作家谷垣吉彦氏上海到着

昨日は、作家の谷垣吉彦氏が取材出張で上海に到着。
午後3時からずっと一緒であった。
何故、谷垣氏が出張に来たかと言うと・・・

僕の半生記の2作目の原稿が書きあがった。
コンサルティングを始める過程と、オフィスの横浜ランドマークタワー移転までの経緯を書いたものである。
これをどうしようかと考えたのであるが、必然的に、丸紅退職の過程が出てくるので、ちょっと生々しい気もする。
勿論、全体的に、感謝の気持ちでつづっているので、ためしに読んでもらった丸紅の先輩は、「これは絶対に出すべきだ」と言ってくれたり、感激屋の松本顧問は、2回泣いた、と言ってくれたりしたのであるが、そのままの形で本にするのはやめる事にした。

そこで、谷垣氏にフィクションとしてリライトしてもらい(水野と言う名前も使わず、フィクションを織り交ぜて、純粋な作品にしてもらう)、それを発表する事に決めたもの。
どんな作品になるか、楽しみだ。

因みに、谷垣吉彦氏は、丸紅の谷垣君の実兄であるが、オール読物(文芸春秋)主催の大阪ミレニアムミステリー賞で、「ラスト・アーチ」が大賞を受賞。
オール読物推理小説新人賞で、「贖罪の日々」が次点となっている。
ミレニアム大賞受賞時には審査員の乃南アサより、新人賞の次点となった時は、森村誠一より才能を絶賛されている。
因みに、同推理小説新人賞は、宮部みゆき(我らが隣人の犯罪で受賞)、石田衣良(池袋ウェストゲートパークで受賞)も受賞している由緒正しい賞である。

丸紅谷垣君が元同僚であった事で、僕の企画を受けてもらって助かった。
ミステリー作家だけに、日本所長の杉山君は、自分が作中で殺されるのではないかとおびえていたが、そういう事にはならない筈だ。

香港から深圳経由上海

昨日は、朝の電車で(香港から)深圳に行き、会議を2件と社内打合せ。
その後、蛇口からフェリーに乗って、香港国際空港経由で上海に。
移動が多い。
2月は飛行機が7回、3月は8回と、これが平均的な飛行機登場回数になってしまったが、四六時中飛行機に乗っており、また、ロスタイムも多くなるので、精神的に余裕がなくなる。
もう少ししたら、飛行機登場回数を見直さなければいけない。

蛇口から香港国際空港向けのフェリーは、1時間一本。
初めて乗るので勝手がわからなかったが、1時間弱の待ち時間が有ったので、いろいろ観察できたし興味深かった。
フェリー乗り場で飛行機のチェックインができるので、香港では入出国手続は不要だ。
フェリー代が230元で、結構高いなと思ったが、チェックイン時にもらった税金還付証明を香港側で提出したら、HK$120返してくれた。
ちょっと得した気分に。
香港側で手続をしてよかった。
どうせ大した金額は返ってこないだろうと思っていたので、素通りするところだったが、何事も経験と思い、手続(一瞬で終わる)をしたのが幸いした。
香港空港で約2時間待ち。
30分足マッサージをしたり、ラウンジで食事をしたりして時間を潰す。
深圳側で1時間、香港側で2時間と、合計3時間のロスタイムが有ったが、比較的ゆったりと過ごす事はできた。

因みに、3月は初めてのインドネシア出張だ。

社長というものは

先日、池井戸潤の小説を読んでいたら、社長になって分かったのは、社長になどなるものではないという事だ、というセリフが有った。
これは、僕が最初に社長になった時の感想によく似ている。
この時は、丸紅の事業会社の社長、つまり、雇われ社長だったので、仮に失敗したとしても食うに困るような事はなかった訳だが、それでも辛かった。
社長になりたいです、という若き日の杉山君に、「辛いよ。やめといた方がいいよ」と言った事を思い出す。
社長の役割と言うのは、「決断する事」と「約束を守る事・責任をとる事」に尽きる。
統計では、ベンチャー企業の7割が1年以内につぶれ、9割が3年以内につぶれるというが、その中で、会社を存続させ、自分・部下の生活を守っていくというのは、覚悟が無ければできない事だ。
だから辛い訳である。

ただ、起業して5年半が経過して、部下にも顧客にも恵まれ、会社も安定した。
この状況になって、初めて「社長というのもいいな」という気持ちになっている。

寒い

昨夜の便で、上海から香港に移動。
上海はマイナスまで下がって、雪も降ったので寒かった。
香港は7度だが、香港でここまで下がると、本当に寒い(暖房もないし、部屋が密封されていないため)。
昨夜は、セーターを着込み、手袋をして寝た。
一夜明けても、寒さに震えて仕事中。
寒いのは苦手だ・・・

ここ数日、極度の疲労でブログ更新もままならなかった。
来週から、矢継ぎ早の講演会が始まる(2月20日を皮切りに、3月は4件)。
レジュメ作成も必要なので、体をいたわりつつ頑張ろう。


広州講演会(2月20日)の会場変更

以前、ブログでも告知した2月20日の広州での講演会は、お申し込みが100名様を越えましたので、会場を、天河のヒルトンホテルに変更する事になりました。
広州市天河区林和西横路215号です。
150名様弱の収容が可能ですので、まだ、受付を継続します。
ご興味のある方は、是非、よろしくお願い致します。

横浜ランドマークタワーにオフィス移転

本日付で、日本事務所を、横浜ランドマークタワー20階に移転した。
独立起業時の目標の一つに入っているので、この目標を達成できたのは嬉しい。
僕の日本出張中に移転が間に合わなかったのはちょっと残念だが、次の出張時の楽しみだ。

今までのオフィス(ワールドポーター)も、ほのぼのしていてよかったが(商業施設なので、休日は他人でいっぱいだが、平日はガラガラで使いやすかった)、駅からちょっと遠いのが難点だった。
その意味では、便利になる。

これが窓からの景色の様だ。
また、前のオフィス(横浜市の運営しているインキュベーションセンター)から、記念にプレートをもらったとの事。

取りあえず、引っ越し担当の前田さんがこれを持って記念写真。

次の課題は、日本拠点の現地法人転換。
年内には実現したい。

疲労を癒す昨日

一昨日、昨日は疲労の極致で、体を動かすのも辛い状況だった。
昨日は、面談が無かったので自宅勤務とし、仕事が終わったのは17時半。
このまま缶詰でも開けて食べて寝ようかと思ったが、経験的に、家から一歩も出ないと、孤独感から夜眠れない。
どうしようかとしばし迷ったが、クマールの店に行く事にする。
開店直後に飛び込む形。

日本酒を飲み、大根煮込みとエリンギを食べる。
最後に、裏メニューのから揚げ。
裏メニューは、ナポリタンとから揚げの2種類で、「今のところ、両方食べた人は水野さんだけです」との事だ。
理由は、気が向かないと作らないから、らしい。
ともあれ、20時頃に飲み終わり、帰宅して熟睡。
おかげで今日は体がかなり楽になった。

明日は夜便で上海移動。
日曜日(振替出勤日)から、面談が既に何件も詰まっている。


疲れがどっと出た

疲れがどっと出た。
思えば、正月は中国カレンダーで仕事をしたので、休んだのは1月1日だけで、その日も、半生記の執筆に没頭していた。
春節前から日本出張していたが、中国が振替出勤の週末は働いたし、春節期間は日本のカレンダーで仕事をしていた。
しばらく働き通しだったので、疲れるのもやむを得ないか。

昨日は、香港のオフィスで仕事をして(面談は1件)、夜7時から金鐘で会食。
6時に金鐘に到着したので、付近のバーで、グラスシャンパンを飲みながら、時事通信の原稿書き。
ともあれ忙しく、春節気分は全くない。
良い事だが。

犬も歩けば・・・

昨日の便で香港帰任。
今回の日本滞在は14日間。
これだけ長い期間日本にいたのは17年ぶり、つまり、1997年に香港赴任して以来初めてだと思う。
そんな訳で、日本から離れたく無くない気持ちもわいてきたが、香港、中国が嫌かと言うとそうでもない。
香港に戻れば、それはそれでほっとした気気分になるし、上海の街に対しては、愛しいという気持ちがする。
僕自身、比較的受け止め方が現状肯定派、というか、街であれば人であれ、意識しなくても、良い面をとらえようとするタイプなので、こんな気分になるのだろう。

因みに、前に書いた通り、日本では、退職時にお世話になった方々に挨拶まわり。
時間の関係で、長い間挨拶ができていなかった方を優先したので、訪問できたのは、お世話になった方のごく一部にすぎないのだが。
今回は、純粋な表敬であり、感謝の気持ちを伝えたかったという事であるが、顔を出すと、手ぶらで返すのは悪いと思って頂く様で、色々と案件を紹介して頂いた。
その対応で忙しい。
犬も歩けば棒にあたる。
ともかく、人と会う事が重要だというのを再認識した事数日間であった。
また、いろんな方々の温情が身に染みる。

プレミア焼酎を飲みながら

プレミア焼酎の品ぞろえが良い店を、東京駅付近で見つけたので、百年の孤独と天使の誘惑を一本づつ購入した。
一昨日は百年の孤独。
昨日は天使の誘惑を持参し、会食時に楽しんだ。
最近、僕は、天使の誘惑が気に入っており、価格と味のバランスは一番良いのではないかと思っている(4合瓶で5,000円程度)。

ただ、僕より2回り程度年上の方は、往々にして焼酎に対して強い抵抗感がある事を、何人かの方々の発言から知った。
一様に、焼酎は臭いから。金がない時已む無く飲む酒だったから。と言われる。
勿論、最近の焼酎は臭くはない。
プレミア焼酎などは、非常に香りが高い。
それだけ昔の焼酎は強烈であり、年長者の方々のイメージの中には、まだそれが残っているという事であろう。
僕自身、大学時代に大酒を飲んでいた頃、酒屋で買った芋焼酎が、臭くて飲めなかった(タイヤを火であぶって焦がしたような臭い)事があり、それからしばらく、焼酎を飲もうとは思わなかった。
今では、同じ銘柄の焼酎でも、匂いや味がまったく違っている。

そんな感じで、年齢によって評価・イメージが分かれる焼酎だが、今の焼酎は、随分洗練されている。
種類が多く、掘り出し物が見つかる事がある。
それが楽しい。