新規事業は覚悟が必要

昔、同僚(先輩)が、「会社を辞めてラーメン屋(うどん屋)でもやるさ、とかいう人間がいるけれど、これほどラーメン屋をばかにした言葉はない。飲食業はノウハウのかたまりで、そんな生半可な気持ちでできるわけがない」と言っていたが、僕もそう思う。
おそらく、本当は会社を辞めるつもりはなくて、なんとなく言っている(会社の愚痴とパッケージ)ケースが多いと思うのだが。
以前の僕の同期でも、酔うと必ず、うどん屋をやるとか言っていた人間がいるけれど、結果、彼らは僕より会社で長続きしている。
長続きすること自体は良いことだが。

ともあれ、本当にやる気があるなら、「会社を辞めてラーメン屋でもやる」ではなくて、「ラーメン屋をやるために会社を辞める」という言い方になる筈で、この表現の微妙な違いからくる意気込みの相違は大きい。
そして、飲食店をやるのであれば、自分が厨房・フロアに立たなくても、短期間でも飲食関係の修行をすべきだ。
「自分は資金を出してマネジメントするだけだから関係ない」とか言う人はいるけれど、これは単なる机上論。
この分野での修行、業務経験が全くなければ、従業員になめられて(露骨にではなくても心理的な影響はある)、抑えが利かなくなる。
調理師が辞めた時の対応も困難だ。

飲食店は、毎日の様に行っているので、経験がなくても経営管理はできる筈、というイメージを持っている人が少なからずいると思うのだが、立場が反対になれば、世界は大きく変わる。
事を起こすとき、新しい分野に参入する時は、覚悟と謙虚な気持が必要だ。
成功か否かを決めるのは、何事も真摯な気持であろう。

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