オフィスコーヒー

当社で契約したのは小型の方

オフィスコーヒーのダイオーズの香港現地法人ができ、丸紅香港時代の元上司が、初代社長となった。
僕も、1日2~3杯はコーヒーを飲むので、先月、さっそく契約した。
元上司自ら機器を据付に来てくれたので、少々恐縮だ。

機器のレンタル料(コーヒー豆込み)は、大型機器ならHK$ 1,000/月(コーヒー豆200杯分付)、小型機器なら HK$ 800/月(コーヒー豆150杯分付)という事で、これだと、HK$5/杯という価格。
更に、コーヒー豆の追加はHK$ 2/杯で、上記基本料金に含まれるコーヒー豆も、カップや砂糖が不要であれば、増量してもらえる様だ。

毎回、1杯分の豆を挽くのでなかなか本格的だし、カプチーノも飲める。
スターバックスと同レベルの味を謳っているようだが、ミネラルウォーターを使ったりすると、確実に、こちらの方が美味しくなるであろう。
起業早々スターバックスが飲めなかった、という思い出話をすると、「これなら飲めただろう」と切り返されそうだ。

という事で、60才を過ぎて、自ら地下鉄に乗って機器を据付に来てくれた元上司に敬意を表して、ブログで紹介する事にした。
ただ、安くておいしいので、これは本当にお勧めです。
是非!

水野の紹介(ブログで見た)と言っても、安くはならないと思いますが、ちょっと融通はきかせてくれるかもしれません(愛想がよくなる程度だったらごめんなさい)。
連絡先は、以下の通りです。

福光博一 (Fukumitsu Hirokazu)
ダイオーズ香港(Daiohs Hong Kong Limited)
電話: 2877-7229 ファックス: 2877-7230
E-mail fukumitsu.hk@daiohs.com


東莞市来料独資転換説明(その3)

来料独資転換の東莞市と日系企業定期交流会(第7回)の内容解説その3(最後)。
来料加工の今後に付いて。

東莞市政府の回答は、僕がかねてから発言しているのと同じ内容で、「来料加工の制限はないが、加工廠は制限する」というものだ。
ただ、加工廠の制限に付いては、深圳市の対応とは違い、「2012年までしかダメと言う事はない(今後も継続は認める)。ただ、加工廠に対する優遇は無くなっていくので、却って不利になるから勧めない」というものだ。
実際に、ここ数カ月で来料加工廠が新規認可された実例が幾つかあるようで、経営期限もかなり先まで発給されている模様。
この段階で、来料加工廠を作る企業も凄いが・・・

尚、連絡会では、「独資転換後も来料加工は可能」と言う発言を、何度もしていた。
転換企業数社に実例を聞くと、確かに、来料でもいいとは言われた様だ。
ただ、進料の方が良いからやめておけ、と必ず言われるので、結局、進料に落ち着いている模様。
これを振り切って、来料を選択したら、どの様な事が起こるかに付いては、今一つ実例少なく、判断ができない。


魚八水産の焼きラーメン

刺身盛りとサザエの壺焼き

香港では、最近、徐々に九龍側の人間になってきており、香港島で食事をする頻度が減ってきた。
とは言え、13年行き慣れた銅鑼湾も懐かしいので、ふらりと会食に足を延ばす。
最近できた魚八水産(海鮮居酒屋)に初めて行く。
何やら見知った顔も、客・店員共に結構ある。
注目の店だからか?単に香港に長いからか?

ともあれ、海鮮居酒屋なので、刺身を食べようと、刺身盛り、サザエ壺焼き、生ガキなどを食べる。
しかし、最近つくづく思うのは、好みがどんどん淡白なものになっていくという事だ。
20代の頃は大トロ、30代の頃は中トロ。
今は中トロでも脂っぽくてあまり食べたくない。赤身が一番いい。
望むらくは、中トロに近い赤身だが。

烏賊、タコが好きなのは昔通り。
ハマチ等の脂っぽい白身は食べたくない。
ホタテの刺身は触感があまり好きでない。
サザエ、アワビは生でも焼いても好き。

なんでも食べられると言いながら、言い出すと意外に細かい。

生ガキ

生ガキ盛り合わせ(フランス、アメリカ産等4カ国のもの)は小さかったが、大きな生ガキは好きではないので、まあいいかという感じ。
本当は、この倍くらいが好ましい。
個人的には、牛タンの串焼きが一番美味しかった。

焼きラーメン

最後に食べたのは焼きラーメン。
昨年早々、亀一と福岡に行った時、焼きラーメンに付いて研究した事があるが(単にインターネットで検索しただけだが)、結局、食べなかった。
1年経って、香港で初めての焼きラーメン。
福岡の仇を香港で、という感じ。

美味しかったが、いまだに焼きラーメンと焼きそばの区別がよく付かない。
写真を見て分からなかったが、食べてみてなおさら謎が深まった?

ともあれ、メニューの種類も多いし、比較的値段設定が安いので、日本の居酒屋に行く感覚で利用するには良い店だ。
あと、出羽桜純米吟醸をはじめとして、日本酒の種類が結構あるのが、僕としては嬉しい。

東莞市来料独資転換説明(その2)

1月7日に開催された、東莞市政府と日系企業の来料加工独資転換定期交流会から、来料加工廠の残余金の対外送金に付いて。

来料加工廠は、香港の加工委託企業と資本関係がないので、残余金があっても清算配当ができない。
この改善を希望する声が日系企業より聞かれていたが、これに関する手続が、東莞市の作成した、来料独資転換Q&Aに2個書かれている。
ただ、この二つのQ&Aが、一見、自己矛盾を起こしている感じがする。
それは、
1.来料加工廠の人民元口座残高を送金する場合は、国家外貨管理局の許可。
2.来料加工廠の口座の残高送金に付いては、
① 加工賃は送金の必要がない(要するに、送金できないという事)
② 無償提供設備代金の送金は、東莞市外貨管理局経常項目決済科の許可。
③ 清算に伴う資金は、東莞市外貨管理局資本項目決済科の許可。
と書いている点だ。

つまり、国家認可(1)か、市の認可(2)かという点。
また、2の中でも、清算残余金(③)とは言っても、来料加工廠の収入は、原則、加工賃しかないのだから、これが送金できない(①)と言う事は、清算配当事態ができない事を意味するのではないかという事だ。

ただ、色々な実例(外貨管理局に確認した実績)を踏まえると、この読み取り方は、以下が正しい気がする。
1.口座の残高が特定できない場合は、国家外貨管理局の許可が必要。
ただ、これは、まず許可取得は不可能に近かろう。

2.に付いては、②は無償提供設備の国内販売、③に付いては、特定設備の販売と言う感じで、具体的に区分して送金許可を取得する手続であろう。
つまり、設備・資産の販売代金を、そのまま口座内にプールしておき、それを外貨管理局の許可を取得して送金する手続だ。

ただ、2-②・③に付いても、現時点では、送金実例をほとんど聞かない。
これが送金できる様になるかどうかは、今後の実務を見ていくしかないが、本当にできるかどうかについては、ちょっと疑問視せざるを得ない、というのが僕の感想。

酒は楽しく飲もうじゃないか

先週の移動中に文章を書きためてあったので、珍しく矢継ぎ早の更新ですが・・・

新入社員で配属されたのは(たまたまであるが)、酒の席で、上司が部下に絡みがちな部であった。
チーム長が一番上の場合は、チーム長が部下に説教し、部の飲み会の時は、部長が課長、チーム長を叱責するという状況なので、部の飲み会に参加を希望する若手社員は当然いない。
残業にかこつけて逃げようとすると、一次会を終えたチーム長がオフィスに戻り、ブースに腰掛け、1人1人呼んで自分の前に座らせる。
会社のロッカーに保存してある一升瓶を取りだして、湯呑茶碗で飲みながら、延々と説教を繰り返す。
残業で残っている若手社員は、見て見ぬふりをして仕事を続け、自分の名前が呼ばれないよう念じ続ける。という異様な状況が日常茶飯事であった。

また、今でも覚えているのが部の宴会の二次会。
部長がチーム長に絡んでいたら、数時間後にチーム長が切れかかり、手を振ったらお銚子が倒れて部長のズボンにかかる。
それを、更に部長が攻め立てると、いきなりチーム長が机の上の醤油やら酒やら、料理の残り汁やらを自分にかけて、土下座した。
ひどい飲み会もあったものだ。
このチーム長自身も、酒癖が悪いが、酔っても上下関係は忘れない様だ。
その本能が残ってるなら、自分が上の時も気を使えばいいのにと思ったりした。

「酒を飲む度にこんな思いをするなんて、社会に出るってのは厳しいもんだなあ」と思ったが、その後配属された部署ではそういう事はなかった。
最悪の部に、いきなり配属された訳だ。
ただ、最初にそんなところを経験すると、その後の部署は、全部天国の様な感じがするので、何が幸いになるかわからない。
中国研修から帰って配属された国際経理課も、経理部の中では、「たいへんな課に配属されたねえ」とよく言われたが、僕の感覚では、至極リーゾナブルな課で、「新入社員時代に比べれば、天国天国」と思っていた。

ともあれ話はそれたが、酒を飲むなら夢を語ろうじゃないか。
若しくは、単に、楽しい話題に徹しようじゃないか。
酒に酔った時に、不愉快な話をすると、相乗効果で気分が悪くなる訳だし。
そして、自分が上司の立場になったら、若手時代の気持を思い出そう。
最近、久々に飲み会で散々な目にあったので、改めてそんな事を考えた。

まあ、海外でそんな日本人の姿を見せるのは、恥の輸出の様なものだ。
やめよう!


運なんてものは

以前のブログに、「たとえ運命なんてものがあるとしても、力でねじ伏せればいいんだと分かった」という事を書いた事がある。
改めて見直すと、如何にも負けん気が強い僕らしい言葉だ。
あと、数日前に、僕はここ一番の運がすごく良いと書いたが、これも、自分で思いこんでいる部分もあるかもしれない。

人間、生きていればよい事もあるし悪い事もある。
その中で、悪い出来事にだけ意識がいけば、自分は運が悪いと思いこむ様になる。
なら、良い面だけ見て、「運が良い」と信じ込めばよい。
10年間、「自分は運が良い」と思い続ければ、心からそう信じ込む様になるものだ。
そして、そう信じる事が、運命を変える力になる。

たとえ悪い事が有ったとしても、その後、もっとよい出来事があれば、悪い事は、大きな幸運の予兆となる。

目に見えないものを気に病むのはばかげている。
なら、自分で運を変えてしまえばいいだけだと思う。

東莞市来料独資転換説明(その1)

1月7日に開かれた、来料加工廠の独資転換に関する東莞市と日系企業の定期交流会第7回の内容から、まずは、発票が提示できない国内購入品の譲渡に付いて。

来料加工廠の独資転換時の資産移管に関しては、無償提供設備に関しては、随分扱いが明確になってきたけれど、実務上、大きな問題になるのは、国内で購入した資産はどう移管すればよいのかという点だ。
東莞市の通知(東莞市の来料加工企業の操業を止めない三資企業転換に関する作業の補足通知:東外経貿[2009]108号)では、この様な資産は、受入れの現法側で、
固定資産|資本準備金

という仕訳を入れる事で処理をする事が規定されている。
会計処理はそれでよいのだが、問題になるのは、来料加工廠が国内資産を購入した場合、香港で決済が完了しており、増値税が納税されていないケースがほとんどという点だ。
つまり、購入時の増値税発票がなく、加工廠側の帳簿にも計上されていない。
この状況で、新設法人に移管した場合、簿価0の資産が突然有償譲渡される形になるので、譲渡額全体に対して企業所得税課税がされないかというのがポイントとなる。
これに対して質問し、「全額に課税する様な事はない」という回答があり、且つ、実例を聞いてもその通りの様だが、実際の課税額は、所管の税務局判断と言う事で、ケースバイケースの様だ。
元々、企業が適正な課税をしていない状況が前提となっているので、これはやむを得ない感があるが。

海外に出る日本人の若者

「水野さんと会いたい(飲みたい)という人がいますが、若くてまだ決定権もないので、商売には繋がらないと思うのでご紹介してよいものかどうか・・・」と言われる事がままあるが、僕自身は、若い人と話すのが好きだ。
前向きに夢を語る若者と飲むのは楽しいし、こちらも元気がもらえる。
やはり、夢を持っている事。
夢に向かって進んでいく意思がある事は、すごく大切だと思う。
それがある人間は、年齢に拘らず力に溢れている。

僕もまだ夢の途中。
成功と自分で思えるにはまだまだ時間がかかると思うのだが、何年かけても、自分が思い描く姿になりたいものだと思う。
夢を持つ人と、お互いの目標を語り合うのは重要な機会だ。
それによって、自分の意思(夢に向かって進もうという意思)が再確認できるのだから。

この10日間くらいで、中国で頑張る日本人の若者数人と話をした。
新聞には、日本人の若者が海外に出たがらなくなったと書かれているが、まだまだたくましく生きている若者はいる。
僕は、20代の頃から中国に赴任する機会をもらったが、そんな組織に守られた形ではなく、自分自身で海外に飛び出していく人達は、もっとたくましい。
海外に出るだけが重要とは思わないが、若いうちに海外で、そこの国の人たちと競い合うのは、重要な経験になると思う。
僕自身、20代の頃に、同世代の中国人と競い合ってきた。
福州赴任後半年間商売がとれなかった僕をしり目に、3才年下の中国人女性が、契約を立て続けに決めていて、情けない思いをした事もあった。
その時は、悔しさで、必死に仕事をしたものだ。
そんな感じで、がむしゃらに競い合う気持ちが、信頼や友情に変わる。

若くて地位がない頃だから、違う国の若者と同じ目線で競い合う事ができる。
そんな経験ができたのは、今の僕の財産になっている。
そして、同じ境遇にある若者に、声援を送りたいと思う。


東莞市と日系企業の定期交流会

1月7日に、来料加工廠の独資転換に関する東莞市と日系企業の第7回定期交流会が開かれたので参加した。
引続いてジェトロ主催の講演会を引き受けたので、その前の、状況把握のための参加である。

場所は松山湖のグランドハイアット。
最初に松山湖に行ったのは2002年の事で、その時は、建設が開始されたハイテク団地のプレゼン資料を見て、「何か、現実と違いすぎて夢物語のような計画図だな」と思った記憶が強いが、あれよあれよという内に、イメージ図通りの街づくりができてしまい、素晴らしいホテルも完成してしまった。
改めて感心。
定期交流会の内容は、なかなか興味深く、会員企業様向けに内容を整理しようと思うのであるが、その内、幾つかの内容は、ブログでも書いてみようかと思う。

定期交流会では、大きく分けて、
① 資産の移管(無償提供設備、国内購入設備、内装、不動産)
② 残余金の送金
③ 来料加工の今後
④ 税関(保税品の移管等)
⑤ 税務(初年度における移転価格同期資料の作成義務)
という内容に分けて、33個の質問に対する回答があった。

若干、本当かな?という内容もあったが、独資転換の手続が、随分明確になってきたのは確かなようだ。

兄弟船のラーメンと3軒のはしご

兄弟船の塩ラーメン

1月7日(金)の朝9時から東莞の定期交流会(来料独資転換)に参加する必要があったので、前夜広州に到着。
思えば、広州は、日帰りが多かったので、宿泊するのは久しぶりだ。

寒いので、出るのが面倒だなあと思い、15分程どこで夕食を食べるか(ホテル内で食べるか)悩んだが、意を決して兄弟船に行く。

兄弟船では、タコぶつ・キムチチャーシューを食べ、評判のラーメンを食べる。

その後、挨拶がてらゆるりに(2F⇒1F)。
その後、はなだんごに(1F⇒2Fの裏)。

久々なので、一夜で同じ建物内で3軒回ってしまった。
串カツを始めたというので、ウィンナーと半熟卵を頼む。
これはなかなか良い試みだ。

そんなこんなで食べていたら、近所の猫が来たので可愛がる。

早寝の筈が、かなりの夜更かしになってしまった。