24時間マックに一人で大喜び

残業中のデスク

久方ぶりに0時まで残業。
週末から日本出張(横浜で講演会)なのだけれど、今週中にやっておかなければいけない仕事、書いておかなければいけないレポートがあったため。
昨日・一昨日となかなか寝付けず、2日続けて3時間程度しか寝ていないのでかなり辛い。
おまけに、朝食抜き、昼食は即席麺だったので、かなりお腹が空いてくる。
途中で食事をする時間が無いので、デスクに有ったせんべいをバリバリ食べる。
ここ数ヶ月は、結構食事に気をつけていて(色々な人から食生活を改めなさいと言われ続けたため)、野菜を食べたり、ジャンクフードは控えたりしていたので、今日は珍しいジャンクデーだ。

残業を開始した時は、「今日は疲れているので、昨日に続いて、ユニーで生ハムとビールかって、軽く食べて寝よ。昨日の生ハム美味しかったし」とか思っていたのであるが、仕事が終わらないままあっさり23時になってしまい、泣く泣く断念。
0時に仕事が終わった時は、まさにげっそり。
根詰めて仕事しただけに、かなりのダメージ。

「おなかは空いたが、今から外で食事をする気にもなれないし。さすがに、二食連続即席麺は避けたいなぁ」と思っていると、オフィスの下に24時間マック&マックカフェがあるのを思い出す。
「あ~、良かった。これでビールのつまみが買えるよぉ。24時間営業の有り難味がやっと分かったね」と気づいた途端一人で大喜び。
マクドナルドでこれだけ喜んだのは初めてだ。

さすがにこの時間は品揃えが限られているけど、どうせこの時間に重いものは食べたくないので、フレンチフライの小とマックウィングを4個買って、大急ぎで帰宅。
買い置きのビール2缶と一緒にのんびり食べて就寝。
今日は何とか早く寝付けた。

張り切り屋が多い1日だった

朝8時半からミーティング。
議題は、深センで開催予定の加工貿易セミナーについて。

昨今の状況(急激な制度変更)を鑑みるに、加工貿易・保税措置関連対応が得意というイメージが有るM&Cが、加工貿易セミナーを開かないわけにはいかないだろうと考えていたが、仕組み作り、特に、政府機関との連携がちょっと手こずり、ずるずるとここまで来てしまった。
これで、何とか前に進みそう。

開催は、10月下旬か11月を予定。
10月に、保税・加工貿易関連の新政策が幾つか公布されるという情報も有るので、タイミング的には丁度良いであろう。


朝の面談には、提携企業グループのトップ(上海出張中)も参加したので、Lu君が張り切り、朝の7時半~8時にかけて電話をしてくる。
僕が寝坊するのを心配しての事と思われる。

通常の出社時間は、特に、彼が僕より早いわけではないが、こんな感じでなんかイベントが有ると、彼は大変張り切る。
まあ、マネージャーとしては優秀なのであろうが、何故か、僕がシャワーを浴びたり、トイレに入ったりしている時を狙い済ましたように電話をかけてくるのは困ったものだ。
「朝は忙しいし!」と思い、4回の電話を黙殺。
地下鉄に乗ってから、SMSで連絡する。


その後、11時頃から13時まで別の打合せ(企業再編関連)。
ややこしい話なので、昼食時間にずれ込む。
お腹がすいたので顧客と食事をする事にし、近所(老錦江)のレストランで、久々に上海料理を楽しむ。

オフィスに戻ると急いで残務整理。
その後、タクシーで浦東空港に向かう。

タクシーの運転手さんに行き先を告げると、大変喜ばれる。

「浦東空港か。嬉しいなぁ。この時間渋滞してるから、浦東空港なんてのは本当に嬉しいんだよ。君のかばんがそんなに小さいから、よもや浦東空港とは思わなかったよ。前に乗せた浦東空港行きの客で、荷物小さかった事があって、それは○ヶ月前でね、(話は続く)」と、あふれる喜びを僕に伝えている。

「空調も強くするね」と気を遣ってくれる。

更には、あふれる喜びを誰かに伝えたかったようで、友人に電話をかけて、「浦東空港に行くんだ!」と自慢している。
⇒ 喜んでくれるのは嬉しいが、そこまで喜ぶ話でもない気はする。

空港に到着すると、料金の端数が1元。
丁度、1元コインがあまってたので(僕は小銭入れを持っておらず、ポケットにコインを入れるので、極力早く消化しようとする)、「丁度いいや!」と喜んで払おうとすると、
「1元なんていらないよ。そんな水臭い事は言わないでくれよ!」と感激屋の運転手さんが、更に張り切っている。
⇒ 結局、1元は受け取らず。

そんな感じで、朝から夕方まで、張り切り屋に踊らされたような気がしないでもない1日だった。
飛行機の中では、ぐったりとDVD鑑賞。

香港空港到着は21時半。
22時40分に、閉店間際のユニーに駆け込み、生ハム・ベルギービール・週間プロレスを購入。
家で楽しんで就寝。
⇒ が、2日連続で夜眠りにつけず。結局、午前3時半頃ようやく眠れる。
  疲れてるのに・・・

秋の気配かな?

上海はまだまだ暑いけど、それでも若干、秋を予感させる空気が混じるようになってきた。
秋と春は個人的に好きな季節。

昨年の秋は、新しい事が始まった充実感と安定感で幸福な気分でいられた時期。
今振り返ると随分懐かしい。

今年は昨年以上に波乱万丈。
というか、逆風の中を必死で前進している感じ。
さて、今年の秋はどういう季節になるんだろう。
ただ、季節の変わり目は、ちょっとわくわくするのも確か。

来週、月曜日(3日)は横浜で講演会(横浜銀行主催)。
実家が横浜だし、既に百数十回講演会を開いた割には、横浜での講演会は初めて。
不思議な気がする。
故郷に錦という感じかな?

外高橋で感慨にふけった後はまぐろを食べて盛り上がる

面談が終わると夕暮れ

外高橋保税区を訪問し、経貿処・処長と面談。
今後、M&Cが外高橋保税区に対してどの様な協力をさせて頂けるかのブレーンストーミングをするというのが面談の趣旨。
当初の予定より面談が延び、1時間半に渡って、「企業所得税統合後の保税区活用のポイント」、「保税政策の今後」、「現在準備中の政策の概要」などを話して頂く。

打ち合わせが終わると既に夕方。
夕日を見ながら、「最初に外高橋保税区に来たのは1992年の事だったなぁ。あの頃は原っぱみたいなところだったなぁ」と感慨にふける。
華南のイメージが強い僕ではあるが、実は、コンサルティングめいた事を始めたのは1992年の上海外高橋保税区関連案件が最初。
あの頃は若造で、まったく相手にされなかったけれど、15年後の今は、(あの頃とは比べ物にならないくらい発展した)外高橋保税区から協力要請が来るようになった。
感慨無量。


夜は、第二交易市場を運営する新発展と会食。
場所は浦東の天家。
僕が天家に行くのは2回目。半年以上前に、一号店に行って以来。
当時の感想は、「安くて美味しいけど、客が多いので腰をすえて飲めないな」というもので、結局、それで足が遠のいてしまった。
が、(浦西店の今の状況は分からないが)浦東店は大変ゆったりしていて良かった。
これを探してくれたのは新発展さん。
店を決めるにあたってのポイントになった、中国語のインターネット情報を見せてくれたが、そこには「ここのマグロは幸福の味がする!」と高い評価が寄せられていた。
香港もそうであるが、上海でも、地元の人が当たり前のように、マグロの刺身を食べて、美味しいと評価する状況になってきている事、色んな日本料理店の情報を交換している事に、ちょっと感心した。

前回は、こちらが招待したのだけれど、その時、部下のLu君が選んだ店が、「よくぞここまでひどい店を探したものだ!」と感心するくらいまずい店。
「ここが幸福の味なら、あそこの店は不幸の味がしたよ。ひどい店を探させたら君の右に出る者はいないね。普通の相手だったら、机ひっくり返して帰ってるな」と、全員でLu君をからかって盛り上がる。
笑いの絶えない会食であった。

加工貿易品の再輸入規制のその後

香港から上海に移動。
前日、全然寝られなかったので、機内では完全熟睡。
機内食も食べず。
朝昼兼用の食事は、香港空港の味千ラーメン。
朝昼兼用とはいっても、食べたのが午前9時なので、夕方にはお腹が空いてたまらなくなる。就業後ジムに直行し、5Km走って空腹が頂点に達した状態で福ちゃんに到着。
焼き鳥・ラーメンをむさぼるように食べてしまう。

話変わって・・・
6月23日のブログで解説した加工貿易品の輸出後再輸入(香港一日遊等と呼ばれているオペレーション)の規制に関して、回りまわって色々な方からご質問を頂く。
その後、華東、華南を始め、色々な税関関係機関にヒアリングをしたのだけれど、以下の様な意見が出ており、実態がどうなのかは分からない。
税関総署でも意見が分かれているのであろうか。
①香港遊(を始めとする輸出後再輸入)は禁止されるが、物流園区経由は問題ないという意見。
これは、香港を活用したオペレーションを、物流園区経由にして輸出入通関価格のマッチングを容易にし、不正還付を防止するのが目的であるという趣旨。
そうであれば、香港経由を物流園区経由にシフトする必要が出てくるが、問題はそれで解決する。

②香港、物流園区問わず、中国原産品の保税再輸入が禁止されるという意見。
これは、中国原産品の再輸入は、一般貿易形態のみ可能とし、保税形態での加工は一切禁止するという趣旨。
この通りであれば、加工貿易のオペレーションに、多大な影響が出る。

③課税、保税に拘らず、輸入時に原産地証明の提出を義務付けられ、外国(非中国)原産貨物の輸入自体が禁止されるという意見。

ただ、どこに聞いても、年内には何らかの規定が公布されるという点では一致しているので、近いうちに何らかの動きがあるのは確かなようだ。
状況把握に努めなくては。


日曜日の夜は辛い

先週は珍しく1週間華南にいたので(深セン日帰り出張1回を除けば全部香港)、残務整理は随分はかどった。
若干、晴れやかな気持ちになったので、土曜日は昼まで寝て、キックボクシングのトレーニングをして、お好み焼きを食べて就寝(夜の10時前には寝ていた)。
今日(日曜日)は、またもや軽い本を読み、ジムで9Km走り、生ハムとベルギービールをユニーで買い込み心地よい気持で就寝、の筈だったが、やはり日曜日の夜は寝られない。
どんなに運動しても眠れない。
毎週こんな感じ。

深夜1時になって、「今から酒を飲むよりは健康に良かろう」と思い、めったに飲まないドリエルを飲んで強制睡眠を試みる。
30分くらいで眠気は来たが、なにやら朝まで半分寝て半分起きている感じが続く。
う~ん、日曜日の夜は毎週辛い。
ドリエル飲むと、翌朝はどんよりするし・・・
明日の移動は、飛行機の中でぐったりしている事だろう。

会計士の方とキラーカーンのネタで盛り上がる

夜はSOHOでイタリアン。
会計士の方と一緒であったが、話題がひょんなことからプロレス論議になる。
その方の奥様がプロレスファンで、プロレスの話でよく口論になるという事であった。
そこから派生して、「プロレスの勝敗は決まっているか」という点に行き着いたのだが、この話は長くなるので割愛。
その時、同時に話題にでたのが、キラーカーンの話。

10年前に、僕は西武新宿線沿線に住んでいたのだが、電車からは「キラーカーンの店・カンちゃん」という看板が見えた。
ある日、ボクシングジム(野方駅にある新日本木村というジム)に行った後、数駅先の中井駅にある銭湯(サウナ付き)に行く事にした。
それが、キラーカーンの店の近所だったようだ。

小さなサウナ(銭湯の上にあるサウナなので、大人3~5人入れば満員になる大きさ)に一人で入っていると、いきなりキラーカーンが入ってきて、柔軟運動を始めた。
「サウナのドアが開いて入ってきたのがカラーカーン」というシチュエーションは、大変インパクトが強かった。

相撲出身だけあって、ぺたっと股割りをして柔軟をしている。
小さなサウナで股割をするキラーカーンと僕が一緒に入っている。
好奇心満々で、いつもなら5分以内に出てしまうサウナーから出られなくなってしまった。

「キラーカーンですか」と話しかけたいところであるが(さすがに間違いようがない)、いきなりモンゴリアン・チョップをされたら怖いので話しかけられない。
そんな10分~15分を過ごしたものであった。
その後、調べたら、カンちゃんは、今は歌舞伎町に有るようだ。
一度行ってみたい。

3日続けてお惣菜の夕食

今週は3日間続けて、昼休み、若しくは終業早々走ってからオフィスに戻り残業。
夜の10時頃まで働いてからユニーに駆けつけ、お惣菜とビールを買って家に帰り、それを食べて寝るという生活。
飲み歩いていないので体は楽だが、そろそろちゃんとしたものを食べたくなってきた。

昨日は残業終わってビルを出ると、オフィスの下に有る24時間マクドナルドが目に付いた。
一瞬、夜はハンバーガーにするかと考えて(結局、ユニーの持ち帰り寿司にした)中に入った時、先週末に読んだ日経新聞の記事を思い出した。
日本では、昨年試験販売が開始されたマックフルーリーが人気で売れているという紹介。
日本ではマックフルーリーが最近まで販売されていなかった事を初めて知った。
香港では、確か、1999年頃から販売されている筈なので、日本でも当然売っていると思い込んでいた。意外なものが売ってなかったりするものだ。
香港で販売が開始された頃、激しい二日酔いの朝に、脂汗を流しながらご飯代わりにマックフルーリーを食べて、「これは美味しい!」と喜んだ事が思い出される。
売り出されて1年くらいは良く食べた。
もう飽きて、長いこと食べていないけど。

日本だと値段が300円するとか。
香港の価格が気になって、覗いてみたらHK$ 9(約150円)だった。
随分値付けが違うものだ。


全然関係ないが、保税区域外貨管理弁法の解説を書いた。
この弁法で、保税区、物流園区、輸出加工区、総合保税区、保税物流中心A型・B型の外貨管理が統合され、また、保税区企業の外貨購入制限が撤廃された。
かなり画期的な規制緩和であるといえる。

この解説は、中国ビジネス解説に掲載予定。

プロレス雑誌購入を目撃されているらしい

今週は久々に一週間華南。
出張は月曜日の深セン日帰りだけ。

そんな訳で、オフィスで溜まった仕事を着々と整理している。
商売取る活動ができていないのはちょっと焦りに繋がるが、まあ、こうして残務をさばく一週間が有ってもよいだろう。

話は変わるが、部下の堀江さんから、「そういえば、水野さんは、ユニーの本屋でプロレス雑誌を購入するところを、色々な人から目撃されてますから注意して下さい」と言われた。
前にも、「昼休みに、ぼろいセーター(香港のオフィスはクーラーがきついので、室内では着古したセーターを着ている)を着て、弁当を買うところとか、四季(社食の様な風情のレストラン)に行くところとかもよく目撃されてます」と言われた事がある。
どうやら交友関係が広いらしく、色々な目撃情報が彼女のところに行くようだ。

注意してくださいと言われても、週間プロレスを購入するのは、ここ数年の週間になってしまっているので、これをやめる訳にもいかないし、第一、プロレス雑誌は恥ずかしい雑誌じゃないし・・・
などなどと感じたのであった。
これからも、目撃される事であろう。

珠江デルタ式来料加工企業は貿易権が取れるか

昨日はブログに書いた通り、高級生ハムを買って家に帰り、深セン出張のぐったりした疲れの中でビールと一緒に味わった。
が、洋物ビールを買ったら、すっかり勘違いで2本とも黒ビールだった(1本ずつ買ったつもりだった)。家で冷やしている1本も黒ビール。
結局、3本とも黒ビールとなってしまい、爽快感が味わえなくなってしまった。
⇒ 普通のビールを飲んで落ち着いてから、ゆったり黒ビールを味わう作戦だったが。

生ハム(1パックHK$ 240)は確かに美味しかったけれど、前日のHK$ 40の生ハムの6倍美味しかったかと言うとそうでもない。
一緒に買ったHK$40のサラミの方が美味しかった。

という訳で、嬉しいやら悲しいやら微妙な気分であるが、ともあれすさまじく疲れていたので、ぐでーーーと脱力しながら味わうビールとハムはそれなりに楽しい。

さてさて、昨日チラッと書いたビジネスネタの内、制限分類関連・加工貿易企業の貿易権の話。
7月27日のブログ(この日のブログは2本有るけどビジネスネタの方)で書いた通り、先日の公告(商務部・税関総署2007年第44号)の結果、制限分類の加工貿易を行なう企業(東部地域)は、貿易権を有している事が条件となる。
この点、珠江デルタ式来料加工工場は、通常、貿易権が無いので、2007年10月23日迄に、貿易権の取得申請を行う必要がある。
では、一体貿易権の取得は可能かという点。


つまり、珠江デルタ式来料加工工場は、通常、三来一補を企業類型とする特殊な形式の企業(非法人型工場で、○○有限公司ではなく、○○廠という名称になる)だが、これでも貿易権は取得できるのか、という点。
結果は、「できる」という事で一件落着なのだが、概要は以下。

<東莞市対外貿易経済合作局加工貿易科にヒアリングした結果>
● 三来一補工場でも貿易権取得は可能。
● 同局は加工貿易・貿易権問題の対応する専門部門の設置。
  また、工商局と協議の上、内部細則を作成した。
● 手続は、経営範囲変更(「貨物の輸出入」を加える⇒自営貨物、他社貨物を含む)した上  で、貿易権の取得申請。

① 工商行政管理局で営業範囲の変更(貨物の輸出入を追加)
   ↓
②東莞市外経局のHPで対外貿易経営者登録申請表(自社・他社製品共に認めるので自営輸出入権申請ではなく外貿流通経営資格になるという説明)を取得。
   ↓
③鎮の外経局経由で、東莞市外経局国際貿易科に対外貿易経営者登録申請を提出。
 許可を取得。
   ↓
④外貨管理局、税関、税務局等の登記変更。


<深セン市>
深セン市も、関連通知(深貿工加字[2007]12号)を公布して、来料加工企業に貿易権の取得を促している。
また、これを機に、外資企業(現地法人⇒進料加工)への転換を微妙に誘導するようなコメントも通知には記載されている。
因みに、手続関連の申請書は通知のアドレスより取得。

あと、中山市にヒアリングした結果も同様であり、珠江デルタ一帯で、来料加工企業の貿易権取得に関して真剣に対応しようとしている姿勢は分かる。

ともあれ、制限分類製品を扱っている貿易権の無い企業(主に、来料加工企業)は、10月23日までに手続を行なわないと、加工貿易免許が取り消されてしまうので要注意。