社名をM&Aに間違われる

お昼から講演会。
昼食を30分で食べてから、1時間半講演という形式で、僕的には一番やり難い形式。
やはり食事をした直後は、話す方も眠くなるし、聞いている方はもっと眠くなる。
まあ、普通にしていれば寝てしまうだろう。
という事で、雑談で眠気を追い払おうとしていたら、時間配分を間違えてしまった。
大変悔しい。

講演の際に、社名をM&Aに間違えられており、「最近は中国でもM&A業務が多いんですか?」という質問を受けたのは面白かった。
実際、M&C上海で手がけている業務は、買収案件・企業再編案件が多いので、答えはYesなのであるが、社名は、Management & Consulting(M&C)です!


2時半頃に終了すると、竹橋に直行。
社内打ち合わせを午後6時までこなす。
その後は、寿司屋に移動。
昼食は講演前だったので、眠くならないように、殆ど食べていない。
寿司屋到着時には空腹の極地だったので、刺身を堪能した感じ。
大変よい感じの店であった。
次は近所のバーに移動。
バーでは、ウィスキーと水を1対1で混ぜて、シェークするというカクテル(?)を作ってもらう。
以前、高田崇史の小説の中で、こうするとウィスキーの味が魔法の様に変わって、シンプルながらも複雑な味わいになると書かれてあったので、何度か飲んでみた事がある。
実際には、悪くはないが、小説で絶賛するほど味は変わらない。
久々に頼んで作ってもらたのであるが、ここの店は氷の混ぜ方が絶妙で、大変おいしく作ってくれた。

明日は朝便で日本に移動。

ネタに困ってブログ用の写真を取るが

とある方から、「最近、水野さんのブログは食べ物の話ばかりですね」と言われた。
恐れていた発言だ。

ブログを書いてないと「ちゃんと書きなさい」と言われるし、(今回も結局そうなってしまったけれど)日本出張などで更新が遅れてまとめ書きすると「まとめ書きすると順位が落ちますよ」と言われるし、はたまたビジネスネタを書こうとすると「面白くないです。ネタがないんですか」と言われるし・・・
ここ暫く、ブログを考えて書く余裕がなかったので(小脳で書いてた感じ)、追い詰められて、ついつい食べ物ネタに走ってしまったのを見抜かれてしまった。
これで、写真でもあると、もう少しつかみができるのであろうが、食事に行く時、いちいちカメラもってないし、持ってたとしても、おいしそうなもの出されたら、いちいち写真撮ってる余裕ないし。
しょうがないよなぁ!と開き直る。


今日の会食は、コンシェルジュ大西代表と沖縄料理。
限りなく新橋寄りの銀座にある、雰囲気も本場っぽい店(本場に行った事無いけど)。
食べると歯が真っ黒に染まる焼きそばや、麩チャンプル、更には、アロエのポン酢がけなどの珍品を堪能したが、やはり写真を取り忘れたことに、食べ終わってから気が付いた。
仕方がないので、会食場所近くの新橋をぶらつきながら、ブログ用写真を撮ろうと試みる。


立ち食いそば屋「ボンヌッフ」というのを見つけて、不思議な名前だなぁと撮影。

新橋の路地裏で、松本清張の映画にでも使えそうなところを見つけて撮影。
などしてみたが、さすがに取ってつけた感はぬぐえない。

更に、このブログが受け付けないファイルだったようでアップできない。
あ~、骨折り損だ。
通り道で取っただけだけど。

ジムの場所に問題があるホテル

今回の日本出張は、自宅とホテルの両方泊。
日本で宿泊したホテルは、初めて泊まるホテルだけれど、値段と設備のバランスがとれた良いホテル。更に、小さいながらもジムがあるのは、(出張にもジョギングシューズを持って出かけるようになった)僕にとってありがたい。
ただ、問題なのがジムの場所。

夜の会食前に、10Km弱走る事にしてジムを探すと、ホテルの外にある事が判明。
一旦、外に出なくてはいけない。
そもそも、ホテルもロビー階でエスカレーターを乗り換える必要有り、ジムに行くにはちょっと面倒。
更に、ジムに係員はいない(これはまだ良い)し、シャワーはおろか、着替え場所もない。
結果として、ジムで走り終わって、汗だくになった姿で、ホテルの入り口に入り、エレベーターに乗り(正装してホテルのレストランに向かう人もたくさんのっているので、かなり目立つ)。
ロビーを突っ切り、部屋に帰らなくてはいけない。
自分も嫌だが、ホテルの雰囲気もすごく乱している気がする。
何考えて設計したんだろう・・・
せめて着替え場所くらい作ってほしいよなぁ。

かなり気まずい思いをしたものだ。

またもや機内で映画を楽しむ

朝便で香港から東京に移動。
香港空港でぎりぎりまでインターネットチェックをしていたら、PCのバッテリーがなくなったので、機内では開き直って映画を楽しむ。
「キサラギ」を見たが、良いテンポで話が進むので大変楽しかった。
まだ時間が余っているので、ホラー映画を見ようとするが、2本見ようとすると時間がタイト。
例によって、「九州上空を飛んでいます」とかいうアナウンスが入ると、「どこの上飛んでてもいいから、早く流してくれ-!」と心の中で叫んだりする。
結局、最後まで見られず、大変心残り。

因みに、先日、知り合いが「最近、涙腺がもろくなってきたんで、感動する映画見ると泣いちゃったりして恥ずかしいんですよ」と言っていた。
そこで、「僕なんて学生の時から泣いてますよ。映画見て泣いたら、すがすがしい気持ちになって、得した気になるからいいじゃないですか」と応えておいた。
実際に、飛行機で映画を見ていても、かなりの確立で泣いたりする。
「その時は彼によろしく」とか、そんな感じのものは当然として、カンフーハッスルでも泣いたりする。
さすがに、今回の映画とか、氷の微笑とかでは泣かないけれど・・・

昼食の誘惑に負けると夜が楽しめない

午前中に、何文田のサッカーグランドまで行き、少年サッカーの試合を観戦。
2試合見たので、終わったのは12時半。
せっかく九龍側まで来たので、チムサッツイで食事をしていこうと思い、ぶらぶら歩いて、目にとまった店に入ってみる。
メニューを眺めると、なかなかよい店だ。
各種定食、うどん、洋食が揃っている。
ともかくお腹が空いていたので、カツ丼とミニ冷やしたぬきうどんをたのむ。
全部食べたが、たいそうなボリュームだったので過剰満腹。
ついでに、睡魔が襲ってくる。
すぐに帰って寝たいところであるが、スターフェリーの新しい港(セントラル)を見たかったので、スターフェリー⇒バスと、1時間くらいかけてのんびりと帰宅。
家に帰り着くと、ベッドに倒れこんで1時間半昼寝。

起きたのは17時前。
不意に食べすぎを後悔して、家の周りを10Km走る。
夜は近所のタイ料理。
とは言え、殆どお腹が空いていないので、野菜とトムヤムクンスープを飲んで終わり。

夕食が楽しめないので、昼の食べすぎはよくないと実感。

亀一とトレーニング談義をするが軽く受け流される

亀一が広州から香港に出張。
今後の広州・深センの展開に付いて会議を開く。
亀一は、いつもながら、11時前にもっそりと現れ、午後5時頃去っていく。
僕は昼休み走ったので、一緒に会食する時間はなし。
仕事の打ち合わせを数時間しただけ。
きっと、亀一は、また揚げ物を食べていったのであろう。

打ち合わせの合間に、亀一と雑談。
「運動しているだけあって痩せましたねぇ」と言われたので、数日前に読んだターザンのバックナンバーでしいれた知識を披露しておいた。
これは、「筋肉自体の機能低下は、60歳から始まるので、20代と40代では、筋肉の機能自体は変わらない。20代をピークに筋力が落ちていくのは、単なる運動不足」と書いてあったもので、これは朗報だ。
しっかり運動すれば、大学時代に達成できなかった、ベンチプレス100Kgというのも達成できるかもしれない(実は、大学時代も80Kgしか上がらなかったので、100Kgにはかすりもしていないのだけれど・・・)。

亀一には、「今は水野は20代と同じくらいの重さが持てるようになってるからね。君も揚げ物ばっか食べてないで、ちゃんと運動しないとだめだよ」と自慢かたがたはっぱをかけておいたが、いつもながらに、「ほほう」と軽く受け流された。

夜は、ランカイフォンでイタリアン。
運動すると食べ物が美味しくなるので、前よりずっと良く食べている。


今日の昼食と昨日の昼食

夕方便で上海から香港に移動する。
会社を出る直前に、9月度の月次決算がしまり、思ったよりも良い数字だったので、安心して移動する事ができた。
経営者と言うのは、毎月決算が出る度に一喜一憂しなくてはならないので苦しいもんだ。

今日の昼食は、久しぶりに鰻福で焼き鳥丼。
僕の好みでは、ここのうな丼よりも焼き鳥丼の方が好きだ。
焼き鳥丼定食の大盛り(ポテトサラダ、みそ汁、ソフトドリンク、漬物付き)を食べ、料金を払おうとすると、おしぼりを使ってなかったので1元割り引いてくれた。

因みに、昨日は、近くの焼肉屋で昼食。
二日酔いだったので、辛いものが食べたくなり、チゲを食べようと思い立ったもの。
残念ながら、軍隊チゲは無し。
名もないチゲ?(ちげ鍋と書いてあった)を頼み、即席麺(辛ラーメン)を鍋に入れて食べた。
即席麺を頼んで正解。
鍋の味が全然無い。
味わいも無ければ辛味もないので、まさに、コクもなければ切れもない味だ。
辛ラーメンのスープを2食分入れて、やっとまともな味になった。
鍋に入っている、あふれるほどの野菜と即席麺を食べて、汗を噴出してオフィスに戻る。
元気はでたが、味のレベルは低いなぁ・・・
もう行くまい。

ちょっと胃が疲れ気味&加工貿易セミナーのQ&A

若干、深酒が続いたので、今日は胃腸が疲れ気味。
新天地で夕食を取ったものの、ビールをちょっと飲んだだけ。
二次会も薄い水割り2杯。
夜の10時半にはベッドに入る。
明け方まで寝付けなかったけれど・・・

さて、10月25日の加工貿易セミナー(在深セン)に、現時点で寄せられている質問は以下の通りです。
これに対して、税関から回答、水野が解説する予定。
まだ、座席があります。
ご興味のある方は是非お申し込みを!



① 転廠(深加工結転)の制度の変更は有るのでしょうか。
  有るとしたら、どの様な変更になるのでしょうか。
② 転廠を行う場合は、価格差をつけてはいけないのが原則(転出価格と転入価格は一致しな  ければならない)だと理解しています。
  これは、例外は認められないのでしょうか。
  なんらかの条件を満たせば、価格差をつけることが認め
  られるのでしょうか。
③ 他省との転廠取引は、どの程度実例があるのでしょうか。
④ 来料加工廠から独資企業に転換する場合は、設備(無作価設備)を動かさずに移管するこ  とは可能でしょうか。
  その場合、中古品輸入手続(検験検疫局の検査)を行う必要があるのでしょうか。
⑤ 加工貿易拠点を他省に移転する場合(深セン⇒中西部など)、無償提供設備を再輸出(後再  輸入)せず、保税のまま国内移送する事はできるのでしょうか。
  税関監督期間(5年)満了前の前提で教えてください。
⑥ 同一場所で、組織形態を変更する場合(来料⇒独資企業・進料)、
  生産加工を止めないで対応することは可能でしょうか。
  どの様な手続を行えばよいのでしょうか。


⑦ 税関総署令・150号(加工貿易企業のネットワーク管理弁法)により、ネットワーク管理の  対象が、A類企業からそれ以外に拡大されていますが、深センの実情はどうですか?
  B類企業でネットワーク管理の対象となっている企業はどの程度有りますか?
  申請から認可までどの程度の時間がかかりますか?
⑧ 広東省の輸出加工区は今後増設の動きはあるのでしょうか。
⑨ 来料加工を独資化する場合のメリット、デメリットについて解説お願いします。
⑩ 加工貿易の規定変更が、物流に与える影響についてお伺いしたいと思います。
  例えば進料加工にて中国で生産した物を中国の会社に販売する際に、いったん香港に輸出  し、再び輸入する、というようなことは不可能になるのでしょうか。
⑪ いわゆる非高付加価値産業、労働集約型産業と判断される基準は存在しているのでしょう  か。(例えば、従業員数、小売価格(製品)
⑫ 来料加工から独資への移管の時期を検討しております。弊社では既に独資(国内向けの   み)を開設していますが、その様な場合の再編方法、注意事項も教えてください。
  また、仮に数年後別の場所に移転する場合、現在の地で独資に統合してから移転するか、  現在の地で来料、独資共に閉鎖して新しい地で新たに独資を設立するのでは、どちらが合  理的且つスムーズに移転できるでしょうか。

⑬ 中国銀行に税関宛の保証状を発行して貰う場合、来料加工廠名義で可能でしょうか。
  実際の事例はありますか。
⑭ 制限品目拡大の可能性や外貿権(進料)、或いは独資形態への変更に関して必要となる期  限について教えてください。
⑮ プラスチック成形品(電子部品)を来料加工により生産しています。進料加工への変更も  検討しているのですが、実際に必要となる費用はどの程度でしょうか。
⑯ 第44号公告に関する深セン市の解釈によると、「来料加工企業は制限品目であってもその  ままの形態で運営可能、今後の新設も可能。備案(登記)のみ必要」となっています。し  かし、5年程度先(中期的な展望)を踏まえると、制度の存続はどうでしょうか。また、  転廠制度の今後も踏まえて来料加工企業形態のままでの継続は妥当でしょうか。
⑰ ここ3年ほどで中国コストが著しく上昇しており、生産拠点としてチャイナ+1という考  えが一般的となっていますが、あくまで「深セン地区内でのコストダウン方法」でよい案が  あれば教えてください。
⑱ 加工貿易企業の保証金の件でお伺いしたいのですが実際保証金はいくらくらい必要なので  しょうか。
⑲ 保税物流中心は今後増えていくのでしょうか。

昔住んでいた家と上海での新生活の日々

上海は本格的に秋だ。
半袖では風邪をひきそう。
今日は、久々に新規業務の開拓で、1日中オフィスを離れてあちこちに行く。
オフィスと黄陂南路を何度か歩いて往復したが、その時、1年前まで住んでいた家(伊勢丹の隣あたり)を通りがかり、ちょっと感傷的な気分になった。

1年半前に上海での生活を始め、最初の週末に、やっと家具がそろった部屋で、ソファに寝転がってキャベツの新生活(有吉玉青)を読んだ事。
ちょっと悲しいエンディングに、一人でいるのがさびしくなった事。
夜中に、(時代物で闇雲に重い)ベッドの底が抜けて四苦八苦して直した事。
夜な夜な花木蘭に飲みに行って、酔っ払って部屋に戻ってベッドに倒れこんだ事。
慣れない部屋で寝付けなかった事。
まさに水野の新生活って感じの日々だった。

あれから1年半がたって、上海での知り合いも増えた。
生活の基盤もある程度できた。しがらみもできた。
嬉しい事もあったし、悲しい事もあった。

上海での1年半をふと想った。


フジサンケイのコラムが思わぬ反響を呼ぶ

フジサンケイビジネスアイに掲載している僕のコラム(チャイナウォッチング)が、新華社のネット(新華網)で取り上げられ、それが他の中国のニュースサイトでも取り上げられたり、色々な意見が戦わされたりしている内に、その状況が今度は、日本のYahooで紹介された
数日間で、日本⇒中国⇒日本と逆上陸だ。

因みに、中国語簡体字のサイトに限定して、水野真澄をグーグル検索してみると、昨日の朝の時点では250程度のヒットだったのが、夜になると6700以上のヒットになっていた。
さすが中国のインターネットはすごい。

反響を呼んだコラムというのは、「中国のもてなし」というもので、徹底的なフルアテンドを受けた経験を紹介して、徹底したホスピタリティに頭が下がる思いであったが、最後は、お互いに(接待するほうもされる方も)我慢比べの状態になった、という感じで書いたもの。

30分程度で書いた文章が、これだけ反響を呼ぶとは思わなかった。
僕の最初の本(中国ビジネス・投資Q&A)が、香港の書店で思った以上に売れた時も驚いたが(自分で書いておいて驚くなと言われそうであるが)、宴会のネタでこれだけ反響を呼んだのも驚いた。
中国で宴会評論家だと思われたらどうしよう。

しかしながら、世の中何が話題になるか分からないものである。