大阪の人のマナーのよさに驚く

昨日は夜遅くに酒を飲んだ(寿司屋に行った)ので、朝眠かったが、今日中に仕上げなくてはいけないオピニオンが有ったので、早朝起きて黙々と仕上げる。
正午前に仕上げると、午後一で日経新聞社を訪問し講演。
日本経済研究センターの依頼。

厳しさを増す中国ビジネス環境という事で、最近のビジネス面でのコストアップ要因(工業用地譲渡最低価格設定、土地使用税、人件費、企業所得税改定等等)を解説。
同時に、加工貿易制度の今後の展望を解説した。


ホテルに戻ると午後5時。
E-mailチェックを1時間ほどすると、フィットネスルームに。
昨日の夜の日本酒のせいか、朝、身体がむくんで見えたので、悔しくて90分間走る(12Km)。
朝食抜き、昼はおぼろうどんだけだったので、さすがに頭が白くなった。

フィットネスを出ると8時半。
遅めの会食アポがあるので、地下鉄で移動。
TVや本では、大阪人はせっかちで信号が待てないとかよくネタになっているが、電車を待っている人は、降りる人が全員降りてから乗り始めるのに気がついた。
マナーいいじゃないか!

香港では、電車のドアが開くと、人が降り始める前に、どっと乗車を始めるし、上海でも同様だ。
そんな習慣に10年間慣れてしまっていたので、全員の降車を待ってから乗り始めるというのが信じられない気がしてくる。

「せめて半分降りたら乗ってもいいじゃないか。電車が出ちゃうよ-!おっとりしすぎてるよみんな!!」と叫びだしたくなることしきり。
お腹がすいて、気が急いているのもあるのだろうが、自分の感性が日本標準と随分離れてきているのを実感したひと時であった。

中国語って、日本でかなり市民権を得てるんだ

大阪で講演会があるので、上海から大阪に移動。
乗るはずの便は、18時発。
ところが、浦東空港到着してみると、機体故障で飛ばない。
明日9時半の発に変更という東方航空(JAL共同運航便)。
こまった!
明日は大阪で講演会だ!!
大変あせって、若干早い発の名古屋便に乗せろと交渉。
交渉実ってOKは出るものの、変更はJALカウンターに行ってくれと言われる。
遠いし、間に合わないよ~と地団太を踏んで、「なら、新しいチケット買う!」と啖呵を切るが、東方航空のチケット発券所が(こんな状況のため)長蛇の列。
ひぇ~!これは間に合わん!!

いたし方ないので、重い荷物を抱えて、建物の端のJALカウンターまで行ったら、18時20分発のANA便に変更してくれた。
ありがたい!!
東方航空のまずい機内食(ごめんなさい。東方航空。でも、まずいんだ)を食べて移動するはずが、まともな酒と食事で移動して、客もそこそこ少ないのでゆったり大阪に移動できた。
まあ、結果オーライであるが、今度からは、講演会の前は、もう少し余裕を持って移動することにしよう。
今回、ANA便の乗換えが効かなかったら、大変な事になっていた。



大阪に付いて、ホテルにチェックインしたら夜の11時近く。
一人で寿司屋に食べに行く。
大変美味しい店であった。

カウンターの隣に、アフターと思しき店の女性二人と男性が食事をしている。
全員、完全な日本人。
女性が、「それは、完全にモウマンタイ(没問題)ですよ~」とか発言しているので驚く。
いやぁ。広東語って、こんなに日本で市民権得てるんだ!
日本での中国(中国語)の存在感が、確実に増しているのを実感したひと時。


鈴木さん、江口さんと酒を飲む

コンシェルジュで執筆をしている仲間?の鈴木会計士、江口弁護士と会食をした。
お互い顔は良く知っているが、食事をするのは、鈴木さんも江口さんも2回目で、3人そろっての食事は当然初めて。
鈴木さんと江口さんも、「何年振りでしょう」と名刺交換している。
同業者同士の会食というのは、以外に機会がないものだ。
一番年上の鈴木さん(と言っても、僕より8ヶ月上なだけだが)のオフィスに集まり、今後のビジネス展開の打ち合わせをした後で、鉄板焼きを食べ、シャンティで酒。
3人ともペース良く飲むので、鉄板焼き屋では焼酎が1本空き、シャンティでは昨夜入れたボトルが無くなった。
なかなか楽しい酒である。
3人とも性格は違っているが、なかなか気が合う様で、一緒の仕事が楽しめそうだ。


シャンティで飲んでいる時、コンシェルジュの大西社長の話題になり、「ここに呼ぼう!」と盛り上がる。
どこにいるかがつかみ難い大西さんだけに、日本、香港、中国の番号全てに電話を掛けたが繋がらず。結果からすると日本にいたようであるが、後で記録を見てみると、電話をした時間が夜の0時。日本は午前1時。
単なる迷惑電話でした。
大西さん。ごめんなさい。

そんなこんなで盛り上がり、終了したのは0時半。
無邪気に楽しめた1夜であった。

夜の業務打ち合わせが終わると酔いが回った

ここ数週間は、本当によく運動している。
時間が有るときは9Km走って筋トレ。時間が無い時(昼休み)も、5Km走っているので、食事量をそれほど落としていないけど1週間で0.6Kg体重が落ちた。
3ヶ月で6Kg減量が目標なので、ちょうど予定通りだ。
今回は続きそうな気がするので、このままがんばって続けよう。

今日は、香港から上海に移動。
ラッキーな事に、ボーディング時にビジネスクラスにアップグレードになった。
合計200回以上はドラゴンエアに乗ったと思うが、アップグレードは2回目だ。
チェックイン時に分かっていれば、空港で食事を取らなかったところだが、既に食べてしまっていたので機内食は断念。
CAさんが、シャンパンをたくさん飲ませてくれた。
ドラゴンは、比較的放っておかれる(頼まないと、酒は注ぎ足してくれない)のだが、何度もグラスの減り具合を見ては、注いでくれたので珍しかった。
CAの人がベテランで余裕があったのか、「いつもはエコノミーで飲めないでしょから、まあ、たくさん飲んでおきなさい」と思ってくれたのか、さてどっちだろう。


そんなこんなで、そこそこ酒を飲んで上海に到着。
上海エクスプローラーの大薗社長と打ち合わせる予定であったが、大薗さんが宴席の予定あり、夜10時からの打ち合わせという事になった。
シャンティで待ち合わせるが、手持ち無沙汰でウィスキーをがぶ飲みし、酔いに拍車がかかる。
小一時間の業務打ち合わせが終わったら、緊張が解けて酔いが回る。

因みに、大薗さんは、今度僕をテーマにして短編小説を書くといわれていたが、どんな小説になるのだろう。
いつもバーで酔っている役柄だといやだな。

悪女に深夜呼び出されると

昨日の電話の件。
上海大劇院から出ようとすると電話が鳴った。
なんとなく予感があったが、やはり上海悪女である。
虫の知らせというのはあるものだ。

悪:水野さん。シャンティに行くんですが、水野さんのボトル飲ませてください。
水:金払いなさい。
悪:まあ、そう言わずに。皆で水野さんの到着を待ってますから来てください。
水:まだ食事してない。水野のボトル飲んでていいから待ってて。

という感じで、なし崩しで参加が決定。
会社の宴会の2次会との事で、隣で「水野さんに早く来るように言え~」と、いかにも酔った感じの男性が叫んでいる。
「これはかなりきつい状況になったようだぞ。NNA三井さん深夜呼び出し事件の再来か!?」と思ったが、食事したら顔を出す事にして、まずは食事をする。
何分、劇場を出たのが10時。食事開始したのが10時半なので、行動が遅めになる。


シャンティ到着が11時45分。
業務提携先でもない会社の宴会の2次会に出るのは如何なものかという気もするが、まあ、相手は酔っ払ってるようだしどうでもいいかと考える。

店の方から、「お待ちの方々は個室にいます。だいぶ酔ってますから気を付けてください」と、神妙な顔で言われて、中に案内される。
幸いな事に、既に、一団は体力を消耗したようで、中に入った時は、1名(男性)が潰れており、他の女性3名は、まずまず静かに話をしているところであった。

その後、0時半頃、悪女に電話がかかる。
彼女に惹かれる英国人らしい。
「welcome !」と気軽に言って、この時間から彼を呼び寄せる悪女。
なし崩し的に英国人の参加が決定。
彼の到着は0時50分頃。

自分で呼んだ割には、「この人は英語できます」とさっと僕に対応を振る悪女。
「初対面の英国人男性と、この状況で何はなせというんだ!?」と思ったものの、やむを得なく、「香港行ったことある?よく行くの!そう、じゃあ、さぞかしランカイフォンで飲んでるんだろうねぇ」と意味の無い会話をする僕。

意味の無い会話ついでに、「今日は13日の金曜日だねぇ」というと、「いやぁ、今日は○○(悪女の名前)に昼と夜で2回も会えたから、僕にとっては13日の金曜日はラッキーデーさ!」と、遠くを見る目で語る英国人。

いやぁ、悪女もてるね。
日本人にゃあ、こんなセリフは吐けんなぁ。

そんなこんなの会話に疲れ(といっても、10分もたっていないけど)、「まあ、俺が相手する義理はないよなぁ~。疲れたから1杯飲も」と思って2階のカウンターに行く。
一人で焼酎の水割りを飲んでいたら、「何やってるんですか。帰りますよ!」と呼びに来る悪女。

取り合えず、方向が同じ4人でタクシーにのる僕たち。
来て20分で取り残され、きょとんとする英国人を残してタクシー発車。
「悪く思わんでくれ英国人。すっかり酔って眠いのさ」と、取り残される彼の姿に思いをはせる。
帰宅は午前1時半。

ミュージカルの余韻は消えてしまったが、慌しくも楽しい夜はこうして終わったのであった。


ママミアを観て将来を想う

昨日は上海大劇院でミュージカル(ママミア)を観た。
思い起こせば、ミュージカルを見たのは初めてだ。
でも、全曲アバの懐かしい曲で構成されているので、心地よく劇に浸れた。
アバは、確か小学生の頃から高校生の頃まで流行っていたし、僕も良く聞いたものだった。
ダンシング・クイーンが流れてきた時は、さすがに中学時代を思い出してジーンときた。
楽しいミュージカルだった。

見ている間、自分の仕事や今後をずっと考えていた。
最近、ずっと考えている事だけど、改めて「好きな事をやろう」思っていた。
会社の経営に忙殺され、今の出資者との価値観の違いがはっきりし、そんなこんなで、最近の僕は自分を殺しすぎている。

人に価値観押し付けられて、それを黙々とこなすだけなら、今の選択をする必要はなかったわけだから、自分が枯れ果ててしまわないように、もう少し、自由に活動しよう。
資金に頼るわけでなく、自分の知識と経験、自分の信用を頼りに始めたビジネスであった筈。
それが、自分のためにも人(中国ビジネスをする方々)のためにもなるとなると信じていたし、結果もでている筈だから。
それを信じて、自分を殺さず、権威に媚びずにもうひとがんばりしてみよう。
そんな事を感じて劇場を出た。

と、劇場を出る寸前に電話が鳴る。
その後、ミュージカルの余韻に浸るまもなく午前1時過ぎまでの宴会乱入となった訳だけど・・・
僕の上海生活、相変わらず慌しい。


タイ料理を食べてシャンパンを飲んだ

髪を切って染めた。
先日のブログに書いた通り、茶色い髪に飽きてきたので、黒く染めようと考えたもの。
随分黒くなった。
ちょっと、落ち着いた気がする。

髪を切り終わると会食。
タイ料理を食べる。
上海でタイ料理を食べたのはおそらく初めて。
店に入る前に、
トムヤムクンスープは是非飲みたい!
〆は、スープヌードル(あっさり味のやつ)!
と考えた。
真っ先にトムヤムクンスープを注文。
あとは、野菜、肉など数品。
その後、締めくくりに麺を探したら、スープヌードルは、「トムヤムクン・ヌードル」しかない。
同じもの2回飲むのか!?と少々たじろいだが、代替が無いので已む無く注文。
味が同じなので、麺を食べたという実感がまったくわかずに残念であった。

その後は、最近気に入っているシャンパンバーに。
「2ブロックほどなので歩ける」という言葉を信用したら、6ブロックも歩かされる。
おまけに、重いダンボール箱を肩の上に乗せ汗だく。
首がたいそう痛くなる。
まあ、労働(?)の後のシャンパンは美味しかったが・・・



尚、会食の席上で、「水野さんは最近ブログの更新頻度が落ちてますね。あと、まじめなネタばかりでつまらないですよ」と言われる。

「いやぁ、そういう時もあるんですよ。1~2週間したら元に戻りますから」と弁解する。
今は、難しいネタならいくらでも書けそうだけど、軽いネタがあまり書けない状況。
まあ、頻繁に繰り返される波なので、ちょっとしたら戻るであろう。


必死に走ってはいるけれど効果はまだ

失われた筋力を取り戻し、体を引き締めるべく、ジムで必死に走る毎日。
今週は、日曜(9Km)、月曜(9Km)、火(2.5Km)、水(5Km)、木(3.5Km)と毎日走って、ベンチプレスを挙げている。
上海は花園飯店内のジムに入っているので、昼休みの1時間でともあれ走っている。

こんな生活を2週間くらいはしたのだけれど、食事量をまったく落としていないので、まだ、目覚しい効果は見られない。
3ヶ月はかかるかなぁ。

ともあれ、10年前の姿を念頭に置いてがんばろう。


増値税輸出還付を打ち切られた財貨を輸出したら(確認結果)

7月2日のブログ。
増値税の輸出還付が打ち切られた品目を輸出した場合、増値税の扱いはどうなるかという点に付いて、税務局、貿易会社数社にヒアリングを行った。

先ずは、浦東税務局の輸出還付科に問い合わせ。
回答は、「輸出貨物税還付(免除)の若干の問題に関する通知(国税発[2006]102号)」の通り。
つまり、増値税輸出還付が適用されない品目に付いては、輸出に付いても、国内取引と見なして増値税を課税する。一方、仕入控除が適用できる、というもの。
勿論、海外バイヤーに、増値税を直接請求したり、増値税発票を渡したりというのは考えにくいので、原則としては、増値税分を輸出FOB価格に乗せる必要がでてくる。
その上で(17%の税率が適用されるものに付いては)、
販売増値税額=(輸出FOB÷1.17)x17%
という感じで、増値税額を割り出し、一方で、仕入に際して支払った増値税額を控除して差額を納税する事になる。

ただ、貿易会社数社に聞いたら、(少なくともヒアリングした会社は)どこもこの扱いを知らない。よって、販売増値税を計算せず、仕入増値税の還付・控除を放棄しているだけ、という対応をしていた。
それで実務が回っているという事は、規定と運用の差があるという事ではある。
但し、増値税関連規定に基づけば、90日以内に仕入増値税の控除申請をしないと、控除権が喪失してしまうので、上記の処理の違いを、後付で税務局に指摘されると、「販売増値税はとられるわ、仕入控除はできないわ」という、踏んだり蹴ったりという事態に陥る危険性がある。
この点、会社の会計担当者は、所管税務局と処理方法の確認をしっかり行うようにした方がよいであろう。
ころころ変わる増値税規則の落とし穴という感じの規定であった。


谷垣君に親身になってもらうが人物評ももらう

谷垣君香港在籍時代の写真

先週は、本社に帰任した谷垣君と打ち合わせ。
金融機関の方(中国ビジネス関連で協力できそうな方)を紹介してもらう。

香港在籍時は、僕のボトルを飲んだりなど、先輩を先輩とも思わない暴れん坊であったが、今回は大変親身に立ち回ってくれた。
実は、良い奴のようである。

金融機関の方と面談後、谷垣君から送られてきたE-mail。
<引用>
彼のコメントを1つ紹介させて頂きますと「あの人はしゃべったらめっちゃ理知的なんやけど、外見(服装とか髪型)だけ見たら・・・」 。
フォローになっていたか分かりませんが、「中味で勝負!」と答えておきました。
<引用終わり>

う~ん。褒められてるんだか、けなされてるんだか、からかわれてるんだか良く分からないけど、言われている通り(服装の部分)なので反論はできない。
ただ、茶色い髪にはそろそろ飽きてきたので、黒くしようかなと画策中。