酒は楽しく飲もうじゃないか

先週の移動中に文章を書きためてあったので、珍しく矢継ぎ早の更新ですが・・・

新入社員で配属されたのは(たまたまであるが)、酒の席で、上司が部下に絡みがちな部であった。
チーム長が一番上の場合は、チーム長が部下に説教し、部の飲み会の時は、部長が課長、チーム長を叱責するという状況なので、部の飲み会に参加を希望する若手社員は当然いない。
残業にかこつけて逃げようとすると、一次会を終えたチーム長がオフィスに戻り、ブースに腰掛け、1人1人呼んで自分の前に座らせる。
会社のロッカーに保存してある一升瓶を取りだして、湯呑茶碗で飲みながら、延々と説教を繰り返す。
残業で残っている若手社員は、見て見ぬふりをして仕事を続け、自分の名前が呼ばれないよう念じ続ける。という異様な状況が日常茶飯事であった。

また、今でも覚えているのが部の宴会の二次会。
部長がチーム長に絡んでいたら、数時間後にチーム長が切れかかり、手を振ったらお銚子が倒れて部長のズボンにかかる。
それを、更に部長が攻め立てると、いきなりチーム長が机の上の醤油やら酒やら、料理の残り汁やらを自分にかけて、土下座した。
ひどい飲み会もあったものだ。
このチーム長自身も、酒癖が悪いが、酔っても上下関係は忘れない様だ。
その本能が残ってるなら、自分が上の時も気を使えばいいのにと思ったりした。

「酒を飲む度にこんな思いをするなんて、社会に出るってのは厳しいもんだなあ」と思ったが、その後配属された部署ではそういう事はなかった。
最悪の部に、いきなり配属された訳だ。
ただ、最初にそんなところを経験すると、その後の部署は、全部天国の様な感じがするので、何が幸いになるかわからない。
中国研修から帰って配属された国際経理課も、経理部の中では、「たいへんな課に配属されたねえ」とよく言われたが、僕の感覚では、至極リーゾナブルな課で、「新入社員時代に比べれば、天国天国」と思っていた。

ともあれ話はそれたが、酒を飲むなら夢を語ろうじゃないか。
若しくは、単に、楽しい話題に徹しようじゃないか。
酒に酔った時に、不愉快な話をすると、相乗効果で気分が悪くなる訳だし。
そして、自分が上司の立場になったら、若手時代の気持を思い出そう。
最近、久々に飲み会で散々な目にあったので、改めてそんな事を考えた。

まあ、海外でそんな日本人の姿を見せるのは、恥の輸出の様なものだ。
やめよう!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です