広州物流園区講演会開催!

会場の様子 もう少しゆったりした会場の方がよいのであるが・・・

当日は朝9時から講演準備。

前日、税関、国税、保税品管理局の局長とは打ち合わせ済みで、回答の内容はほぼ合意に至ったが、園区遊、区内での所有権移転、その他のオペレーションに関する実績が無く、僕側の主張と政府機関の認識が完全に統一された訳ではなかったので、当日、政府機関からどういう回答があるか、ちょっと不安でもあり。
よって、Q&Aの内容を、2時間かけておさらい。
何があっても良いように準備をする。

僕は当日か前日になって、やっとの事で追い込みを始めるのであるが、ここらは、部下の麦さん、亀一。あとは、NAC-Myts、NNAの方々が、きっちりと対応してくれているので有難い。

会場入りは、12時半。
11月の開業セミナー(深圳)、3月の開業セミナー(上海)は、ともに150人以上の方に集まって頂いたのであるが、300元会費を頂いても、ホテルを使ったので赤字になった。
今回は、料金を200元に下げて、オフィスビルの大きめの会議室で実施。
会員様割引(100元)があるので、「100名集まって頂いて、収支トントンかなぁ」という採算。

東駅近辺に、150人以上収容できる会議室がなかったので、一番大きな部屋を借りて、150名様限定(先着順)という事にした。
ホテルの大きな会場でやりたい気持ちもあったけど、実を取った感じ。

第二部Q&Aの様子

有難い事に、途中、インフルエンザでの出張禁止で、参加見合わせの方が数名いらしたが、それでも、150人を超える申込みを頂き、締め切る事ができた。
有難かったけれど、机も置けない状況になってしまい、申し訳なく感じる事しきり。
その分、役に立つセミナーにせねば、と感じる。

一部は、政府関係者の発表。
二部は、NAC-Myths増田さんの発表。

そして、Q&A。
政府機関の回答と、僕の解説。
1時間ちょっとかけて、想定質問、その場の質問にお答えした。

取りあえず、無事終了。
上海の時ほどの緊張は無かったけれど、当日の午前中は、程よい緊張感が漲っていたので、講演が終わると、どっと脱力。

ホテルの部屋で、少し業務をこなして、亀一と打ち上げ会食に繰り出す。


中国ビジネス投資Q&Aの改訂作業進捗と改訂の内容

中国ビジネス投資Q&Aの改訂作業中。
怠けないようにする為に、というのと、修正点を開示した方が良いかと思い、作業進捗状況を、カテゴリーを作って書き込んで置く事にした。

ただいま、全56問の内、15まできたところ。
その内、全文修正(Qの文章を全て書き直し)したのが、7個という状況。

Q1 進出場所の選び方
(修正内容)
地域による税務優遇が無くなったので、それを踏まえて微修正

Q2 外国企業の中国進出形態
(修正内容)
表現方法の微修正

Q3 外資企業の分子機構
(修正内容)
外資企業の分公司の内容を修正。
2006年の外資企業の連絡事務所の登記規制の動きと現状を追加解説

Q4 資本金の払込
(修正内容)
資本金の払い込み時期が、外資三法と会社法で違うが、会社法に統一する実務上の動きがでてきているので、記載内容変更。
その他、一部の表現を修正

Q5 現物出資
(修正内容)
中古品輸入の部分を全修正

Q6 設備投資の間接税免税
(修正内容)
免税輸入、無償提供設備、国産設備免税の制度が大きく変更された為、全文修正。

Q7 利益処分・配当
(修正内容)
配当に関わる源泉徴収税(中国)の変更、日本の配当金課税制度と外税控除の制度変更、香港と中国の租税協定改訂の内容を踏まえ、この部分を修正。

Q8 減資と損失限度
(修正内容)
減資に関する表現を修正。

Q9 外資商業企業(卸売・小売企業)
(修正内容)
状況変化が激しく、全文修正。



Q.10 貿易権
(修正内容)
外貿流通経営者資格と国内流通権の関係の説明を修正

Q11 保税区と保税区企業の今後
(修正内容)
Q12で、保税区域を総括的に解説する事とし、Q11は、撤退(外資企業の清算と持分譲渡)に変更

Q12 保税区の外貨管理
(修正内容)
保税開発区に付いて、という内容に置き換え

Q13 3種類の保税区域
(修正内容)
保税区域の外貨管理に内容を置き換え

Q14 非居住者による国内取引
(修正内容)
趣旨は同様ながら、全文修正の上、表現を分かりやすくした。

Q15 中国国内取引に伴う口銭の対外支払
(修正内容)
タイトルを「中国法人から海外への利益送金方法」に修正して、全文修正。


ALOHAの水野カクテル成立せずか!

広州のバーの記事を書いた後、香港に戻ってウェブ検索してみると、青いサンゴ礁は、やはり、「ジン2/3、ペパーミント1/3、チェリー、レモン」というレシピの様だ。

残念。
ALOHAの水野カクテルならず。
青いサンゴ礁という事で・・・

ただ、昔、ペニンシュラホテルのFELIXバーが、「ロングアイランドアイスティ」を、ウオッチオンユアステップという名前で出していた。
とすると、ここで出すときは水野カクテルでもいいかな。
水野の学生時代を踏まえて、チェリー抜きで、ネスカフェの空き瓶で作ったら、水野カクテルという事にしておこうか・・・

皆が言ってると、そういう名前で定着する事もあるので、店を訪問した方は、「水野カクテル。ネスカフェ仕様で!」と頼んでみてください・・・

ネスカフェの瓶でカクテルを作った頃を思い出す

店の様子と77会の面々

講演会の前夜の話。

亀一の友人が経営しているバーにいった。
ALOHAという名前はいまいちであるが、これは出資者の意見だそうで致し方ないようだ。
カウンターがあったり、WIIの入っている個室があったりで、それはそれで使いでがある模様。
合コンで使える店を目指す!というところか。
若者の発想でなかなかよい。
広州は日本人経営のバーが少ないので、頑張ってほしいものだ。

僕が行く事が事前に連絡されていたので、亀一の友人も集まり楽しく語る。
友人達が、「杉山は完全に、亀一においていかれてるよなぁ。早く、亀一に追いつかないと」と励ましているのが面白かった。
いっそのこと、セカンドネームにすればよいのだが。
杉山(亀一)竜一と、名刺に書かせよう。

青いサンゴ礁か水野カクテルか

山崎を飲み、テキーラを飲み、XYZを作ってもらい、最後に思い出のカクテル、青いサンゴ礁を作ってもらう。
これは、僕が学生の時にカクテルに凝り、リキュール・酒をどっさり購入した事があるが、第一号で作ったカクテルである。
その時は、シャイカーを買うお金がなくなり、ネスカフェの瓶を洗ってシェイカー代わりに使ったのだが・・・

ただ、レシピが違うのでは、という事になり、ちょっと話題になる。
僕が当時作ったのは、ジン3分の2、ペパーミント3分の1のシンプルなもの。
それで作ってもらったけれど、もし、それが正しいレシピでなかったら、これにライムをちょっと垂らして、ALOHAでは、「水野カクテル」という名前にしておいてもらう事にする。
味は少々歯磨きっぽいが、この通り大変奇麗。

広州のセミナー、無事開催

広州のセミナー、無事開催しました。
インフルエンザ関係の動きで出張取りやめ、止む無くキャンセルという方も数名いらっしゃいましたが(残念ですが、またの機会に!)、無事、収容限界の150名の申込みを頂き、満員札止めとなりました。
ありがとうございます。

講演会の報告、前回予告した若者が開くバー(アロハ)、あと、講演会の〆でいった屋台村の報告がありますが、移動日なので、夜のアップという事で・・・


広州物流園区と40分間のP/E論議(講演会準備)

明日(12日)は広州物流園区操業開始&水野商務諮詢(広州)有限公司開業講演会。
それに合わせて広州入り。

ただ、深圳で一件仕事があったので、深圳から入境。
イミグレで、米国・カナダ・メキシコ人が別レーンになっているのを見て、「ほほう」と思う。

広州到着すると、亀一にマクドナルドを購入しておいてもらい、保税区・物流園区に直行。
明日のQ&Aの打ち合わせ。
ハンバーガーとマックチキンの購入をお願いしたのであるが、亀一の陰謀で、ハンバーガーがダブルチーズバーガーになっており、過剰満腹になる。

打ち合わせでは、明日Q&Aに出てくれる、国税、税関の人間と打ち合わせる。
想定質問の、「物流園区内で非居住者が貨物を売買した場合は、企業所得税は課税されるか」という点が、なかなか理解されずに困る。
税関は、「園区内で売買しても、増値税は課税されないし、搬入価格と搬出価格が変わっても税関は文句言わないよ。外貨管理上も問題ない」という事で、すんなり話が終わる。
国税・管理委員会は、「非居住者が売買することがあるのか?なぜ所得が発生するんだ。中国内で発生した所得は課税対象じゃないか(サービスフィーの話と混同していた)」という感じで、なかなか理解してくれない。


説明すること40分。
「転廠は価格差が付けられないから、物流園区に搬入して、所有権が、香港A社⇒香港商社⇒香港B社と変わる事あるでしょ。とすると、非居住者の所得が発生するでしょ。でも、租税条約で、単純な引き渡しはP/E構成しないでしょ」という話で、やっと分かった様で、「お~、そういう事もあるね。国内だけど契約・商流は国外で成立しているから、企業所得税は課税されない筈だが、税務局内で再確認して明日話す」という事に落ち着いた。
さて、明日どういう回答になるか。
操業開始したばかりだから仕方がないが、ここら辺は、打てば響いてくれる、外高橋保税区とは経験が違うな、という感じ。
やはり、こういう事を、うるさがられながらも主張して理解してもらう、僕の役割というものもあるのだろうなと思う。

夜は、亀一の友人が開いたAlohaという店に行く。

これから講演会の準備なので、お店の紹介はまた後で。
その時の写真を1枚。

店には、亀一が幹事をさぼっている内に、居場所が無くなってしまった、77会のメンバーがたくさん。


母の日だった!

最近、「中国ビジネス投資Q&A」か、「初めての中国ビジネス」の改訂まだですか?というご質問を相次いで頂いた。

そんな訳で、今日はQ&Aの改訂。
没頭して、夜の11時半に、ふとGoogle検索しようとしたら、母の日である事を発見。
慌ただしい生活で、こういうイベントを忘れていた!
日本はもう日が変わってるから、E-mailも打てないや。

そんな訳で、この場を借りてお礼の言葉。
お母様、お義母様。
いつも有難うございます。

相変わらずの、年甲斐のないやんちゃ坊主で、心配のかけ通しですみません。
我儘な人生送ってるのかもしれませんが、人の気持ちの有難さを感じて生きてます。
そして、仕事も軌道に乗ってきました。
感謝してます!

さて、父の日も忘れない様にしなければ・・・

ともあれ、Googleを見てよかった。


ラーメンを食べて香港に移動

上海から香港に移動。
今日は土曜日で、一応休日ではあるが、午前10時から打ち合わせがあるので、副総経理の胡さんと一緒に出勤。
一時間ほど面談の上、浦東空港へ。
ただ、時間がちょっと早かったので、ラーメンが食べたくなり、タクシー移動中に目に飛び込んだ西龍というラーメン屋を試してみる。
醤油ラーメンとミニチャーハン。

香港に付くと、久々の蘭桂坊の「なお膳」でクライアントの方の歓送迎会。
楽しく会食。

明日は一日寛いで、来週火曜日の講演会に備えよう。

人民元決済の試験的な解禁

コンシェルジュの締め切りが迫っており、何を書こうかと頭を抱えてネタ探し。
連載が経済記事の解説なので、新聞や情報誌でネタを見つけて書かなくてはいけない。
当然、書きやすい記事があるかどうかに、執筆の難易度が大きく左右されるので結構大変。
E-mailで送信してもらった、NNAと時事速報の記事を、1ヶ月分一つ一つ探す事1時間。
人民元の試験的対外決済解禁、という時事速報の記事を取り上げる事にする。

記事自体は、4月9日のものなのでちょっと古いが、上海、広州、深圳、珠海、東がんの5都市で、人民元の試験的な対外決済を認める方針が、国務院常務会議で決定されたというもの。
外貨管理がずい分柔軟になってきた中国であるが、人民元は依然として対外決済通貨ではなく、一時期、人民元高が継続した時は、輸出企業が為替リスクのヘッジが困難で、悲鳴をあげていた。
2003年からは、貿易取引の建値を人民元建てにする事は認められたが(送金時のレートで外貨換算した上で決済する事が義務付けられる)、現段階では、それが限界。
香港の中国返還で、香港・本土では人民元決済ができると誤解している方も一部にいるが、一国二制度で、通貨は切り離されている為、これは間違い。

ただ、2004年のCEPA導入に際して、若干の試験的な措置が香港・本土間では取られており、同一人口座間の少額人民元送金、香港の銀行での人民元換金などが認められている。
また、香港は外貨管理自由なので、香港に入った人民元の流通は認められる。
つまり、香港は、人民元受け入れの環境は、他地域と比べると進んでいるという事だ(中国側で制限している状況なので、これは、あくまでも相対比較で、という意味だが)。

上記5都市での試験的な開放であれば、人民元のハードカレンシー化は意味しないので、中国外で人民元の流通・換金が実現する事にはならない。
とすれば、相対的な環境が整った香港が、貿易決済(人民元)窓口として、しばし位置付けられる方向にあるのではないか。

20代の頃に台湾に1年住んだ身としては、中国本土と台湾の商流(物流・資金の流れ)は、個人的には感慨深いが、これにより、香港の地位・機能の相対的な低下が取りざたされているのも確かで、これは少々さびしい事だ。
それを踏まえると、今回の動きは、先ず、香港の金融センターとしての地位向上に繋がる動きであるし、5都市中4都市が広東省というのも象徴的だ。
試験的に解禁される決済の内容がどうなるか、まだ不明ではあるが、それでも、香港としては、朗報と言えるのではなかろうか。

眠れぬ夜にバーで気分転換

テンションの波はあるものだ。
宴席2件かけもちで、深夜の激論を交わした翌日は、いまいち低調。

午後6時半に仕事を終わらせ、軽く食事をし(カレーうどんとおにぎり)、夜7時には帰宅。
酒を飲まずに寝るつもりで、0時過ぎまでTVの前でボーっとする。

ただ、こういう状況になると、若干メンタルが弱くなるので眠れない。
おそらくこのまま布団に入っても、ひと晩寝れなかろうと、気分の転換を図る。
タクシーに乗って、バー(アンタッチャブル)まで。
深夜1時に到着し、寝酒のウィスキーを一杯。

直ぐに部屋に戻り今度は安眠。

こういう時に、落ち着けるバーはありがたい。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ