増値税改革の免税・ゼロ税率等

ただ今、香港から広州に移動中。
電車の中でも無線が使えるのは、仕事がはかどる。
便利な時代(一方、過酷な時代)になったものだ。

昨夜、上海から香港に移動した。
1時間ほどディレイで、機内で待たされた。
空港内のラウンジ(1時間)・機内(待ち時間入れて3時間)の合計4時間を使って、時事通信、NNA、コンシェルジュと、3本の原稿を書上げた。
効率化の関係上、流通税改革(役務に対する増値税)に関する内容に限定して3本。

内容は、役務に対する増値税でも、輸出免税・輸出還付が取り決められているが、輸出還付はどの様に計算するか。そして、実際に、輸出還付・免税措置は機能しているのか。
また、非居住者が中国企業(試行地域)に、増値税課税対象役務を提供する場合、増値税は、何%で納税すればよいのか。そして、その税金は、中国企業・日本企業のどちらが負担すべき税金なのか。
そして、中国企業が負担した場合、控除は可能か。という内容。

時事通信、NNAは、有料で情報配信をしているので、ブログで回答を書くと、迷惑をかけるので詳細は割愛するが、免税・ゼロ税率の実施に付いていえば、先行適用地域の上海でも、免税措置は実施されていない。一方、ゼロ税率(輸出還付)は開始された。
また、非居住者に対してフィーを払う場合の源泉徴収の増値税は、営業税と徴税体系が変わるので、若干、ややこしい状況になっている。
というのが原稿の内容。

まるで韓国に来た様な

夜8時まで懸命に仕事をしたら、急ぎのものは、何とかさばき終えた。
取りあえず、焼肉でも食べて、ささやかにお祝いしようと思い立つ。
どこに行こうか迷ったが、名都城の後ろに、こじんまりした韓国料理店が軒を連ねる細道が有ったのを思い出す。
何時か行ってみたいと思い続けて1年。
今日がその機会だと決断する。
店がたくさんあり、どこにしようか迷うが、屋外の席が有る(透明のビニールシートで風避けがしてある)店に入る事に。
焼肉は炭焼き。
マッコリがを金だらいの様な器で飲むのが嬉しい。

店内は完全に韓国モードで、ハングルが飛び交っている。
韓国人でないのは僕程度ではないか。
ただ、店員さんは中国語が分かるので問題ない。
後ろで、会社帰りと思しき韓国人の一団(20人程度)が、食事をしている。
韓国系企業が、残業終えて食事に来たという感じ。
夜9時過ぎの開始なので勤勉だ。
そして元気だ。
老若男女入り乱れているが、大学の体育会の様な酒の飲み方だ。熱い。
飲み方の良し悪しはさておいて、20~30年前の日本人の様な酒の飲み方で、韓国の元気さを垣間見る思いがする。
日本であんな酒の飲み方をしたら、周りが引いてしまいそうだが、僕の大学時代、新入社員時代はそうだったかも、と思い出して、懐かしい気分になる。

焼肉で頼んだのは、牛タンとカルビ。
牛タンは厚め。
僕は薄い牛タンがが好きだが、結構おいしい。

おそらく食べきれないだろうと思いながらも、部隊チゲを食べたいという欲求に勝てず、「大きい?残したらごめんなさい」と店員さんに最初に断って(謝って)注文。
なかなかおいしく、三分の二は食べた。
出てきた即席麺が、辛ラーメンでなく、歯触りいまいちだったのが残念。
例えて言えば、香港の火鍋屋で即席麺を頼んだら、出前一丁ではなかったようながっかり感だ。

ただ、全般的においしかったし、値段も全部で275元だ。
中国で、韓国にトリップしたようなひと時。
なかなか面白かったので、また来よう。

人間性を喪失しそうな忙しさだったが

ここ数日、ともかく忙しい。
人間性を喪失するくらいの忙しさであったが、昨日、みずほ総研セミナー(12月11日)のレジュメを書上げ、やっと一息つけそうな感じ。
書上げたら、合計100ページ。
6万字の分量だ。
これは過去の最高記録(因みに、8万字あれば、薄めの本になる分量)。
これから、作図をする必要があるのだが、これは、杉山君がやってくれるので安心だ。

今日中に、恵州講演会(12月7日)のレジュメを作り、急ぎの質問にお答えすれば、人間らしい生活に戻れる。
ともあれ、かなり精神的な余裕が出てきた。
明日は香港移動なので、どこかのバーで一杯飲もうか。

因みに、日本でも、上海でも、行き交う人が妙に親切だ。
よれよれの顔をしているので、優しくしてくれるのであろうか・・・

あまり内容のない更新になってしまったけれど、取りあえず現状報告。

上海到着・ビジネス動向

無事上海到着。
出発前に、成田空港で雪が降りだし、若干出発が遅れたが、まあ問題なし。
日本滞在中は、東横線で2回連続、僕の乗った電車が若干遅れた(後続車の窓ガラス破損、踏切の安全点検)。
一本見送った電車は定刻出発なので、見送った事で若干のダイヤ混乱に巻き込まれた訳であるが、こんな感じで、細かい運が悪い時は、ここ一番の(大事な)運気が充実している時。
良い傾向だ。

成田エクスプレス内、空港のラウンジ内、機内で、みずほ総研のレジュメ作成に没頭したので、7割方完成した。
機内放送で、エクスペンダブルズ2があったので、見たくて仕方がなかったが、仕事優先で、泣く泣く見送る。
レジュメは100ページ以上になってしまうので、レジュメというより本だ。
辞書代わりに使える様に、1問1答にコンパクトにまとめ、ビジネスパターンごとの課税、外貨管理、通関のポイントを、すぐに理解できる様に説明。会社設立・組織再編・撤退手続等は、参考資料として位置付け、分りにくい部分のみを、当日補足する形にしようと思う。先日、レジュメで紹介した構成とは若干変わるので、完成したら、最終版(講演内容)をブログにアップしようと思う。
ともあれ、特に、財経担当者に喜んでもらえるような説明になると思う。

上海に到着すると、NNAの連載原稿を書く。
直接投資(資本金の払い込み、換金、対外融資、臨時口座等)の規制緩和に関する、「直接投資に係る外貨管理政策のさらなる改善及び調整に関する通知(匯発[2012]59号)」を解説しようと思ったが、これは、現段階では、どの程度の規制緩和になるか、という点にいくつかの疑問がある。
外貨管理局や銀行に確認する点を纏める必要があるので、今回は見送り。
役務増値税の一般納税義務者に付いて解説する。
役務増値税の一般納税人資格取得基準は、フィー総額が500万元であり、物品売買の場合(製造業50万元・その他80万元の売上高)と比べて、何故、そんなに高いのか?
役務増値税の一般納税義務者は、小規模納税義務者より得なのか?
という点を解説した。

ともあれ、匯発[2012]59号は、次の講演会の内容にもかかわってくるので、今日レジュメをかき上げたら、取り急ぎ、状況確認(何が、どの程度規制緩和されるのか)をしなければならない。

2012年のクライマックスだ

今回の日本出張は無事終了。
本日成田から上海へ。
明日の飛行機だとてっきり思い込んでいたが、マイレージで購入した関係で、明日の便が取れず、今日の便を取った事を直前で思い出しあわてる。が、取りあえず問題なし。
月曜は上海で終日面談。
火曜は香港に移動。
水曜日は香港で業務をこなした後、夜広州に移動。
木曜日はJETRO広州の個別相談会を行った上で、夜香港に移動。
金曜日は深圳経由恵州に移動して、恵州日本人会主催講演会。
土曜日に香港に戻り、日曜日は再度日本。
次月曜は、終日新聞社の取材と面談。
次火曜日はみずほ総研主催の7時間講演会。
次水曜日は香港移動。
という感じで、慌ただしいスケジュールをこなせば、やっと一息つける。
これから10日間が、今年のクライマックスだ。
このスケジュールをこなしながら、レジュメ作りや執筆をこなしていかなければいけないのが辛いが、おかげで夜は飲みに行かないので、節約できる。
何事も考えようだ。

かき揚げ丼は程よい大きさ

因みに、現在、成田エクスプレスでみずほ総研主催講演会のレジュメ執筆。
もう一息。
ただ、駅で買った弁当類も楽しむ。
亡中閑有りだ。
小さいかき揚丼。

ライスコロッケの中はパエリア

そして、ヒラメのコロッケと、ライスコロッケ。
ライスコロッケの中はパエリアだ。
たいそう凝っている。
やはり日本は良い(美味しい)。
メンタルが前向きになってきた。