頭に降ってくるバー

人が浮かれているようにも見える

香港のマンションにある駐車場の入り口に、こんな表示が出ている。
「駐車場のバーに注意」という事が書いてあるが、なにやら表示の絵は、「踏み切りの近くを酔っ払って千鳥足で歩いている人」か、「のんきに歩く人」、はたまた「リンボーダンスをしている人」の様に見える。

これが問題の駐車場の構造

問題の注意すべきバーというのはこれであるが、車が出て行って、ワンテンポしてから落ちてくるので、本当に頭を直撃する可能性があって危険である。
僕も一回、頭に降ってきた事がある。
頭を襲う「どすん!」という衝撃に、「これは文句を言わねば!」と周りを見回したが係員が誰もいない。
おまけに、冷静になって考えてみると、見かけよりもバーは軽いし、緩衝材をまきつけてあるので実は痛くない。
怒るほどの事ではないな、と思い直して、現場を立ち去った当時の僕であった。
意外によく考えている。

しかし、表示の意味するものの正解は、「バーが頭に落ちてきて、脳震盪を起こしてふらふらになった人」なのであろうか。

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