笑い終わると、水本君が、「中腰で足がぶるぶる震えてきます。電気椅子の様です」と悲鳴をあげ、亀一が、「電気椅子じゃ死んじゃうでしょ。空気椅子でしょ!」と突っ込んで、またもや大笑い。
ただ、水本君は、「大阪じゃあ電気椅子って言うんだ!」といって譲らない。

完成した写真は、亀一・水本君の顔はおかしいし、いまいち、コンサルティング会社っぽくないという感は否めない。
とは言え、面子が変わらないから何度撮っても同じだし、男3人よりはよっぽどましだからこれでいいや、と消極的に納得してこれを使う事にする。


これをみると心が和む

撮影終了後、デスク上のリラックマの写真を撮影。
成瀬さんが、広州を去り際に贈ってくれたもの。
これが机の上にあると、心が和んで良いね。


人生は中国ビジネスよりも難しい

夜の便で上海⇒香港に移動。
いろんなことがあってぐったりしたので、空港でビールを2缶飲んで、機内でウィスキーを貰い、「しんど~」と思いながら移動。

思い起こせば、会社を辞めようかどうしようか真剣に悩んで、体調を崩したのが2005年の春の事。
その後、丸紅100%出資でM&C(Management & Consulting)という会社ができたのが2006年。
これで話が収まったかと思うと、やはり、商社の子会社としてのコンサルティング会社というのは、文化の違いで難しい。

守秘義務、顧客情報は出資部門にも非開示という原則は理解してもらえるようになったが、「何で物を売らないんだ」という議論が繰り返し語られたりしてげっそりする。
「弁護士や会計士も物売らないじゃん。議論するまで無いでしょ」で打ち切りたい議論だ。

会社、仕事、etc。
人生はいろいろ難しい。
人生ってのは、中国ビジネスよりも難しいよなぁ、というのが最近の実感。

癖のあるメンバーで会食をして2次会は分解する

月曜日から上海に入って業務中。
週末に、中国ビジネス解説用の原稿を約9千字書き上げたら、力尽きてブログが書けなかった。
すみません。
中国ビジネス解説用に書いた原稿は、「転廠に関る増値税の計算方法」というもので、不徴収・不還付を採用している場合と、国内課税方式を採用している場合では、各々どういう増値税の計算をするかというのを、計算例を使って解説したもの。
ちょっと面白いと思うので、ご興味のある方は、中国ビジネス解説でご覧下さい(と言っても有料コーナーですが・・・)。


さてさて、上海での出来事。
月曜日は、香港⇒上海の移動途中で沖縄の本を読んだら、無性に沖縄料理が食べたくなり、食べる相手を探そうとNNAの三井さんに電話。
「沖縄ではありませんが、東北料理(中国の東北)を食べてるんで来ませんか?」と誘われ、沖縄料理は断念。
水餃子、葱油餅などをたくさん食べる。

火曜日は、金さん、三井さん、コンシェルジュの望月編集長、花木蘭の大内さん、悪女という癖のあるメンバーで会食。
金さんから、「水野さんのブログに、水野さんと大西さんと僕の3人で、仮面舞踏会を踊ってる写真が出たので、何人もの知り合いから、踊ってただろと言われましたよ」と言われ、三井さんからは、「酔って水野さんを呼び出してとんずらしたのはあなたですか、と色んな人から言われます」、とブログ被害を訴えられる。
会食後は、カラオケ(キャシュボックス)派と花木蘭派に分解。
「歌いたい!」という金さん&水野と、「男は歌なんて歌うもんでねぇ(←イメージ。本当にそう言ったわけではありません)」という三井さんの意見が分かれたため。
参加者のマイペースさが分かるような逸話であるが、無事、金さん・悪女・水野がキャッシュボックス。残りは花木蘭に移動。
キャッシュボックスで金さんとチェッカーズを機嫌よくはもる。

水曜日は、藍屋で念願の沖縄料理を食べる。
力尽きて、夜9時には就寝。

亀一の文章センスが今ひとつわからない

「中国ビジネスコンサルタントができるまで」は、一旦、香港書店ランクのベスト10から、落ちたものの、その後、復活。
1位は取れないものの、2週続けて圏内に入っているのでありがたい限り。
ご購入頂いた方、ありがとうございます。

そんな時、とあるフリーペーパーが、好意で本の紹介を載せてくれることになった。
その話を持ってきたのは亀一なので、彼が紹介文も書いた様であるが(既に、発行されたのを僕は見た)、こんな紹介文だった。


振り返れば、不安と焦りの連続だった・・・
中国ビジネスコンサルタントの草分け的存在である水野真澄氏の、苦戦と奮闘の20年を綴った物語。
「ここで襲われたら一巻の終わりだ・・・」。
「財務部長は、ひゃ~と女性のような叫び声を上げ・・・」
等、笑いと感動の20年間を紹介。
(以下、略)

確かに、「ここで襲われたら一巻の終わりだ(昼の宴会の飲みすぎで、福州から広州まで一晩かけてタクシーで強行したくだり)」、とか、「財務部長は、ひゃー~叫び声を上げ(7年ぶりの福建省訪問の折、廈門から福州まで自動車に乗ったら、恐ろしい暴走ぶりで、同行の上司が叫んでいた)」という記載はあるのだが、本筋とはまったく関係ない
更に、これでは、笑いと感動どころか、笑いだけである。

とは言え、妙に印象に残るのも確かであるので、これを狙って書いたとしたら天才的だが、そうでなければ単なる馬鹿である。

評価が難しい紹介文であったが、読んだ途端、不覚にも大笑いしてしまった。
う~ん。
亀一。いまだにつかめん男である。

香港行きの飛行機で山崎17年を飲んでのんびり

夜便で日本に移動した。
成田で「山崎」の17年を買って機内に持ち込む。
飛行機は幸いにがらがらで、窓際3席を独占できた。

のんびり映画を見ながら山崎を飲む。
つまみは、やはり機内に持ち込んだサラミ。
リラックスできて良い。
途中で映画に飽きたので、横になって睡眠。
こんな感じで移動できると疲れない。

今回の日本出張は、比較的スケジュールにゆとりを持たせた。
ここしばらく、精神がくたくたで、さすがに「メンタルが危ない」と自己判断したため。
今回の状況は、さすがに自分でもちょっと怖くなった。
ただ、うまく自己調整が効いてかなり回復。
結構、簡単に回復するものだと驚く。

宿泊したリーガロイヤル早稲田は、初めて宿泊したホテル。
大隈庭園に面していて、夜は、蛙の鳴き声が「げろげろ」と聞こえる。
これが意外に癒される。
なかなかよい感じであった。


文字通り大汗を書きながら加工貿易勉強会を実施

会場は考えられる限りのぎゅうぎゅう詰め

日中投資促進機構の主催で、加工貿易に関する勉強会を開いた。
元々、3月末にNNAから出版した、「管理者の為の加工貿易マニュアル」は、日中投促の豊田さんのアイデアなので、「一度、ここで勉強会をするのも良いな」と思って企画して頂いたもの。

日中投促さんの定例の勉強会は、同機構の会議室でやるものという事で、キャパが30人程度。
これに、告知後1週間で70人申し込みを頂いたらしく、お断りするのに大変だった模様(参加いただけなかった方は、申し訳ありません)。
そんな訳で、30人用の部屋に60~70人をぎゅうぎゅう詰めに押し込んで、机も置けない状況で講演開始。
空調も、全館空調で調整が聞かないし、窓を開けると外の音がうるさい、という理由で締め切り。
暑い。蒸し風呂のようだ。

今回の勉強会で散々ねたにさせて頂いた豊田さん(顔出し不可)

話し始めて10分間で、汗が流れ出る。
聞いている方々が、ぼーっとして、睡魔に襲われているのがよく分かる。
眠気を醒ます為に、聴衆の方が眠たそうになると、日中投促の豊田さんのネタを披露して、雰囲気を変えようと試みる。
● 例えば、(酒を飲んだ豊田さんに説教された人が実に多いので)今度、「豊田さんに説教された同志の会(飲み会)」をやりましょうなどと呼びかけ、会場でうろたえる豊田さんの様子を見て、楽しもう(⇒究極的な眠気を醒まそう)と言う苦肉の策。

そんな中、話は、「加工貿易の基礎⇒転廠実務⇒最近の動き⇒転廠に関わる増値税納税方法⇒物流園区と保税区を活用した加工貿易品の商流の作り方⇒加工貿易今後の展望」と話が進む。
全工程2時間。
その後、会場に残って、1時間、参加頂いた方の質問に対応する。
話してる方も暑くて地獄だったが、聞いていた方はもっと辛かったであろう。
次回は、もう少し大きな会場でやりましょう!

あ~辛かった、
ともかく、暑くて体力を消耗した勉強会だった。
2Kgくらい痩せたのではないか。
でも、打ち上げ懇親会で、ビールにサワーを飲んだので、結局帳消しか・・・


食べたかった本鮪のかま焼き

ちなみに、打ち上げ会場の居酒屋に置かれていたまぐろの「かま焼」。
おいしそうだったけど、食べられず。