4.5時間遅れで成田で寿司と中華

午後5時成田発の飛行機で上海に移動。
前にも書いたが、4回乗って約3万円の格安チケットだ。
ただ、最初の香港⇒上海で1時間遅れ。次は3時間。そして今回は、4時間半と、3本合計で8.5時間遅れだ!
台風の影響を考慮しても、ちょっと遅れすぎ。
とは言え、値段が値段だ。
ドラゴン・JALを組み合わせて、便の変更可能・マイレージも付く、というチケットにすれば、同じ経路で10万円以上になる。
3万円のチケットを買って、10万円のチケットと同じサービスを要求すべきではなかろう。
とは言え、業務スケジュールに与える影響も大きいし、疲労もたまる。
あと一回分購入してあるのでこれは使用するけれど(キャンセル不可のチケット故)、東方格安チケットの使用は、これで最後にしようと思う。

そんな感じで6時間待ち(4.5時間+正規の待ち時間1.5時間)の成田。
チェックイン時には、出発時間がまだ未定(機材が上海を出発していない)という事なので、出国手続をせずに1時間ほど時間を潰していてくれと言われ、1千円の食事券をもらう。
寿司をつまみながら1時間・・・
カウンターに行くと、まだ出発時間が分からないが、8時以降になるとの事で、再度1千円の食事券をもらう。
4時間の遅れで2千円というのは、高いか安いかわからないが、4回乗って3万円のチケットで2千円もらったと思えば大儲け(!?)だ。

その後、中華料理屋で本を読みながら時間を潰す。
その時に食べたのが、蒸し烏賊と餃子。
そして紹興酒。
この店は2回目で、前回は麻婆ラーメンを食べた。
今回は、寿司をちょっとつまんでいたので、それほど食べれず。
紹興酒とつまみでを楽しみながら、本を読もうという趣旨。

烏賊が美味しい!(餃子もまずまず)。
店の人のサービスも良いので、居心地がよく、1.5時間が苦にならなかった。

という訳で、成田で6時間。
本や食品をたくさん買って、すっかり散財。
供給が需要を生み出す、という典型的な行動を取ってしまったが、時間がつぶせる場所があるというのは、こんな時に有り難い。
乗った機材は大型で安定していた。
日本人乗務員が居ないので、中国国内便の様な雰囲気(サービス)。
何となく始めて中国に行った時(1985年)を思い出し、ちょっと懐かしかった。
勿論、その時に比べれば、サービスは格段の違いだが・・・

東方航空で上海移動

東京では、まだ台風の影響が残っているが、取り合えず、成田に出発。
上海移動だ。
ディレイがなければよいが・・・

仕事も殆ど片付いているので、(ディレイがなければ)気分よく移動できそう。
成田で寿司でも食べようかな、と、リラックスムード。


今後の加工貿易政策

2011年8月2日付で、商務部・人力資源社会保障部・税関総署より公布された、「珠江デルタ地域に全国加工貿易レベルアップのモデル地区を建設する事に関する指導意見(商産発[2011]269号)」のレポートを書いていた。

当社のクライアント企業様、日経テレコン、NNAにもレポートを提出する予定なので、ここでは詳細は割愛するが、来料加工廠の独資転換期限の延長や、今後の加工貿易政策が織り込まれている重要な文書だ。

来料加工廠の独資転換期限は、基本的に当指導意見により約3年以内(2013~2014年)という事で、1~2年の延長が行われたと判断してよいだろう。
但し、当指導意見では、各種の優遇政策と併せ、労働集約企業の内陸移転や、企業分類に応じた管理手法の確立等が謳われており、加工貿易企業に対して、飴と鞭という感じの政策が、今後3年で、矢継ぎ早に打ち出される事が想定される。

香港の新聞では、戦々恐々とした記載が行われている。
これはちょっと極端(悪い面しか見ていない)と思われるが、何れにしても、今後の状況のウォッチが必要な事は確かだ。

指導意見に織り込まれた、良い部分を書くとすれば、「外注加工・転廠の規制緩和」、「国内販売の優遇(許可取得手続の簡素化)」、「保税開発区・保税倉庫(保税倉庫・監管倉庫)の増設と多機能化」等の方針が打ち出されている。

加工貿易・保税政策推進の方針は変わらないが、ハードルは高くする、というのが、一言でいう、今後の方針であろう。

日本のサービスは素晴らしい

先週は、携帯電話が故障したので(何度か故障した揚句、立ち上がらなくなった)、ドコモショップに乗って行ったら、保証期間内なので新品に交換してくれた。
昨日は、先日買ったPCが立ち上がらないので、やはり、ビッグカメラに持って行ったら、その場で新品に交換してくれた。

そんな訳で、ひどく感激して、「日本のサービスは素晴らしいね」と何人かに言ったら、「え?当り前じゃない」と言われた。
海外生活が長いので、その意味での不便に慣れてしまっているらしい。
取材の時にその話をしたら、「幸福値が高くなっていいですねぇ」と言われたが、確かにそうかもしれない。

とは言え、総じて生活が便利な香港でも、企業のバックアップ体制は、日本とは全く違う。
携帯電話・ブラックベリーの契約をしているボーダフォンに、保証期限内の携帯の修理を依頼した事が数回あるが、なんだかんだ理由を付けられて無償修理を拒否された。
修理に新品とほぼ同じ(若干安い程度)の価格を提示され、「なんてあこぎな!」と怒り、新品を買った事が一度ではない。
(携帯はノキアに買い替えた。ブラックベリーはやむを得ないので新品購入。術中にはまった感じだ)。

そんな事を考えると、素直に日本のサービスは素晴らしい。
特に、故障等、非常事態があった時にそれを実感する。

立ち食いソバ屋のたぬき月見そばとミニカレー

話変わって、香港・中国本土では、会員契約に含まれる無料面談(1時間/月)は、当社のオフィスに限定しているが、日本のオフィスは、横浜みなとみらいでちょっと遠いので(僕の家からも遠い)、日本での面談は、クライアントの方のオフィスで実施するケースが多い。

そうやって、東京を歩きまわっていると、立ち食いソバの匂いに惹かれる。
学生時代、合気道をやっていた事があり、いつもお腹をすかせていたので、あちこちの駅で立ち食いそばを食べたものだ。
そんな記憶が脳に焼きつけられているのかもしれない。

そんな訳で、立ち食いそばで昼食を済ませる事がたいそう多い。
昨日の昼食もそう。
前日から「明日は立ち食いそばだ!」と決めていた。

頼んだのは、たぬき月見そばとミニカレー。
飛び込みで入った店なので、味は「普通」という感じであったが、取りあえずは満足。

組織の秩序は無視できない

組織の秩序には従わなくてはいけない。
僕らしくない言葉だと思われるかもしれないが、組織の中で生きるのであれば、これは忘れてはならない。

今月で僕も48才になるし、それなりに経験も積んできたので、若手(20~30代)から人生相談を受ける事も多くなってきた。
また、過去に僕の歩んできた様な道を、まさに今歩いている人たちもいる。
そんな若者たちを応援したいが、若干、先輩ぶって言えば、会社員でありながら、かつての僕と同じ行動を取れば、会社を辞める事になるのは必然、と思った方が良い。

社内で一定のポジションを得ていれば(特に、家族があれば)、会社を辞める事を望む人間は少ないし、人から「君は将来、会社を辞める事になるよ」と言われても、「僕は社内でも評価されているので大丈夫です」と答えるであろう。
かつての僕もそうだった。

ただ、どんな会社でも、自分の存在を対外的に発信し続ける限り、会社に居続ける事は難しい。
そして、対外発信を行う意志を持つのであれば、会社を去る事が不本意でも、それは自分で選んだ道だ。
会社を辞める時、会社を恨んだり、自分の不運を嘆いてはいけない。

僕の歩んできた道というのは、自分の個性を社外に発信する道だ。
一方、組織の論理は、組織単位で力を発揮する事を前提に組み立てられている。
組織というものは、組織秩序の維持を前提とした自浄作用を持っているので、組織を最優先しない(自分の存在を抑えられない)分子をはじき出す。

はじかれる本人は、「自分の行動は会社(組織)の為になっている」と思うかもしれないし、それはその通りかもしれない。
また、その人間がいなくなる事で、組織全体の力が落ちるかもしれない。
ただ、組織の自浄作用からみると、それは異なる論理になる訳で、その人間を組織に置き続ける必然にはならない。

結局、個人の生き方として、「組織の秩序を尊重するか」、「自分の意思を尊重するか」が大きく分かれるであろうが、会社に残る選ぶのであれば、組織の論理に従うのが必然となる。
悔しい事があっても、組織経由の自己表現を優先させるのが会社員の美学である。


ただ、会社に留まるのと会社を離れて独立するのの、どちらが良いかは一概には言えない。
自分は何がやりたいか、どう生きたいかによって変わってくる問題だ。

僕は、自分の気持に従って起業したし、結果として生き残ったので、自分の判断に満足している。
会社員時代は、定年まで会社勤めをして、それから起業するのが希望だったので、辞める事になった時、自分は不幸だと思った。
ただ、今、振り返ると、ベストのタイミングで辞めた事が分かる。
会社を立ち上げるには、爆発的なパワーが必要だ。
定年まで勤め、安定した老後を手に入れてからでは、会社の立ち上げに必要な爆発力は発揮できない。

勿論、これは僕の価値基準。
会社に留まる事に重きを置く人がいるのは当然だし、その中で実力を発揮する気概があれば、それも素晴らしい選択だ。

ただ、どちらの道を選ぶにしても、覚悟が必要だ。
会社に留まるのも覚悟。独立するのも覚悟。
どちらも甘い道ではない。

何れにせよ、自分の存在を組織外にアピールするのであれば、会社を辞める覚悟でやるべきだ。
その覚悟があるのであれば、どんどんやって自分の価値を高めていけばよい。
覚悟があれば、支えてくれる人は必ず現れる。

若干の先輩としての、後輩に対するアドバイスだ。

安さに惹かれて東方航空

台風接近の中、成田到着。
7月の出張に続いて、またもや台風接近だ。

今回は、価格の安さに惹かれて東方航空を使用。
何しろ、香港⇒上海⇒日本⇒上海⇒香港という行程の4便乗って2千元代。
価格には勝てない。

ただ、台風接近の要因はあるのかもしれないが、機材故障との通知で空港で1時間半待ち。
機内に入って、ひと眠りして起きるとまだ飛んでいない!
結局、機内で1.5時間遅れの合計3時間遅れだ。

虎ノ門で午後4時半から面談が入っていたのを5時半に変更してもらい、やっと打合せ場所に駆け付けた。
やはり成田は遠い。

浦東空港でばったり顧問の原田さんにあった(偶然同一日程で日本)が、「私はJALです」と言っていた。
JALは定刻で飛んだんだろうなぁ、と考えると少々悔しい。
まあ、値段を優先すれば、何かを犠牲にせざるを得ないのは必定か。
ともあれ9月下旬も、また東方航空だ。

年間80回飛行機にのるので、一回の価格差が、積もり積もって大きくなる。
ビジネスに乗る金があったら、安いチケットにして、その分利益を出して配当した方が良い、と考えるのも自然であるが、これだけ移動が多いと、体に与えるダメージも考え、もう少し良い席にした方が良いかもしれない。
まあ、2年後でいいか。

おかげさまで3周年

3周年の記念写真(CI5にて)

2008年9月1日が起業記念日なので、無事三周年。
8月31日の記念日は、恒例のCI5でお祝いをした。

2008年が退職記念でおごってもらったブブクリコ。
2009年が生き残ったお祝いのドンペリ。
2011年の3周年は、ドンペリピンクと言う事で、ちょっとシャンパンもランクアップ。
実は、ドンペリピンクを飲むのは2回目だ(自分の金で飲むのは初めて)。

上が2009年・下が2008年場所は全てCI5の同じ席

2008年は、翌日からフリーという事で、この先どうなるか分からず、不安いっぱいの顔をしていた。
2009年は、ともあれ最初の目標である1年を達成した事でおおはしゃぎ。
かなり、ハイになっていた記憶がある。
(2010年は、諸般の都合で上海にいれなかったので記念撮影できず)。
2011年は、(生き残ってはしゃいでいる2009年とは違い)今後、どうやって会社を伸ばしていくかを考えるステージになってきたので、随分精神的にも落ち着いている。
写真の顔を見れば、一目で状態が分かるものだ。
全て同じ日(8月末日)の同じ場所の写真。

起業3周年という事で、色々な方と独立当時の話をしたが、そのたびに、皆様から頂いた気持を思いだして有り難く思った。
改めて、たくさんの方に支えられて、ここまで来れた事が分かった。
ありがとうございます。

3年間で、当時想像したより、もっとたくさんの事ができた。
でも、まだここは通過点に過ぎない。
これを忘れない様にしなくては。
独立した事が、本当に良かったと思える様、もっと会社を大きくする義務がある。

初心に返って頑張ろう。
まだまだ成長しようという気持を、改めて噛みしめた。

嘘をつかずに生きる事

昨日打合せをしている時に、「若手社員の時、会社で、人にだまされる事はあっても、絶対に人をだますな」と教えられた、という話を聞いた。
良い話だと思った。
だます記憶は薄れても、だました事は、自分の心が一番知っている。
だから、胸を張って生きていくために、安らかに人生を全うするために、絶対に人をだましてはいけない、という趣旨だ。

確かにその通り。
勿論、人間、一線を越えると、人をだます事を何とも思わなくなるのかもしれない。
ただ、そうすると、もう元には戻れない。
嘘をつかぬよう、その場限りの取り繕いをしない様、肝に銘じて生きていくべきだと改めて思った。

話は変わるが、先週香港で行った焼肉屋。
和風焼き肉を謳う店であるが、なんとなく、本格っぽさがない。
店には、浮世絵ののれんがあり、更に、客(恋人同士)がキスしている写真がたくさん貼ってある。
キスした写真を撮らせると、割引でもあるのだろうか!?
そうとしか思えない写真数だ。
ともあれ、そこからして非本格の匂いが強く漂う。

ただ、肉を焼く場所(コンロと網)はなかなか良い造りで、日本酒も久保田万寿をはじめ、豊富にそろえてあるようだ。
期待と不安が相半ばする。

ヒレとカルビはこんな感じ。
なかなかきれいで良い肉だ。

葱を挟んだカルビは、かなり繊細。
食べてみると、なかなか美味しい。

ついでにニンニクオイル焼きも食べてみる。
昔、松戸に住んでいた時、「七輪」というチェーン居酒屋があって、焼き物を頼むと、本当に七輪を机に出してくれて、自分で焼いて食べる事ができた。
そこの売りのメニューが、ニンニクオイル焼きだった。
その店のニンニク焼は、ニンニクが更に多かったが(ぎっしり詰まっていた)、ニンニクを食べ終わると、使用したオイルに卵を入れて、卵焼きを作ってくれれた。
七輪に行くたびに、臭くなって帰ったものだ。
でもやめられない店であった。
そんな事を思い出しながら、ニンニクを全部食べる。

この他に、牛タン、ご飯を5杯(一人2杯半)食べて、ビールと飲み物を頼んで(1杯づつ)、HK$600だった。
牛タンはいまいちだったが、それ以外は満足。

店の内装とか、貼ってある写真のセンスとかは良くないが、それに目をつぶれば、合格点の店だ。

お盆明けの状況と香港スナフキンの会

スパゲティサラダと揚げだし餅

お盆の頃は、「相談事項も少なく平和だなぁ」と思っていたら、その反動で、泣きたいくらいに忙しい。
まあ、忙しいのは良い事だ。

そんな中、日本の携帯電話(昨年10月に買ったエクスペリア)が壊れてしまい、2回ドコモショップに持っていったが直らず。
念入りに見てもらう様お願いしたら、新品に代えてくれた。
さすがに日本のサービスは良い!と感激。

その翌々日には、新しいPCを買ったが、スィッチが入らず・・・
いきなり修理だ。
先日の香港IDから、細かいトラブルが続いているが、こんな感じの細かいトラブルが続く時は、仕事面で飛躍する(一皮むける)予兆だ、という感じが、過去の経験からする。
単なるゲン担ぎではあるが、経営者というのはこんなもんだ。
少々わくわくする感じ。

さて、先週の第一回、香港スナフキンの会の写真(料理だけ)。
初めての京笹で開催。

鳥しそフライトカツ煮

香港では由緒ある居酒屋で、名前は前から知っていたが、以前(丸紅時代)は、九龍側で飲む事が殆どなく、行った事がなかった。
ただ、かつての同僚(香港繊維部門のトップ)が、「あれは香港の日本人駐在員の正統的な社交場だ!」と言っていたので興味はあった。
揚げだし餅や、(メニューにはないが)素敵なスパゲティサラダ等が食べられ、イメージ的には香港島側の石山に近い。
確かに、正統的な居酒屋だ。

サイコロステーキと牛タン

居酒屋なので、グルメ気取りの人には向かないが、メニューが多いし、酒の種類が多くて泣かせる。
そして、日本酒の値段設定が安い!
(日本酒しか見なかったので分からないが、おそらく焼酎なども安いのではないかと思う)。
久保田千寿の一升瓶が、キープできないのを条件に、一本HK$ 500だ。

そんな訳で、日本酒をぐいぐい飲み、翌日はちょっと辛かった。
良い店だ。
また行くと思う。

第二回香港スナフキンの会は、10月に慕情で開催予定。
幹事の佐藤さん、ありがとうございました。

原稿のネタがある週末

週末は原稿書きだ。
NNAの連載は、今週、人民元対外決済の規制緩和、商務部の人民元対中出資の規制緩和に関する意見徴収稿、更には、加工貿易のレベルアップに関する指導意見が出されたので、二週間分のネタは確保。
時事通信の原稿は、販売に関する増値税の納税義務発生に関する通知が国家税務総局より出されたので、これでいける。
と言う事で、久々に書くネタに困らない週末で嬉しい。

そんな訳で、今日は、NNAの原稿と、コンシェルジュの原稿を執筆。
明日の飛行機の中では、子会社のチェイスチャイナに寄稿する事にした、来料独資転換Q&Aの原稿を書こう。
数日前の、香港⇒日本の飛行機の中で、半分の5千字の原稿を書いたので、明日の飛行機で更に5千字程度書いて完成だ。

昨年11月~今年2月にかけて、4ヶ月連続出版(4冊)をした疲れで、しばし原稿を書く気がなえていたが、久々に、書くのが楽しくなってきた。
良い兆候だ。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ