語学研修生は暇か

丸紅香港時代の同僚の谷垣君が、10月より語学研修で上海にいる。
40才過ぎての語学研修というのは辛かろうと思うのであるが、語学に対する興味は意外にあるようで、しょっちゅう覚えたての中国語でSMSを打ってくる。
それはそれで感心だ。

だが、「いつも同じ人間と昼も夜も食べている」とか、週末には「前回教えてもらった萬蔵で一人でご飯を食べている」とかいうのばかりで、どうにも暇な生活のようだ。

まあ、確かに、語学ができない状態で海外に放り込まれるし、仕事をしないのでソサエティが広がってかないので、友人もできず暇は暇であろう。

僕も台湾研修生に行きたての頃は、寂しくて仕方がなかったし。

まあ、孤独に打ち勝って語学はうまくなるものなので(本当かな?)、頑張りたまえ!というところか。

山頭火のラーメンと大戸屋

僕の住んでいる太古には、ユニーとジャスコがある。

駅をはさんで両側にあり、僕の家はユニー側なので、どうしてもユニーに行く機会が多い。
そんな感じで、ユニーのお惣菜の話ばかりブログに書いたりする。
ただ、これは家から近いからであって、名古屋生まれだからユニーに肩入れしている訳では無いので念のため。

そんなある日、M&C時代の部下の水嶋さんが、「最近のジャスコは侮れませんよ。山頭火も大戸屋もありますからね」としたりげな顔で言う。

大戸屋というのは、僕が大学時代、懐が苦しい学生の食堂の様になっていた印象が強い。
僕の友人は、江戸紫のボトルキープができるのをいい事に、おかず少しで、ご飯と江戸紫ばかり食べていた(迷惑な客だ)。
一回、週末のお昼に友人と一緒に行ったが、似たような食べ方をしている人たちが多くて驚いた。

その後、大戸屋をいろんなところで見るようになってきたが、何やらすっかり明るい雰囲気で、昔の暗さがすっかりなくなった気がする。
香港、特に、太古にあれば、大戸屋はかなりいけている和食屋の筈だ。


そんな訳で、ジャスコの近況を確かめに昼食にいそいそと出かけて行った。
近くにはモスバーガーもあるし、何を食べるか唸ったが、結局山頭火のラーメンにする。

山頭火は日本で食べた事はないので、どんな味だか分かってなかったのであるが、取り合えず塩ラーメンと餃子をチョイス。
なかなか美味しいラーメンと餃子だった。
かなり満足。
またもや写真を撮るのは忘れたけれど。

因みに、1997年に僕が香港に来た時は、おいしいラーメン屋がなかった。
香港島は、チェーン店の味千ラーメンが美味しいラーメン屋のトップに挙げられていたくらいだ。
九龍側にドモンという札幌ラーメン屋があって、わざわざラーメンを食べるために、タクシーで同僚とドモンに行ったりした。
それも今は昔。
今では美味しいラーメン屋がたくさんある。

因みに、昔ドモンに夜行った時のこと。
そこは香港人の客が多くて、ラーメン屋でビールを飲みながら長居するという、標準的な日本のサラリーマンの行動を理解してくれない。
僕と元同僚の谷垣君が、ビールや日本酒を何本も頼んでいると、「ラーメン屋でこんなに酒飲むとは、なんて変わった人間だ」という奇異の目で見られた事を思い出す。

今では、純日本のサラリーマン的な過ごし方ができるラーメン屋も出てきた。
随分進歩したものだ。
ラーメン好きの僕としてはありがたい限り。

あと、全然関係ないけれど、前日のブログに書いた、近藤義雄さんの「中国投資の実務」を読んだのは、1994年の事だった(not 1992)。
確かに、流通税の大改革(工商統一税の廃止と増値税・営業税・消費税の施行)が行われた年で、それについて研究したかったのが購入の動機になっていた筈なので、1994年の筈だ。

という訳で、「こんな本を書きたいなと思ってから10年、最初の本を書いたのではなく、8年という事になる」。

ここに修正いたします。

日本から香港に(またもや慌ただしい出張だった)

今日は面談の予定を入れず、横浜の実家でe-mailチェックをして成田に向かう。
よく寝れて、疲れがどっと出た。
ちょっと寝坊。

朝・昼兼用の御飯を食べ、13時半に家を出て、YCAT経由成田に。
これで成田到着が15時半で、17時の飛行機にピッタリの時間。
香港到着は20時半。家到着は22時。
そう考えると距離を感じる。

家を出る時から、ともかくラーメンが食べたくて仕方がなかったので、成田空港でみそラーメンセットを食べる。

食べておいてよかった。
機内食外れだったので・・・



昨日は、東京で近藤義雄さんと面談・会食。
その後、日中投資促進機構さん、中小企業基盤整備機構さんと面談。

近藤さんと会うのは3~4年ぶり。
仕事の関係は今のところほとんど無いのだけれど、僕がまだ20代の時に、近藤さんの書かれた「中国投資の実務」を読んで、「いつかこんな本を書けるようになりたいな」と思ったのが、僕の1冊目の本(中国ビジネス・投資Q&A)執筆の動機の一部になっている気がする。
まだ、理論的な中国解説書が少なかった1990年代前半に、理論と実務の双方から解説する「中国投資の実務」は画期的な本だった。

確か、その本を最初に読んだのが1992年。
僕が1冊目の本を書いたのが2002年だから、10年がかりで夢を実現した事になる。
まあ、1冊目の本は、今見ると未熟な部分があって恥ずかしいので、実現と言い切ってしまって良いのかはわからないけど、10年がかりで夢に近づく重要な一歩を踏み出したのは確か。

その意味では、僕が影響を受けた中国コンサルタント(CPA・弁護士含む)を一人上げよと言われたら、近藤さんになるのだろうなと思う。
そんな訳で、独立を機に久々のご挨拶に行ったもの。
仕事の話は殆どなしで、世間話をして、食事をごちそうになった感じだけれど。

ともあれ、20代の頃に、本を読んで勉強した方と、対等に(と言ってよいかどうか分からないけど)話せるようになったというのは嬉しくもあり、不思議な気もし、という感じ。

大阪での講演会を終わらせ東京に移動

朝7時半から仕事開始。

早起きする前提で、昨夜は早く寝たのであるが、結局寝付けなかったので眠い。
が、e-mailチェックができていなかったのでやむを得ない。
必死で対応。

朝10時半からは丸紅大阪。
支社長と面談、その他の打ち合わせをし、昼食もご馳走になる。
有難うございました。

午後1時半に大阪商工会に移動して、2時から講演会。
思えば、この数ヶ月(4月から8日月末まで)講演会のサスペンドを余儀なくされていたので、(9月に香港商工会で1時間の講演をやったけれど)2時間以上の講演は半年振りだ。

この数年で、200回くらいは講演をやった筈であるが、半年時間が空くと緊張する。
体力・時間の配分もいまいち不安。
そんな感じで臨んだが、とりあえず無事こなす。
ただ、時間配分をちょっと間違え、充分な解説が出来ない部分があった。
この点反省。
次回お声を掛けて頂く際には完全にしよう。
大阪商工会様、今回の講演会の受け入れ有難うございました。


講演が終わり、名刺交換などを済ませると4時半。
新大阪に直行して東京に移動。

東京駅に着くと、元経理部(丸紅経理部)の同僚が開いてくれる送別会第一弾(二回に分けて開催頂けるとの事)に直行。
昔話に花が咲く。

夜11時まで飲んで、横浜の実家に。
家に到着すると0時半。

明日は朝から仕事なので、倒れこむように寝る。

講演会で日本出張し食事に困る

やっと見つけた居酒屋で油揚げ・刺身・丸干いわし

20日(月)は大阪商工会主催講演会なので、それに合わせて日本出張。
当日は午前中丸紅大阪に顔を出すし、商工会も付近という事で、本町に宿をとる。

が、日曜日なのでどこもレストランが開いてない。
やはり休日のオフィス街は不便だ。

蕎麦屋で、つまみを食べながら日本酒というのが希望だったのだが、1時間ぐるぐる歩きまわっても蕎麦屋が開いていない。
かろうじて、蕎麦と地酒を謳ってある居酒屋を見つけて一人で入る。

軽く食べて飲んで今日は就寝。
講演会準備やらいろいろは、明日やろう。

因みに、週末香港で、2週間冷蔵庫にほっぽらかしにしておいた生プリンを食べたためか(すさまじく酸っぱくて舌が痺れたが、うかつに2口食べてしまった)、おなかが痛くてちょっと辛い。

NACマイツさんと四川火鍋でひーひー言う

午後4時まで香港で仕事をして、それから深圳南山区へ移動。
今日は、NACマイツさんとの会食。

僕の会社(Mizuno Consultancy)は、NAC(中小田国際会計グループ)と資本・業務提携をしているので、深圳・広州NACマイツさんとは兄弟会社のようなものだ。
という事で会食に招かれたので、いそいそと出かける。

今週は、5営業日の内、4日間広東省に入っている。
宿泊は1泊で、あとは日帰りだけど。
早く広州・深圳の拠点を立ち上げないと、移動が大変だ。
オフィスの場所も両方とも決まっているのだけれど(広州は天河の中信広場・深圳は羅湖の金融大廈)、開設登記は上海(設立手続中)が完了した後になるので、もう少し時間がかかりそう。

通常の会社設立では2~3年かけてやる事を、半年で終わらそうとしている訳で、体がしんどいのも致し方ないなぁ。
それが終わると、来春、日本で会社設立が控えている(現在協議中)。

深センの四川火鍋で盛り上がる

そんな感じで移動して、宴会場にはちょっと遅れて参加。
中小田さんのチョイスで四川火鍋での宴会だ。
鍋は清湯(クリーンスープ)と辛スープの半分半分で、どちらかというと清湯に具をつけた方が美味しいと思うのだが、気合いを入れる(気合が入ってない人をこらしめる?)目的で、辛スープで煮るのが主流となり、最初は良かったが、だんだん辛くなってくる。
食べていると、舌の両横がびりびりしてくる(他の部分は何ともない)ので、昔習った舌の味覚探知部位の図を思い出す。

辛いので、ビールをどんどん飲んで、調子が上がってくる。
話題もいろいろ。
引きこもりとニートはどちらがやる気があるかという話題が出る。
斉藤さん曰く、引きこもりはやる気があるが、現実とのギャップに葛藤している状態なので、ニートより上だという主張であるが、う~ん、良くわからない。
一度、コンシェルジュの連載に書いてもらおう。
本来のテーマ(総経理の為の会計&IT入門)とは全然違うけど。

ともあれ、斉藤さん、亀一は同い年(1977年生まれ)なので、今後、良い連携が生まれそうな気がする。
コンシェルジュ(斉藤さん)&香港ポスト(亀一:塞翁が亀)コンビだな。

そんな感じで楽しく宴会は続いたが、9時のフェリーに乗るため8時半には終了。
広州NACマイツの方々は、広州に移動。
その内お一方は、夜に荷物を移動した後、翌日朝8時の飛行機でシンガポール赴任との事。
過酷なスケジュールだ。若くないとできないね。
ともあれ、シンガポールでのご活躍お祈りしております。


因みに、

年内に、Mizuno Consultancy、NACグループ、EHの共催で、加工貿易セミナーをやる予定です。
テーマは今話題の「来料加工廠の独資転換」。

組織変更の手続き問題点を、制度、税関手続、会計税務から全方位的に解説します。
近々告知しますので、乞うご期待!

ちょっと飛ばしすぎたけど満足だ

さすがに疲れた。
9月1日の起業以来走り続けて、会食が無い日は1日15時間くらい働き続けていたし、土日もろくに休まなかったので、ちょっと無理がたたった様だ。
先日の広州駅で、荷物を取り出そうと下を向いた時に、眩暈がして疲れを自覚した。

1ヶ月半の奮闘で、会社の目処がなんとかなったので、安心した反動という事もあるのであろう。
9月は緊迫感にあふれていたので、どれだけ働いても疲れを感じなかったが。

ともあれ、安心のあまりどっと出た疲れで、今日は朝、目が覚めなかった。
起きたら9時だ。
それでも必死に起きようとしたが、立ち上がれない。
1時間もがいて起きだした。

それから仕事。

でも、朝寝坊したおかげで、ちょっと体が楽になった。
何事も適度な休息は必要だな。

ただ、コンサルティングをするために独立した。
今は、思う存分コンサルティングができる環境に身を置けるのが幸せだ。

たくさんの方から仕事が頂けるのが幸せだ。

しばし、幸せに浸って走り続けよう。
まだまだ飛ばします。

焼酎バーでキカイダーの絵をかく

月曜日(10月13日)は広州に行った。
来週月曜日の講演会(在大阪)のレジュメが全くできていないので、広州行きの直通車の中で必死に書く。
依頼の題目は、中国ビジネス環境の変化と組織再編の方法なので、それに合わせて昨今の動向(金融規制、労働契約法施行の影響、税法統合の影響等)を一部で解説。
二部で、各種企業再編と撤退のワンポイント(注意点)を話す事とする。
レジュメはさすがに1時間半の車中では完成しないので、翌日の移動時に持ち越し。

広州に着いたら打ち合わせ。
その後、久々の兄弟舟で会食。
招待してくれた方が1次会で帰宅したが、久々の広州泊なので焼酎バーに行く。
前回入れた焼酎がほぼ丸ごと残っているぞと思っていたら、飲まれており一瞬ダメージを受ける。
が、取りあえず気を持ち直し、ワインを飲む事に。

店内を見回していると、いろいろな人が絵を描いて貼り付けているのに気がつく。
急に絵心が湧いてきて(絵は下手だが、僕の似顔絵は「似てないけど分かる似顔絵」と言われる事がある)、「悪魔の笛で良心回路を狂わされて、苦しむキカイダーの絵」を描く。
「色が欲しいなぁ」と言っていたら、色鉛筆を貸してくれたので、色も着ける。

出来上がった絵を見ると、子供が描いた絵としか思えないが、それはそれで風情があると思う事にする。
「酒を飲みすぎて良心回路が狂わないように」という戒めだと思ってもらおう。って、さすがにあんな絵じゃ思えないか!

ともあれ、焼酎バーのカウンターの横に張らせて頂いたので、行った方は見て下さい。


上海で宴会のはしご

忙しさに身を任せていたら、1週間以上ブログが更新できなかった。
という訳で、今更ながら先週の写真。

翌日に香港移動を控えた金曜日(10月10日)、洛城広場で会食。
この日は1次会で必ず終わらそうという合意の下の会食であった。
何分、数日前の宴会が激しい飲みで、ダメージを引きずっていたのである。
最初はビール。次に久保田。
そこまではいい気分で飲んでいたのだが、最後の1本という事で、ケチって悪い酒を飲んだのが良くなかった。
明らかに品質の落ちる酒に、急に会話が途切れがちになり、酒がすすまなくなった。
そんな感じで、うやむやのまま1次会が終わってしまったので、口直しという事で、8バランスに行った。
この店は2回目だが、最初に行ったのが丸紅退職宣言をした夜なので懐かしい。

飲み始めてすぐ、連れの方が急用で帰宅。
その後十数分。
ひとりでグラスワイン1杯を飲み終えると、帰宅する事にした。
そこで、「水野さん!」という声が。

丸紅繊維の人間が、取引先の方と飲んでいて、急きょそこに引き込まれる。
台湾研修の後輩石川君(公家顔の人間)と、かつての仕事の弟分松園君(不良僧顔の人間)だ。
まあ、年次は2年程度しか変わらないけど。
強面の松園君から、「僕がブログに出てないじゃないですか!」とすごまれたので、急きょ記念写真。
まずまず楽しげな図柄となった。
最後は松園君が、足マッサージに付き合ってくれる。
顔は怖いが良い奴だ。

上海入りの初日と二日目は焼き鳥でごちそうになる

7日の夕方便で上海に移動。
今週は週末まで上海。

空港到着が夜9時なので、ホテルに直行。
上海の部屋を引き払ったので、今回はホテル住まい。
先日書いた冗費削減の一環で、上海のビジネスホテルに泊まる事に。
上海は、MOTEL168、錦江之星、漢庭酒店などいろいろあるが、先日、亀一が使った漢庭酒店を試してみる。
1泊270元弱であるが、新しいし、値段の割には広いし悪くない。
「これは、変な三星ホテルよりよっぽど快適だな」とか考えて満足する。

チェックイン後、遅めの夕食でも食べるかと思い、夜11時に付近の焼鳥屋に行くと、時事通信の宗澤さんにばったり。
残業流れの食事らしい(お疲れ様です)。
それから一緒に酒を飲み、結果、ごちそうになってしまう。
ありがとうございました!

次の日は、NNAの三井さん、江上さんと会食。
この3人が揃うと、酒がみるみる空いてしまう。
翌日は何時もながらの二日酔い。
この日もごちそうに。
ありがとうございました!

そんな感じで、上海の滞在を楽しむ今週。
僕の上海の会社も、社名登記完了。
設立申請を出しているので、今月末には認可がとれるであろう(営業許可は11月早々か)。

オフィスが虹橋になるので、上海での生活もちょっと変わるな。

住む場所も考えねば。