魚八水産の焼きラーメン

刺身盛りとサザエの壺焼き

香港では、最近、徐々に九龍側の人間になってきており、香港島で食事をする頻度が減ってきた。
とは言え、13年行き慣れた銅鑼湾も懐かしいので、ふらりと会食に足を延ばす。
最近できた魚八水産(海鮮居酒屋)に初めて行く。
何やら見知った顔も、客・店員共に結構ある。
注目の店だからか?単に香港に長いからか?

ともあれ、海鮮居酒屋なので、刺身を食べようと、刺身盛り、サザエ壺焼き、生ガキなどを食べる。
しかし、最近つくづく思うのは、好みがどんどん淡白なものになっていくという事だ。
20代の頃は大トロ、30代の頃は中トロ。
今は中トロでも脂っぽくてあまり食べたくない。赤身が一番いい。
望むらくは、中トロに近い赤身だが。

烏賊、タコが好きなのは昔通り。
ハマチ等の脂っぽい白身は食べたくない。
ホタテの刺身は触感があまり好きでない。
サザエ、アワビは生でも焼いても好き。

なんでも食べられると言いながら、言い出すと意外に細かい。

生ガキ

生ガキ盛り合わせ(フランス、アメリカ産等4カ国のもの)は小さかったが、大きな生ガキは好きではないので、まあいいかという感じ。
本当は、この倍くらいが好ましい。
個人的には、牛タンの串焼きが一番美味しかった。

焼きラーメン

最後に食べたのは焼きラーメン。
昨年早々、亀一と福岡に行った時、焼きラーメンに付いて研究した事があるが(単にインターネットで検索しただけだが)、結局、食べなかった。
1年経って、香港で初めての焼きラーメン。
福岡の仇を香港で、という感じ。

美味しかったが、いまだに焼きラーメンと焼きそばの区別がよく付かない。
写真を見て分からなかったが、食べてみてなおさら謎が深まった?

ともあれ、メニューの種類も多いし、比較的値段設定が安いので、日本の居酒屋に行く感覚で利用するには良い店だ。
あと、出羽桜純米吟醸をはじめとして、日本酒の種類が結構あるのが、僕としては嬉しい。

東莞市来料独資転換説明(その2)

1月7日に開催された、東莞市政府と日系企業の来料加工独資転換定期交流会から、来料加工廠の残余金の対外送金に付いて。

来料加工廠は、香港の加工委託企業と資本関係がないので、残余金があっても清算配当ができない。
この改善を希望する声が日系企業より聞かれていたが、これに関する手続が、東莞市の作成した、来料独資転換Q&Aに2個書かれている。
ただ、この二つのQ&Aが、一見、自己矛盾を起こしている感じがする。
それは、
1.来料加工廠の人民元口座残高を送金する場合は、国家外貨管理局の許可。
2.来料加工廠の口座の残高送金に付いては、
① 加工賃は送金の必要がない(要するに、送金できないという事)
② 無償提供設備代金の送金は、東莞市外貨管理局経常項目決済科の許可。
③ 清算に伴う資金は、東莞市外貨管理局資本項目決済科の許可。
と書いている点だ。

つまり、国家認可(1)か、市の認可(2)かという点。
また、2の中でも、清算残余金(③)とは言っても、来料加工廠の収入は、原則、加工賃しかないのだから、これが送金できない(①)と言う事は、清算配当事態ができない事を意味するのではないかという事だ。

ただ、色々な実例(外貨管理局に確認した実績)を踏まえると、この読み取り方は、以下が正しい気がする。
1.口座の残高が特定できない場合は、国家外貨管理局の許可が必要。
ただ、これは、まず許可取得は不可能に近かろう。

2.に付いては、②は無償提供設備の国内販売、③に付いては、特定設備の販売と言う感じで、具体的に区分して送金許可を取得する手続であろう。
つまり、設備・資産の販売代金を、そのまま口座内にプールしておき、それを外貨管理局の許可を取得して送金する手続だ。

ただ、2-②・③に付いても、現時点では、送金実例をほとんど聞かない。
これが送金できる様になるかどうかは、今後の実務を見ていくしかないが、本当にできるかどうかについては、ちょっと疑問視せざるを得ない、というのが僕の感想。