横浜みなとみらいに事務所開設(仮)決定

16日は、朝10時半に、横浜みなとみらいに亀一と集合。
来年4月を目途に開設予定の、Mizuno Consultancy Holdingsの日本駐在員事務所の物件と入居条件を再確認にいったもの。
条件が折り合い、入居の具体的なお願いをする。
とは言え、候補物件(複数ある)が現在の空き待ちなので、具体的な開設時期は断定できないが、2011年4月以降可能な限り早く、日本事務所を開設予定。
初代所長は亀一に任せる予定。
という訳で、亀一は来春よりの横浜常駐(仮)決定である。

日本進出もかなり具体的になってきた。
場所は、大観覧車の隣。
3年後(2014年)には、横浜ランドマークに移転すべく、日本での活動を開始する。
海風が吹いて大変寒い日であったが、初みなとみらいの亀一は、たいそうこの場所が気に入ったようで、今から勤務を楽しみにしているようだ。

横浜での面談(入居条件の確認と物件が空き次第の入居のお願い)が終わったのは11時15分。
本当は、中華街に移動したかったのであるが、次の打合せ(芝公園で13時)まで、時間がないので、それは叶わず。
ワールドポーター内の、ファーストフード飲茶で、激辛坦々麺と点心を食べて移動。
セルフサービスの店なので、味は期待していなかったが、坦々麺の味は悪くはなかった。
亀一は、「水野さんを待っている間に、マクドナルドを食べたので、お腹一杯です」と言って苦しそうにしている。
どうも、ここ数日で、この会話を何度もしているな気がする。
学習して欲しいものである。

今日(16日)は、休園日で大観覧車は止まっていた(時間があっても乗る時間は無かったが)。
大観覧車の脇を通りながら、これに乗って目標を誓った2008年9月(起業早々の時)を思い出し、「目標達成(=成功)までの道のりはまだまだ遠いが、感触はつかめたぞ!」と、改めて気合を入れ直す。

来料加工廠のコンプライアンス

久々のビジネスネタを。

広東省は、2012年末までに、省内の来料加工廠を法人転換する事を目指している(粤府[2008]69号)。
実際に、どこまで徹底されるかは、現時点では推測する余地もないが、何故、来料加工廠形態を無くしたいかと言えば、コンプライアンス面であろう。

珠江デルタの来料加工廠は、殆どの場合、適切な納税・会計記帳が行われていない、従業員の一部が正規に登録されていない、工業用地転換されていない土地が使用されている等の問題点を抱える。
つまり、大部分の来料加工廠にコンプライアンス上の問題がある訳だ。
ただ、これは、企業が自発的に行ったというよりも、地方政府が書いたシナリオの上で行動したら、そんな状況になっていたという事で、企業の問題というよりも、地域全体としての問題となっている。
来料加工廠の形態転換上の問題点として、「歴史的な遺物」という言葉で表現されている問題は、この様な不適切なオペレーションの総称である。

これを、「問題を抱えたオペレーションは即刻やめるべし。それで運営できないなら工場を閉鎖すべし!」と言って終わりでは、評論家の仕事になってしまう。


当事者としては、現状を踏まえた上で、如何にオペレーションを適切化していくか、というシナリオを書かなくてはいけない訳であるが、歴史的な遺物を、なるべく必然性・全体性を持った形で解決していきたいというのが、来料加工廠法人転換の動きであろう。
法人転換すれば、雇用、会計記帳、税務申告等を、ガラス張りにせざるを得なくなる。
コンプライアンス上の問題は、閉鎖する来料加工廠と共に葬ろう(その形で解決しよう)という事であり、これは、地方政府の過去の間違いを解消する動きでもある訳だ。
現存する来料加工廠の中には、独資転換すれば、採算が苦しくなるという悩みを抱えているところもある。
この採算の悪化が、来料と進料の税コストの差、等であればよいのであるが、不適切なオペレーションができなくなるので採算が悪化する(立ち行かなくなる)という事であれば、その理由で独資化を思いとどまっても、今後、種々の規制が実施され、却って苦しい状況に追い込まれる事もあるだろう。
つまり、過去を解消するという、地方政府の意思に逆らっている事になるからで、報復措置が有るかもしれないからである。

勿論、予測は極めて難しく、そのまま、来料加工廠が継続できてしまう可能性も無い訳ではないが、いま行われている独資転換はな、この様などろどろとした問題を抱えての動きなので、その対応は、慎重に行うべきであろう。
その意味では、2012年末という、広東省の打ちだした転換達成目標は、意識して動かざるを得ないのである。


富士山を見ながら相談会

新幹線新富士駅の駅

14日は17時半に新富士駅到着。
タクシーで富士駅の近くのビジネスホテルに。
昨日のマリオットホテルの4分の一程度の価格だが、古いホテルで、そこそこ広さがあるので圧迫感が無くて助かる。

もつ鍋2人前

昨日の日本酒で胃がもたれたのと、半日思い出旅行の結果、E-mail整理ができていないので、ホテルの2階の食堂で、簡単に食事。
もつ鍋が一人前600円(亀一と二人で1,200円)。
これでたくさん野菜が取れて、お腹が膨れてしまったので、早々に食事終了。
安く済んだ。
亀一は、感動するほど美味しいもつ鍋だ!と絶賛。
僕は、白みそ仕立てがあっさりしすぎといまいちの評価。
味の好みはいろいろだ。

その後、19時半から0時近くまで仕事をする。

富士市の商工会ビルから見える富士山

翌朝起床すると、近くのミスタードーナッツに行き食事を取ろうとするが、8時開店という事でまだ営業開始していない。
モスバーガーも同様8時開始だ。

どこも食事をする場所があいていないので、1時間半ほど仕事をして出直し。
コーヒーとソーセージパイ1個食べて、富士市の商工会に。
静岡県国際経済振興会(SIBA)さん主催の中国ビジネス相談会を開催。
SIBAさんとは、2004年に浜松で講演会をやった時からお付き合いを頂いており、相談会は今年2度目。
東京だけでなく、大阪、名古屋、静岡、横浜などでこの様な相談会をさせて頂いているが、地域によって、産業の特性が異なるので面白い。

富士市は名前の通り、街のどこからでも富士山が見える。
商工会のビルからも富士山がはっきりと見える。
何となく、すがすがしい気分になりながらの相談会であった。

駆け足思い出旅行は3時間半

柏森駅の改札口と家の前にあった酒屋

引き続き、数日遅れての更新です。

半日時間を作り、幼稚園~小学校2年生まで育った愛知県江南市に。
既に、うっすらとした記憶しかないが、家の前は桑畑、近所の駅は無人駅という場所が、どんなふうに変わっているのか、興味津々である。

まずは、名古屋駅のラーメン屋で、名古屋名物台湾ラーメンを食べる。
この台湾ラーメンと言うのは、名古屋にしかない(台湾にはない)辛味ラーメン。
天津に天津飯がなく、福建に福建チャーハンが無いのと同じ、外国で付けられてしまった名称だ。
とは言え美味しい。
ピーナッツペーストが入っていない坦々麺と言う感じ?

名古屋駅から急行電車に乗って、20数分で柏森到着。
何の事ない通勤圏だ。
子供の頃は、父親が運転する車に乗せられ、小一時間かけて名古屋と行き来していた印象が強いだけに、あまりの近さに拍子抜け。
おまけに、駅も随分きれいになっている。

新しく買ったSmart PhoneのGPS機能を頼りに、昔住んでいた家まで行こうとしたが、どうも携帯電話に付いているGPSは、現在位置が数百メートル狂う。
徒歩で行くにあたって、この数百メートルの誤差は致命的で、さっぱり道が分からない。
致し方ないので駅前でタクシーに乗って、昔の家⇒小学校⇒柏森の駅というルートで回る事にする。
家の前の酒屋はまだ残っていた。
ただ、周りの住居は全て立て替えられていて、全然昔の面影はない。


昔通った小学校とモンキーパークのさる

次に小学校に。
子供の足で、20~30分歩いた記憶があるのだが、タクシーで行っても結構遠い。
随分、早足な子供たちだったのか?

三階建ての校舎は、恐らく、僕が小学校1年の時に新しくできたもの。
1年生の時まで使っていた木造校舎はいまはない。
鉄棒は同じ位置にあるかどうか何とも分からないが、授業の間の5分(10分?)の休み時間に、毎回校庭に一人で飛び出して、黙々と逆上がりの練習をしていた事を思い出す。

そしてまた柏森の駅に。
タクシー代金2000円。
時間にして20分程度の短い旅だ。
ただ、変わりすぎて感慨がわかないなあ・・・

柏森に着いたら今度は犬山に。
モンキーパークに行かねばならん。
バスは一時間に2本。
バス停の案内を見ると、12月はやたらと休みが多い。
前日、前々日(12日、13日)は休みだ!
1日ずれていたら空いていないところだった。
思わず胸をなでおろす。
おまけに、16時半閉館。
早い。

ただ、たくさんの種類のサルがいてなごむ。
ピグミーマーモセットにも会えて満足だった。
因みに、ピグミーマーモセットは撮影禁止だったので、対応に向かって胸を開くサルを撮影。

でら珈琲は美味しかった

犬山駅の構内で、「でら珈琲」というご当地コーヒーを飲む。
100mlで8Kcal
軽い甘さで大変おいしい。

名古屋駅到着は15時半。
約3時間半の思い出旅行であった。
さて、明日の中国ビジネス相談会の会場である静岡県富士市に。

名古屋の立ち飲み店

移動続きで更新が遅れております・・・
13日(月)の夜の事。親戚2名+亀一と会食。

最初は、普通の日本料理屋で、日本酒(〆針鶴、八海山)を一升ほど飲む。
やはり日本で飲む日本酒は安くて美味しい。
海外で飲むと、正規ルートで入っていても、「うっ」とくる味の場合があるが、あれは防腐剤のなせる業であろうか!?

二次会は立ち飲みの店。
従姉妹の行きつけの店とのことだが、中々いい雰囲気だ。
飲み物をハイボールに切り替える。

亀一は、ハイボールを始めて飲んだようで、「こりゃあ美味しい。もうビールは要らないですね」とご満悦である。

一次会で結構食べたのだけど、串揚げソーセージが昔懐かしくていい感じなので、ついついつまんでしまう。
さて、明日(14日)は半日休みを取って、思い出の旅だ。

名古屋城ではち丸に会う

はち丸としゃちほこ

13日に名古屋到着。
前日の夜9時に関西空港到着。
そして、朝10時から大阪で2件面談した上で名古屋移動という駆け足。
4時間睡眠で、前夜・今朝は、ずっとE-mail整理をしていたので、眠くてしんどい状況だ。

名古屋に着くと、面談2件。
名古屋市役所(名古屋城の隣)との面談の前に1時間空いたので、「名古屋城がみたい」という亀一の希望を聞いて、名古屋城参観に行く。
入口を入ると、名古屋開府400年記念マスコットの「はち丸」がいたので写真を撮る。

また、シャチホコの大きさに感心する。

名古屋城は、過去にも来た事があるが、改めてみると大きい。
歴史を感じる建造物だ。
どの城でも同じであるが、石垣の組み方等、あの時代によく積み上げたものだと感心。

マリオットの部屋とマジックアート

今回の宿泊はマリオットホテル。
前にも書いたが、2年前に、3000~4000円のホテルから始めたので、このクラスのホテルにまた泊まれる様になったのは嬉しい限りだ。
とは言え、一休ドットコムの安いパッケージなので、18時以前はチェックインできず、面談終了後、ちょっと時間をつぶさざるを得なくなった。
いまのところ、ここら辺が限界だ。
早く、普通のパッケージで泊まれる様になりたいものだ。
とは言え、過ごしやすくて良いホテル。
このホテルを舞台にした、石田衣良の「1ポンドの悲しみ」を思い出す。

フロントのところには、ファインダーから見ると、雪だるまが浮き上がって見えるマジックアートが書いてあり、皆が写真を撮っている。
面白いので、亀一を立たせて撮ってみる。
「こんなの全然面白くないじゃないですか」と亀一は不満げで、ぶつくさ言っていたが、ともあれこんな感じに写るので楽しい。


日本出張前の軽いネタ

日本に無事到着し、大阪⇒名古屋⇒江南⇒静岡(富士市)に到着したところ。
亀一と一緒に、空き時間を利用して、名古屋城を見たりし、写真を撮ったので、後日アップする予定。

明日は、静岡県企業の方と終日懇談会を予定しており、その準備で時間がないので、すぐ書ける内容のみアップさせて頂きます・・・

先日、チェイス(国税査察官)を見た。
僕が20代の頃から担当していた国際税務をテーマにしたもので、随分楽しみだったのだが、僕個人としてはおもしろくなかった。
天才的な租税回避スキームとして語られているのが、「これが?」と思うものだったり、現実味が無かったり。
そんな感じで見ていると、北京語と広東語がごっちゃになっている等の不自然さ(ディーテールのこだわりの無さ)が気になったりなど。
香港という(ビジネス実態があり、日本との租税条約も合意されているが)一種の軽課税国に住む人間からしてみると、軽課税国を絡ませれば、魔術の様な世界が描ける、という扱い方は、ちょっと賛同しかねるものであった。

まあ、ここらは見る人のバックボーンや興味で大きく変わると思うので、あくまで、僕個人の捉え方だと思うのだけれど。

話変わって、
以前、ホンハム駅前のコンビニで、HK$ 120でリラックマ人形を売っていたので、ついつい買ってしまったという記事を書いた。
強面kazuさんからは、「大の大人がリラックマ人形等を買ったとかいうと、気味悪がられるからやめなさい」と言われたが、まあ、買ったものは窓際に置いたままにしている。
ただ、週2回のベッドメイキングの際に、リラックマの位置が、いろいろと変わっている。

こんな何時で、4種類のおき方が日によってされていた。
なんとなく、掃除のおばさんが遊んでいる様な気がする。


今年もあと20日

週末から日本出張だ。
長い移動になるし、面談も良い勢いで入っている。
ただ、半日の空き時間は確保したので、思い出めぐりが楽しみだ。

因みに、前回の日本出張で、レトルト食品を買い込んで、「1ヶ月はもつな」と思っていたが、結果としてそれほど食べなかったので、まだ沢山余っている。
まず最初に食べようと思っていた、ラー油ぶっかけカレーも、日本を離れると急速に興味が失せ、まだ食べていない。

今回は買い出しは不要であろう。

今年もあと3週間。
12~27日が日本(大阪、名古屋、静岡、東京)。
28日が香港。
29日~31日が上海。

移動続きで1年も終わりそうだ。

健康診断の結果

先日の健康診断の結果が出た。
過去、10数年間で一番結果が良い。

起業半年経過した頃(2009年早々)、つまり精神的にも体力的にも一番きつかった時に、日本出張し、急に心臓が苦しくなった事がある。
その時、たまたま実家に泊まっていたので、両親に強制的に近所のクリニックに連れて行かれたが、γGTPが240だったり(一気に前年の倍になった)、その他の数値もひどかった。
さすがにへこんで、その後半年は、酒を控えていた。

ただ、この一年間は、節制らしい節制はしておらず、ただ、家で食事をする回数が増え(冷凍食品主流だが)、一週間に4~5回ジムで走り(7Km/日)、という程度の変化だった。
それでも、殆どの数値が、まあ正常で、肝機能も改善し、あと2Kg絞ったら問題無し、という診断であった。

これはストレスの問題であろう。
忙しいのは確かであるが、いまの生活にストレスはない。
好きな事を一生懸命やっている、という感じだからだ。
ストレスは万病のもと、というのが良く分かった。


愛知県江南市と犬山モンキーセンター

12月は、大阪→名古屋→静岡→東京という感じで出張をする事になった。
スケジュールの都合上、名古屋で半日くらい時間が空きそうである。
最初は、スケジュールを詰めようかどうしようか考えたのだが、こんな感じで、毎回スケジュールが超過密になってしまうので、開き直って、昔住んだ場所でも見てこようかと考えた。

僕は名古屋で生まれ、幼稚園~小学校2年生までの5年間は江南市という、岐阜との県境で育った。それからずっと横浜・東京暮らしである。
そんな訳で、愛知県には既に友人もいないし、土地勘もないが、幼い時に住んだ江南市というのは、うっすらとではあるが、思い出の中に残っている。

江南市には、関東に越してから一回行ったのだが、既に、30数年は行っていない。
ちょっと、気になって、グーグルのストリートビュー等で調べてみたのだが、家の付近にあった郡上屋という酒屋がそのままの雰囲気で残っているし、2年間通った古知野北小学校というのもまだ健在なようだ。

僕が住んでいた頃、家の前は桑畑。近くの駅は無人駅。
という状況であったが、ストリートビューで眺めてみると、それほどではないが、かなり時間が止まった様な、おっとりとした風情がある。
名古屋駅から40分くらいで行ける訳だから、時間が空いたのを機会に、小学校とか、前に住んでいた家の付近とか行ってみるのもいいかもしれない。

あと、犬山モンキーパークだ。
検索してみると、ここしばらく、見たくて仕方がなくて、已む無く、You Tubeで我慢しているピグミーマーモセットがいるようだ。
いまから楽しみになってきた。

因みに、江南市というのは、中国では大きな川を「江」というのに因んで、木曽川の南側だからつけられた名前と書いてある。
それは知らなかった。
ともあれ、家に居ながらにして、ここまでの状況を把握できる、インターネットの発達はすごい。
すごい世の中になったもんだと改めて感心。