暑い日は鍋が美味しい

アイヌランドで夕食を食べた。
衡山路の家の近所(歩いて数十mの距離)なので、大変便利な店である。
ここは前にも書いたが、香港で10年来の付き合いがある宇津木という割烹料理店の関係店だ。
その店(宇津木)から馴染みの香港人の板前さんが板長として派遣されているので(気心がしれているので)、わがまま(?)がきいてよい。

この店は、名前の通り、海鮮比率が大変高い店(メニューのかなりの割合が海鮮)であるが、頼めば、色々とメニューにない品を作ってくれる。
前回鳥鍋を作ってもらったら、これが大変美味しかったので、今回もこれを注文。

暑い夏に、冷房の効いた店で鍋を食べると言うのはなかなか贅沢。
最近、ちゃんこ鍋の本を読んだからか、また、鍋熱に取り付かれているようだ。



因みに、昼は楽屋。
昨日(土用丑の日)うなぎを食べそこねた!と思い当たったので、歩いてうな福まで行こうかと考えた。
ただ、外に出てみると、あまりの暑さに辟易して、あと数十m歩くのを断念。
途中にある楽屋に落ち着く。

楽屋は昼食によく行く場所であるが、この店で僕は、よほどのチャーハン好きと思われているようだ(チャーシュー麺定食の付け合わせを、おにぎりからチャーハンに代えてくれと、過去に2回お願いしたのが原因)。
マネージャーの方がいると、(チャーハンが来た!というのりで)なにを食べても必ずチャーハンをサービスしてくれたり、自動的におにぎりをチャーハンに代えてくれたりする。
食べ終わったときにマネージャーの方が来ると、「店のものがチャーハンを出さずに申し訳ありませんでした。今から半チャーハンサービスします」とか言われたりする。
確かに、チャーハンは好きだが、さすがにそこまで好きではない。

とは言え、好意が大変ありがたく身にしみるのであるが、ダイエット中はちょっとカロリーオーバーかな、と思い、2週間ほど行っていなかった。
今回は、マネージャーの方がいなかったので、きつねうどん(おにぎり1個付き)に卵を落としてもらって食べる事にする。
しょうがが良い感じで効いていてまずまず。

B級グルメの思い出

「上海の空港を使うときは、だいたいシャロンでカレーかうどんを食べる」という話を、先日出張者にしたら、彼は早速、帰国時に天麩羅うどんを食べたようだ。
結果、「あそこの天麩羅うどんは、まったくもってお勧めできないですね」というコメントがきたので、「普通のレストランと思って食べてはいけません。高速道路インターの立ち食い蕎麦屋だと思って食べればありがたみを感じます」と返信しておいた。

やはり、あそこは、「中国の空港で日本風のうどんやカレーライスが食べられる」というのでありがたみを感じる店である。
1990年、まだ上海市内に日本料理屋が少なかった頃、シャロンは既に虹橋空港に有ったので、帰国時にあの提灯(手打ち風うどんという赤い提灯)を見ると、思わず天麩羅うどんを食べてしまったものである。
その頃のありがたみが、意識下に刷り込まれているのであろう。

シャロン、東海道線大船駅の立ち食いそばと鯵の押し寿司弁当(これは、浪人時代の刷り込み)、サッポロ一番味噌ラーメン(小学校の頃自分で作って食べていた)、崎陽軒のシューマイ弁当(高校時代帰宅前に買って家で食べた)、日清焼きそば等、B級グルメ的な好みが僕は意外と多い。

B級グルメは、意外に懐かしい思い出に結びついているものだ。

人間負けたら負けだ!意地を張ろう

当面書くべき原稿は、昨日、全部書いたので、今日はジムに行ったらのんびり休む事にする。
最近、恒常的に、体にうっすらとした筋肉痛が残っているので、なにやら大学時代(合気道をやっていた時代)を思い出す。
勿論、合気道をやっていたときは、恒常的に関節をひねられたり、投げられたりしていたので、いつも体が半端でなく痛かったのであるが。

いつもの様に、8Km走ってウェイトをやったあと、家に帰ってベッドに寝転がりながら先週の事を考えた。
先週は、久々にコンシェルジュ・グループの大西社長と短い会話を交わしたものの、ここ数年来一番疲れているように眼に映った。
大西さんと出会ったのは5年半前の事。
コンシェルジュも、大連・北京版に続いて香港を出したばかりで、上海、日本には未進出。
僕は、最初の本を出して数ヶ月の事で、まだ、コンサルティング業務の事業化ができるかどうかもわからなかった頃だ。


あの時の夢は、僕は、「自分の業務知識・経験の向上と、コンサルタントとしての、自分の知名度の確立」。その為に、自分が自由に行動できる基盤が欲しかったし、その為に、コンサルティングを事業化する必要があった。
大西さんは、あの頃から事業の拡大を目指していたのでは。

まだまだ、お互い30代で、自分がどこまで出来るかわからなかったあの時であるが、それから5年半が経過して、二人は随分目標に近づいて来ている感じがする。

ただ、目標に近づけば。そして、あの時そうなりたかった自分に近づけば近づくほど、辛くなってくるのは何故だろう。

勿論、これは、誰でも同じ事だろう。
社内で出世を目指している人が、課長になったり部長になったりしてみると、上下の軋轢やノルマに苦しむのと同じはずだから。

人間、夢を見るのも、夢を実現するのも楽じゃない!
そんな気持はしたものの、「人間負けたら負け!(「究極超人あ~る」に出てくる言葉)」。
一番理想的な自分の姿を掴み取るまで、意地を張ってでもがんばろう。
そんな事を考えて、大西さんにも応援E-mailを打っておいた。
自分に対する激励の意味も込めて。

体を鍛えなおしてる効果

最近、1ヶ月ほど良く運動をしているので、メンタルの状況は徐々によくなっている気がする。
一応、ここ数日は、久しぶりに夜電気を消して眠れるようになった。
変な夢は延々と見るのであるが。

まあ、健全な精神は健全な肉体に、ってやつだろう。
やりだすと、何事も徹底的にやらないときがすまない性格なので、ちょっとやり過ぎかも、という気がしないでも無いが、体は大丈夫なようだ。
暫くは、この調子で体を鍛えていこう。

とは言え、今日はさすがに疲れが残っているので、NNAの原稿3回分と、中国ビジネス解説の原稿を1本書いて、あとはのんびり寝ていた。
明日また走ろう。


11日ぶりの香港だ

久しぶりの香港だ。
11日ぶり。
移動が多く、精神面が疲れているのか、先日(月曜日)は日本のホテルで、現実と区別が付かない悪夢に明け方までうなされていた。
自分が寝ている事が認識できていない状況で、浅い眠りに落ちており、ホテルの部屋に閉じ込められたり、電話が切れたり、携帯電話も使えなくなったりと、次々と悪い事が起きて、その度に、起きて部屋をうろついていた。
やっと、夢を見ていると気づいたのは明け方の事だったので、朝起きた時に大変疲れたものであった。
この夢(部屋に閉じ込められる夢)を見るときは、かなり疲れがたまっている時なので、のんびり休まねば。

因みに、今日は、朝8時に会社に行って、片付け事をしてから空港に移動。
空港でいつものようにシャロンでビーフカレーを食べる。

香港到着は午後2時。
久々に香港のオフィスで仕事をして、夜は、今日から開始のキックボクシングのプライベートレッスンを1時間受ける。
まあ、香港滞在日数が少ないので、月に3回程度しか出来ないであろうが。
今日は、慣れないキック(大学時代に空手をちょっとかじっただけ)は少し。
慣れてる筈のパンチを主体にやったのであるが、20分のミット打ちで、腕がパンパンになって音を上げそうになる。
思えば、ミット打ちなんて10年以上やってないから当たり前か・・・

そんな感じで運動して、会社に戻って仕事して帰宅。
なれない動きで筋肉が重かったけど、一応、最近精神が安定してきたのか酒抜きでもよく眠れた。

加工貿易制限分類拡大の補足・修正

7月24日のブログで書いた加工貿易制限分類拡大のポイントであるが、解釈の補足・修正をする必要がある事に気が付いた。

ポイントは、第5条に、「公告公布日(2007年7月23日)時点で貿易権を取得していない東部地域の企業に対しては、制限分類に関する加工貿易申請を受理しない」と規定されている点である。
この公告に際しての、記者発表(商務部産業司)では、以下の発言が行なわれている。
① 東部地域の既存企業は、制限分類の加工貿易業務を継続できる。但し、保証金管理の対象になる。

② 東部地域で、公告公布後に貿易権を取得した新設企業は、制限分類加工貿易業務には従事できない(非制限分類加工貿易業務のみ従事可能)。

③ 東部地域で過去に加工貿易に従事した経験がある貿易権を持たない企業(貿易会社経由で加工貿易を行なっていた企業で、来料加工工場が主要な対象となろう)は、公告公布後3ヶ月以内に商務主管部門に貿易権の取得申請を行い、一定期間内に貿易権を取得すれば、今後も制限分類の加工貿易業務に従事できる。

④ 輸出加工区、保税区等の税関監督区域の新設企業は、この制限を受けない。


と言う事は、

1.東部地域にこれから会社を設立する場合は、制限分類の加工貿易はできなくなる。
東部地域の保税区・輸出加工区に会社を設立するか(キャパが少ない)、中西部に会社を作るしか選択肢がなくなってしまう。
⇒ 保税区・輸出加工区のキャパが既に不足しているので、新規案件は用地選定(進出地の決定)に苦慮しそう。

2.珠江デルタの来料加工工場は、3ヶ月以内に貿易権の取得申請をしなくてはいけない。
そうしないと、制限分類の来料加工ができなくなる。
⇒ 珠江デルタ式来料加工は、三来一補形式の特殊な登記を行なっているのが通常。
  この形式で、貿易権が取得できるのであろうか。
  できないとすると、制限分類の場合は、来料加工の継続ができなくなるのであろうか。

という問題が生じる事になる。

最初に公告を読んだときは、何の気なしに読んでしまったが、よく考えればこれはかなり重要な内容で、広東省を中心に、かなり混乱が生じる事が予想される。

上記の解釈・対応を、早速行なわなくてはならない。

悪女がたくみに場の話題を持っていく

悪女企画の会食が行われた。
というか、行われる筈であったが、開催までに大幅に人員が入れ替わり、結局、参加者5人がほぼ初対面というメンバーになった。
その内、3人が偶然、上海エクスプローラーでブログをやっている。
ここのブログもそこそこ普及してきたものだ。

ほぼ全員面識がないので、それはそれでバランスの取れた良い雰囲気。
ただ、ここでもやはり、「水野さん。短くても良いので毎日グログを書いて下さい。朝開けて何も更新されてないとがっかりします」と言われる。
やはり、最近のまとめ更新の評判が悪い。
ちゃんと更新せねば。

因みに、参加頂いた方のブログは、kazuさん
浦東の実業家さん

一番遅れて悪女登場。
彼女を知らない2名の方が、「どなたですか?」というので、「悪女です」と答えたら、「そうですよね。入ってきた瞬間から、この人が悪女じゃないかと思ったんですよ」、とか、「雰囲気で分かりました」というリアクションが返ってくる。
ここまでキャラが立っていると、それはそれですがすがしいものである。

彼女も、いつもの様に、過去の悪話を始めている。
上海に訪ねてきた彼氏(中国語不可)を街中に置き去りにして、困っている姿を遠くから20分間観察していた話、etc.
ついでに、焼酎をどえらく濃く作って、人を酔い潰そうとして見抜かれたりとかしている(人を酔い潰すのが趣味らしい)。

その内、彼女が場の雰囲気を持って行き、参加者も過去の悪話を始めだす。
例えば、歌舞伎町のぼったくりバーで勘定で揉め、出てきたスキンヘッドの用心棒二人を殴り倒した事がありますとか。
⇒ 一緒にいた先輩が一人でやったと発言していたが、額面通りに受け取ってよいかどうか、要注意だ。

そんな感じで盛り上がっていると、コンシェルジュの大西社長を含め3人が飛び入り参加。
更に盛り上がっていたが、店が閉店となったのでお開き。

完全に夏バテ

上海は暑い。
何でこんなに暑いんだ・・・

さすがに夏バテ。
ショック療法だと思って、昼に5Km走ったら、頭がくらくらしてしまう。
明日は走るのやめよう。

出張者もバテ気味で、会食は1次会のみで終了。
因みに、1次会は福ちゃんで焼き鳥。
出張者は、「このガード下の雰囲気が良い!」と言って大喜びであった。

加工貿易制限分類の拡大のポイント

成田から上海に移動。
朝9時半に成田についたら、11時20分発のJAL便がDelayで、13時50分の出発に変更になったと知らされる。
今回の出張は、日本行きがキャンセル。上海戻りがDelayと両方トラブルに。
とは言え、成田でゆっくりと時間が有ったので、フジサンケイビジネスアイの原稿を3回分書き上げる事ができたので、まあ、結果オーライか。

上海に到着したら、亀一から、かねてより予兆があった、加工貿易制限分類の拡大に付いての発表があったと連絡が入る。
この内容は、以下の通り。


今回発表されたのは、「商務部・税関総署公告[2007]第44号」で、以下の内容となっている(施行は2007年8月23日)。
●制限分類を取り扱う加工貿易企業は、企業ランク(A、B、C類)に応じて、保証金を納める必要がある。
具体的には、A・B類企業の場合は保証金額の50%、C類企業は保税輸入原材料に関する関税・輸入増値税額の全額を納付する。
A・B類企業の保証金額に付いては、輸入関税・増値税の金額を基礎とするものの、輸入制限分類・輸出制限分類の違いによって、計算の調整が行われる。
●保証金は、保税品の輸入段階で納付し、製品輸出・核銷手続終了後に、預金金利を乗せて返却される。
●東部地域の制限分類加工貿易企業の場合は、上記の通り、A・B・Cに拘らず、保証金の積み立てが要求されるが、中西部にある場合は、A・B類企業の場合は空転(台帳管理のみで保証金の積み立てを要求されない形式)、C類企業は実転(保証金の積み立てを要求される形式)となり、A・B類企業の場合は保証金の積み立てが免除される。


では、この公告によって、なにが変わるかと言う点であるが、それには、先ず、現在の加工貿易企業の分類を理解する必要がある。

加工貿易企業は、その規模、パフォーマンス(違反暦の有無等)によって、A・B・C・Dの4分類に分けられる。
とは言っても、D類企業は加工貿易が禁止されるので、加工貿易を行っている企業の分類は、A・B・Cの3分類という事になる。
ただ、A類は優良な大規模企業。C類は軽微な違法暦がある企業という、特殊な位置付けなので、大部分の加工貿易企業はB類という事になる。
昨年に読んだ統計では、(うろ覚えではあるが)加工貿易企業全体の8割程度がB類だったような記憶がある。

現時点では、加工貿易を行う場合、
● A類企業は保証金の積み立て不要
● C類企業は保証金の積み立て必要
● B類企業の場合は、原則保証金積み立て不要ながら、特定製品を扱う場合は輸入関税・増値税の50%に相当する保証金の積み立てが必要
という事になっているが、B類企業が保証金を要求される「特定の製品」に相当するのが、「制限分類製品」という事になっている。

以上を整理すると、今回の公告による重要な変化は、「従来は保証金の積み立てが不要であった、A類企業の場合でも、制限分類製品を扱う場合は、輸入関税・増値税金額の50%に相当する保証金を払う必要が生じる」というもの。
更に、公告と同時に、新制限分類表が発表されているが、従来の394品目から2,247品目に大幅に拡大されており(1,853品目の増加)、保証金の積み立てを要求される加工貿易企業の数が、格段に増加する事になる。


これと同時に、以前より大まかな方針が打ち出されていた事であるが、中西部で制限分類品目の加工貿易を行う企業の場合は、A・B分類であれば保証金を納付しなくても良い事が規定されている。
つまり、制限分類加工貿易企業の内陸シフト促進の姿勢が明確に打ち出されているのがポイント。
とは言え、この制度変更によって、中西部に移転するメリットがでるのは、制限分類を扱うA・B類企業のみ。
更に、その影響も、保証金の積み立てに関する資金負担(保証金には預金金利が付くので、資金に関する調達金利と預金金利の差が影響)と言うわけで、この公告だけで、インフラ整備が遅れ、輸送コストの増加・リードタイムの延長が想定される、中西部への移転が進むかどうかは、僕としては疑問。
勿論、場所を選べばメリットは出てくるのかもしれないが・・・
因みに、東部地域とは、北京市・天津市・上海市、遼寧省、河北省、山東省、江蘇省、浙江省、福建省、広東省を指しており、中西部とは、それ以外の地域を指している。
また、保税区・輸出加工区は、保証金制度の対象外(制限分類企業でも保証金積み立て不要)というコメントが、商務部より出ている。

2時間並んで買ったドーナッツをいただく

午前中は赤坂で仕事をして、それから日中投資促進機構さんと赤坂飯店で昼食。
赤坂飯店の坦々麺は、日本に帰国すると必ず食べるものである。
これは美味しい。

昼食時に、「水野さんのブログは最近纏め書きですね」と言われる。
先週も、上海エクスプローラーの大薗社長から、「オンタイムに更新しないとヒット数落ちますよ」とイジワルを言われたばかりであるが、皆ないう事同じだな~と考える。

昼食後、同機構の方より、「水野さんに食べていただくために、午前中有給休暇を取って、2時間並んで話題のドーナッツを買ってきました!」といわれ、ドーナツを頂く。
これだけ手間のかかった贈り物を頂くと、さすがに印象に残る。
山本様。
有難うございました。関係者一同でありがたく頂きました。


日本のしゃぶしゃぶ屋さんはさすがに上品

夜は銀座でしゃぶしゃぶ。
さすがに胃が疲れてきたので、こんな感じのあっさりしたものがありがたい。